【DIE WITH ZERO】節約しながらも心豊かに暮らせるお金の使い方5選

2024/12/28
  • 夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。 もっと見る>>

最近、話題の「DIE WITH ZERO」。皆さんもこの言葉を聞いたことがありますか。これは、アメリカ人の億万長者ビル・パーキンス氏が提唱した「現在持っている資産を使い切り、貯蓄ゼロで死ぬ」という考え方です。

彼は同名の著書で、保証されていない未来のために貯蓄をするのではなく、人生を豊かにしてくれる「経験」にこそお金を使うことを推奨しています。

この記事の筆者である私も、お金の使い所の大切さを実感しているところです。有意義なお金の使い方は世代によっても異なるもの。

そこで今回は、30代子育て真っ最中の筆者が、節約しながらも心豊かに暮らすために意識しているお金の使い方を5つ紹介します。

1.思い出となる「経験」

自身と家族、友人との思い出になることにお金を使っています。

本書で何度も述べられている通り、人生は「思い出作り」です。別に、高額である必要はありません。思い返したときに「あのとき楽しかったね」と笑い合える記憶が一つでも多くあれば、そのたびに大切な人と幸せな時間を過ごすことができます。

筆者は年に一度、親子4世代で旅行へ行っています。高齢の祖母も一緒であるため、行き先は近場ですし、宿泊先もリーズナブルな旅館です。

ただ帰省して家族で集まるのではなく、「みんなで温泉に入る」「みんなで美味しいお料理を食べる」という特別感を加えることで印象に残りやすくなり、「あの年の旅行では○○が楽しかったね」と思い出話に花が咲きます。

「楽しかった経験」は、思い出すだけで幸せな気持ちになれる、最高の資産だと考えます。

2.人生を楽しむための「健康」

「今」を全力で楽しむため、健康にお金を使っています。

どれだけお金があっても、元気でなければ人生は楽しめません。特に筆者は、美味しいものを食べることが大好きです。死ぬまで自分の歯で食事がとれるよう、定期的に歯科でメンテナンスを受けています。

2歳と4歳の子どもたちも、幼い頃から歯の大切さとケアの仕方を学ぶため、3ヶ月に一度、予防歯科に通わせています。子どもの予防歯科の受診料は一回につき一人500円程度なので、とても良い投資だなと感じています。おかげで歯磨きも上手になりました。

また、お金はかけていませんが、日頃からよく歩くようにもしています。

3.自炊に使う「食材」

自炊に使う食材は安さ最優先で選ばないようにしています。

別に高級な食材を買っているわけではありません。毎日食べるものだからこそ、安心と安全にはこだわりたい。そんな思いから、食材の産地や生産方法などを確認するようにしています。

また、自分が納得できる食材を選ぶことが、安心安全をモットーにしている生産者さんを応援することにもつながると考えています。

一方で、食の安全についてはこだわりだしたらキリがないため、予算の範囲内で「いいな」と思える食材を購入しています。

ちょっといい食材を選んでも、自炊を続けられれば、外食に行くほど高くつかないのもポイントです。

4.相手も自分も幸せを感じる「プレゼント」

家族や限られた友人などの大切な人へ、ささやかなプレゼントを贈っています。

「自分にお金を使うよりも、他人に使った方が幸福感が得られる」ことが数々の実験から証明されているのをご存知ですか。

筆者は、誕生日や母の日、父の日以外にも、ちょっとした差し入れやお土産など、相手が喜んでくれそうなものを用意します。

プレゼントを選ぶときって自分まで楽しくなりますよね。これも、別に高価なものでなくていいと考えています。相手の好きなもの、地のもの、季節のものなどで、食品やお花といった消え物を渡すようにしています。

相手が喜んでくれるだけでなく、自分自身も幸せを感じることができますよ。

5.時間のゆとりを生み出してくれる「株」

自分の身代わりとなって働いてくれる「株」を買うことで、時間の余裕を得ています。

筆者は残業の多いフルタイムの仕事を退職し、現在は一日6時間だけ、週に5日働いています。夫も時短勤務にしているため、世帯収入は2人合わせて約300万円減りました。

しかし、自身の身代わりとして働いてくれる株を保有することで、働く時間が減った分の収入を「配当金」や「含み益」という形で補っています。筆者の家庭は、時価総額で約2000万円の株(投資信託と個別株)を保有しており、今後も買い増しする予定です。

株を購入することで、実働時間を減らしても資産が増える仕組みを作ることができました。投資に元本保証はありませんが、リスクの低い銘柄を長期保有して運用することで心のゆとりを保つことができています。

以前は浪費家だった筆者ですが、お金について学んでからは衝動的にモノを買うことがなくなりました。以上のように、お金の使い方の優先順位を見直すことで、節約しながらも心豊かに過ごすことができると考えます。

ついつい「貯蓄しなくては」と考えてしまいますが、富の最大化ではなく「人生の喜び」を最大化できるお金の使い方を、ともに探っていきましょう!

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターおこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産3000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。住まいは2LDKの賃貸アパート。

※投資に元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

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