【マジだった】資産形成と「手放し」が切っても切れない関係である理由5選
サンキュ!STYLEライターの節約×投資主婦おこめです。
皆さんは、「物を手放すとお金が貯まる」といった言葉を聞いたことがありますか。独身時代、足の踏み場もないほどの汚部屋に住んでいた筆者は、当時、この言葉の意味がわかりませんでした。
しかし、産後「こんなに散らかった家じゃ子育てができない!」と、必要に駆られて片っ端から物を手放したら、あら不思議。貯め体質に生まれ変わったのです。
そこで今回は、汚部屋・浪費家を卒業できた筆者が実際に感じた「物を手放すとお金が貯まる」理由を5つ紹介します。
1.手放す際に愕然とするから
一つ目の理由は、家から出るゴミが、もとは「お金」であったことに気づくからです。
筆者は、当時たまたま手に取ったサンキュ!の付録『捨て方辞典』に感化され、物を手放し始めました。明らかなゴミから始まり、ダブっている物、壊れている物、期限切れの物、一年間使わなかった物など、どんどん手放していきました。
中には「痩せたら着ようと思って買ったけど一度も着なかったワンピース」や「みんな持っているから買ってみたけど自分には必要なかった調理グッズ」など、「買ったのに使わなかった物」も多く含まれていました。
そこで気づいたのです。これらは全て「元・お金」だったということを。自分はこれまでどれだけのお金をゴミに替えてきたのだろうと思ったら、愕然としました。
手放す際に大きな痛みを伴ったことで、「次からは絶対にお金を無駄にしたくない」という強い気持ちが生まれました。
2.重複買いが減るから
二つ目の理由は、物が減って管理しやすくなると、重複買いが減るからです。
物が多すぎると、すでに持っているアイテムや在庫を把握しきれません。筆者はこれまで、手持ちのアイテムを把握しないまま新たに服を購入し、よく似た服をダブらせては無駄にしてきました。
ちなみに、これは服以外にも当てはまります。物の量を減らすと管理がしやすくなり、洗剤や常温保存の食品、乾電池などのストックも、必要な物を必要な数だけ買えるようになりました。
3.自然と物欲が減るから
三つ目の理由は、スッキリした家を維持したいとの思いから、物欲が減るからです。
筆者は現在も、物を管理して「収納」することが苦手。収納を工夫せずとも片付いた家を維持するためには、物が少ない状態をキープする必要があります。
どれだけ物を減らしても、衝動買いを続けていれば、あっという間に汚部屋に逆戻りしてしまいます。
「欲しい!」と思った物を買える喜びよりも、片付いた家でストレスフリーに暮らせる心地よさの方が上回るので、自然と物を買わなくなりました。
4.小さな家で事足りるから
四つ目の理由は、所有する物が少ないと、大きな家に住む必要がなくなるからです。
筆者は2LDKの賃貸住宅に暮らしています。家が物で溢れかえっていたときには、「収納場所が足りないから、もっと大きな物件を探さなきゃ!」と、何度も物件情報アプリを開いていました。
しかし、そもそも物が少なければ、大きな家に引っ越す必要はありません。子どもがいても物が少ないため、家賃の安い小さな物件で心地よく暮らせています。
5.自分にとって大切なものが分かるから
五つ目は、手放しを繰り返す中で「自分にとって大切なもの」が分かるからです。
筆者は、4〜5年かけて自身の物を8割くらい手放しました。手放しを通して気づいたことは、「本当に必要なものは、実はとても少ない」ということ。
自分の中の「要・不要」にとことん向き合うことで、価値基準が明確に。手放す際に「どういう心理で買ったのか」「なぜいらなかったのか」を突き詰めて考えたら、次の買い物から同じ失敗をしなくなりました。
はじめは手放しと資産形成に密接な関係があるなんて、話には聞いても、まったく理解できませんでした。しかし、実際に家を片付けるとその意味が痛いほどよくわかりました。
一度始めると、その後の人生がグッとラクになる「手放し」。皆さんもぜひ、手放しのパワーを実感してみませんか。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターおこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。住まいは2LDKの賃貸アパート。