【株価暴落】資産4000万円を築いた投資夫婦が暴落相場の今やること・やらないこと

2025/04/08
  • 夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。 もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターの節約×投資主婦おこめです。

最近の世界的な株価の暴落で、不安を感じている方は多いのではないでしょうか。「長期・積立・分散」の方針で投資を続けて7年目の我が家は、これまで何度か下落相場を経験してきました。

市場が恐怖しているときほど、落ち着いて行動することが重要です。そこで今回は、節約×投資で4000万円の資産を築いた我が家が、株価が大きく動く今やること・やらないことを紹介します。

◆前提

筆者は、S&P500やオルカンなどの「米国株を中心とするインデックスに連動した投資信託」を選んで、長期の積立・分散投資で安定的な運用を目指しています。この記事で紹介する内容は、値動きが複雑な「個別株」の投資戦略には当てはまりませんので、その点はご了承ください。

1.損切りしない

どれだけ評価額が下がっても、損切りはしません。

出典:写真AC

自分の買った株式がどんどん値下がりしていくと不安でたまらなくなり、つい損切りしたくなりますよね。しかし我が家は、どれだけ下がっても慌てて売却しません。なぜなら、売った瞬間に「損」が確定してしまうからです。

下落相場に見舞われても損切りしなくていいのがインデックス投資のいいところ。短期的に見ると株価は大きく変動することもありますが、長期的に見れば右肩上がりの成長を続けています。

含み損は「まぼろし」。下落相場にじっと耐えることで、回復するのを気長に待ちます。株式を売却して市場から退場してしまわないことが、インデックス投資で勝ち続ける唯一無二の方法だと考えています。

2.SNSは見ない

暴落時のSNSには本当に気をつけてください。

出典:写真AC

市場が急落すると、さまざまな意見や憶測が飛び交い、中には閲覧数を稼ぐためにあえて不安をあおる投稿もあふれかえります。7年投資を続けてきて何度か下落相場を経験してきた筆者でさえ、暴落時のSNSには心がぐらつくことがあります。

安定的に富を増やしたいなら、長期的な視点を持ち続けること。SNSで過熱する一時的な情報に踊らされるのではなく、自分の投資戦略を信じることが大切です。

正しい情報を得たいときには、第三者の意見が混じりにくいニュース番組や、新聞などを活用するといいでしょう。「○○さんだけが知っている今後の株価の行方」なんて存在しませんし、明けない夜もありません。

大切な資産と心を守るためにも、あえて「SNSから距離を置く」判断はアリです。

3.積立投資を継続する

どんなに値下がりが続いても、いつもの積立額で淡々と買い続けます。

出典:写真AC

暴落相場に直面して「投資なんてやめてしまいたい!」と思う気持ちもわかりますが、我が家はあえて積み立てを継続します。なぜなら、株価が下がったときにこそ、積立投資の「時間分散」の効果が最大限に発揮されるからです。

暴落後の回復で大きなリターンを得られる可能性も高く、過去のデータからも実証済み。好調な高値のときに買うよりも、一口当たりの評価額が下がっている今が、将来に向けて安く仕込めるチャンスなのです。

その一方で、この機会にガッツリ儲けようと大きな金額の一括購入をすると、投機的なタイミング投資に成り下がってしまう可能性も。相場の上がり下がりは「神のみぞ知る」。底値は誰にもわかりません。

長期的に富を築くためには、どれだけ周囲が慌てていても、「いつもと同じこと」を「いつもと同じように」淡々と行うことが重要だと考えます。

4.名著を読んで握力を高める

出典:写真AC

暴落時には「名著」と呼ばれるマネー本を読んで、ブレずに株を保有し続ける力を鍛えましょう。以下で、市場が恐怖しているときに読みたい筆者のおすすめを3冊紹介します。

・『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』
ニック・マジューリ著

・『敗者のゲーム』
チャールズ・エリス著

・『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』
モーガン・ハウセル著

長期投資家の筆者にとって、どれも自信を持たせてくれる心強い存在。皆さんにもぜひ読んでいただきたいものばかりです。

◆それでも不安に押しつぶされそうなあなたへ

ここまで読んでも「不安で仕方がない!」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、もしかしたらご自身のリスク許容度を超えた投資を行っている可能性があります。

投資はあくまで「余剰資金」で行うもの。目先の数年間で必要になってくるお金は、投資資産ではなく、必要なときにすぐ引き出せる「預金」として確保しておくことが賢明です。

今回の暴落をきっかけに、月々の積立額や現金比率について見直しを行うのはとても意義があるでしょう。

以上、投資歴7年の我が家が暴落時にやること・やらないことを解説しました。一時的な感情で取り乱すことなく、長期的な視点で確実に富を築いていきましょう。

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターおこめ
週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ主婦。マネー系YouTubeを見て投資に開眼。夫婦で協力して節約×投資に励み総資産4000万円を達成。投資歴7年。投資信託や高配当株など再現性の高い投資でお金を殖やした経験を発信。

※投資に元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

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