子育て家庭

4つとも知ってる?【2025年子育て世帯にラッキーなお金の変更点4つ!】

2025/01/06
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いよいよ2025年もスタートしましたね!

「いろんなことに挑戦してみたい!」と、気持ちを新たにしている方もいれば、
「今年は子どものことでいろいろ出費がかさむ年になりそう・・・」と、お金について頭を悩ませている方も多いかと思います。

翌年度の税制の変更点がまとめられた「税制改正大綱」が年末に発表されました。
そちらをもとに、今日は「2025年、子育て世帯にラッキーなお金の変更点4つ」についてお伝えします。

知っておくべき変更① 年収の壁103万円から〇〇にアップ!

働く女性

2025年の税制の変更点のひとつめは「年収の壁」です。

ニュースや新聞で騒がれていたため、気になっていた方も多いのではないでしょうか?

年収の壁、すなわち「所得税がかからない収入の上限」が、今年から103万円から123万円にアップすることが税制大綱に明記されました。

「子どものことでお金がかかる時期だから、働く時間を増やしたい・・・」
「物価高だから、少しでも手取りが増えたら・・・」

そんなふうに思いながらも、「ご主人の扶養内で働きたいから」と、今まで仕事量を抑えていた方は、
この変更を受け、働く時間を増やして手取りアップが期待できます。

でも、知っておかないといけないのは、
そもそも扶養控除には、「税制上の扶養」と「社会保険上の扶養」があるということ。

所得税のかからない収入ラインは123万円にアップしたものの、一定の条件を満たす方が106万円の収入ラインを超えると、
健康保険料や年金保険料を負担する必要が出て、手取り額が減ってしまう可能性があります。

ついつい
今の手取りばかりに目がいきがちではありますが、
社会保険に加入し、自分で保険料を払うようになれば、将来の「厚生年金」が増えるというメリットも出てきます。

自分の場合はどうしたいのか?
先々まで視野を広く、メリット・デメリットを比較する必要がありますね。

知っておくべき変更② 19歳から22歳のお子様がいる家庭は〇〇がアップ!

スーパーで働く若手スタッフ
maroke/gettyimages

変更点のふたつ目は「特定扶養控除アップ」です。

19歳から22歳のお子様を扶養するご家庭は、特定扶養控除が103万円から150万円にアップすることが明記されました。

今までお子様の収入が103万円の上限を超えると所得税がかかっていました。
その上限が150万円にアップしたというもの。

また、150万円を超えた途端に扶養対象外におならないよう、控除額を段階的に減らす仕組みも導入されます。

お子様にバイトの時間を増やしてもらえることで、家計にプラスになることが期待できるかもしれませんよ!

知っておくべき変更③ 22歳以下のお子様を扶養していると〇〇が上乗せ!

貯金箱

変更点の3つ目は、子育て世帯の「一般生命保険料控除が2万円上乗せ」です。


保険をかけていると、年末調整時や確定申告で控除を受けた!という方も多いのではないでしょうか?

現状、一般生命保険料控除の適用限度額は4万円ですが、
22歳以下のお子様を扶養されていれば一般生命保険料控除が2万円上乗せされ、
6万円に引き上げられることが予定されています。

一般生命保険料控除の対象になるのは、死亡などの際に保険金が支払われる内容のもので、
定期保険や収入保障保険、終身保険や養老保険、学資保険など様々な種類の保険が対象です。

いま一度、自分のご家庭で加入されている保険は対象か、確認してみると良いかも!

知っておくべき変更④ 〇〇の子育て世帯優遇が延長!

家に纏わるお金

変更点4つ目は「住宅ローン減税の子育て世帯優遇が延長」!

対象の住宅を購入した場合、年末の住宅ローン残高に応じて所得税や住民税が軽減される「住宅ローン減税」。
別名、住宅ローン控除ともいわれています。

19歳未満のお子様がいる子育て世帯は、この住宅ローン減税を受けられる借入上限額が通常より500万円~1000万円引き上げられています。

この子育て世帯への住宅ローン減税優遇が1年延長されることも明記されました。

人生で1番おおきな買い物だと言われる「お家の購入」。
住宅ローン減税、正しく知って活用してみてください!

知るか知らないかで大きく差が出るのが、お金の知識!

相談風景

毎日の生活も、子育ても、思っている以上にお金がかかる昨今。

だからこそ、お金の制度を知っているか知らないかで大きく差がついてしまいます。

日々、ファイナンシャルプランナーとして様々なご相談を伺う中で一番大切だと感じるのは、
自分の場合は「どんな暮らしをしたい?」を考え、アンテナを張ること。

制度や税金について、難しく感じて苦手意識を持つ方も多いですが、
ぜひ忙しい毎日の中でもアンテナを張ってみてくださいね!

★この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライター しまおか美鈴
毎月赤字の浪費家銀行員→住宅ローン完済を実現!
マネー(お金)とライフ(くらし)のスタイリストとして活動中のファイナンシャルプランナー。
家事に、育児に、仕事に毎日忙しい女性でも取り入れやすい貯蓄や資産運用の仕組みづくり、頑張りすぎない家計管理のコツを発信しています。

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