やっちゃってない?夫婦仲も家計管理もうまくいく家が「やらない習慣」5選

2025/04/30
  • 夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。 もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターの節約×投資主婦おこめです。

結婚6年目にして昨年、総資産4000万円を達成した私たち夫婦。熱すぎず冷たすぎない「ちょうどいい温度感」の関係性を築いてきたことが、資産形成を加速できた大きな理由だと考えます。

そんな私たち夫婦ですが、別に特別なことをしているわけではなく、実は「しないこと」を決めているだけなんです。その習慣こそが家庭とお金の平和を守るカギ。

そこで今回は、夫婦で協力して節約×投資に励む筆者が「やらない習慣」を5つご紹介。皆さんの夫婦での対話を振り返るきっかけになれば幸いです。

1.最後まで相手の話をさえぎらない

相手の話を最後まで聞くことは、立派な愛情表現です。

出典:写真AC

「今日こんなことがあってさ〜」と話し始めた相手の言葉をスマホ片手にスルー…あるいは、相手の話に自分の話したいことを被せてしまったりしていませんか。夫は前者を、筆者は後者をよくやらかしていました。

こんなことを続けていては、お互いの持つ「聞いてほしい」気持ちが消えてしまいますよね。私たち夫婦は、お互いのよくなかったところを反省し、話は最後まで聞くように。

すると会話が弾むようになり、「今日、保育園で長男が◯◯してたよ」「今度の週末には△△に行こうか!」など、情報共有や決め事がスムーズに運ぶようになりました。

普段から何でも話しやすい関係ができていると、お金の話もグンとしやすくなりますよ。まずは「うんうん」と聞くところから、夫婦の信頼貯金をコツコツと。

2.家計管理はどちらか任せにしない

家計簿をお互いに共有することで、協力して節約に取り組めています。

「相手が節約に協力してくれない」という声は、筆者の周りでもよく聞きます。夫婦どちらかだけが家計管理をしていると、この状態に陥ることが多いと考えます。

そこで筆者の家庭では、家計簿アプリや資産管理アプリを導入・共有することで、夫婦それぞれのスマホから収支を確認できるようにしています。アプリだと自動的に記録できるので、家計簿のためだけに時間を割かずに済むのもいいですね。

また、パートナーが節約に協力してくれず悩んでいる場合、「相場を知らない」という可能性も考えられます。そのため筆者は、食品の買い出しは毎回一人で行くのではなく、時に夫と行くように。こうすることで、よく利用する食品や日用品の「相場」を知ってもらうようにしています。

お金が足りなくて困っているときこそ、一人で抱え込まず相手に伝えたり、家計の状況を見える化して共有したりするといいでしょう。

3.自分の「正しさ」を押し付けない

正義の押し付け合いは、不毛な争いになりかねません。

出典:写真AC

私たち夫婦も、これまで「節約の程度」や「投資方針」ですれ違うことがたくさんありました。そんなときに試していることが、「自分の中の正義は本当に正しいのか?」を冷静に考えることです。

また、「自分の正しさを通すこと」と、「お互いが納得できる妥協点を見つけること」のどちらが、長い目で見て建設的か考えることも重要です。生まれ育った環境が違う二人が一緒に暮らしているのだから、ぶつかることはあって当然。

今後も長い時間を共に過ごしていくのだから、価値観を尊重してすり合わせることが重要…だと、書きながら自分に言い聞かせています。

4.相手のお金遣いに口を出しすぎない

お互いに自由を与え合うことで、逆に支出が抑えられています。

自分の買いたいものやお金の使い方に制限をかけられると、余計に「買いたい」気持ちが大きくなりませんか。筆者の家庭では、それぞれの収入に応じた一定額をやりくり用の共通口座に振り込んだ後、残りのお金は「自由に使ってOK」にしています。

欲しいものや行きたい場所がある場合は、事前に「○○買うわ」とか「今度○○行ってくるよ」という報告は必ずしています。

お互いへの信用をもとに自由が保たれているからこそ、大きなむだ遣いはしないし、ストレスなく家計管理が続けられていると考えます。

5.「ありがとう」を惜しまない

お互いの得意なことを生かし、苦手なことを補う。「ありがとう」を積極的に伝え合うことで、「関係よし」が続いています。

自分一人で何もかも抱えてしまうとしんどいもの。筆者の家庭では、「稼ぐ」「殖やす」は夫、「自炊」「節約」は妻と大まかに分担しています。

「ありがとう!」と言ってもらえれば嬉しいですよね。単純な筆者は、「また次もがんばろう!」と思えます。だからこそ、感謝の言葉は自分から積極的に口に出すように。できていないことを責めるのではなく、すでに「やってくれていること」に注目することで、家庭の雰囲気は以前よりほんわかしましたよ。

以上、夫婦仲も家計管理もうまくいくための「やらない習慣」を紹介しました。

偉そうなことを述べましたが、そうは言ってもまだまだ若輩者。小競り合いをする日だってあります。しかし、せっかく一緒に暮らすなら、毎日笑って過ごしたい。

そうお考えの方にとっては、どれも今日から始められるものばかりかと思いますので、暮らしのヒントにしていただければ幸いです。

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターおこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。住まいは2LDKの賃貸アパート。