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【3歳~中学生まで!】子どもが将来お金に悩まないために今からできることって?
昨今、「子どもが将来お金に困らないようにするために」と考えているパパママが増えています。
皆さんのお子様は、もうお金の使い方を知っていますか?
「まだ小さいからお金を持たせるのは早い…」
「お金は大切なものだから、なるべく触らせたくない…」
と、そもそもお金に触れる機会を減らしてしまっているということはないでしょうか?
お金は生きていく上で、必要不可欠なもの。
一生お金と関係ないなんて方はいないかと思います。
お子様が将来お金に悩むことなく、人生を豊かに過ごせるように、
小さいころからお金との付き合い方を教えてあげることが大切です。
12歳と5歳。2人を子育て中であるFPの筆者が、日々子どものために実践していることって?
3歳から中学生まで、子どもが将来お金に悩まないために今からできることについてお伝えします。
3歳~就学前 一緒にお買い物に行こう!
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3歳~就学前。
数字も読めないこの時期は、お子様と一緒にお買い物に行くことがオススメです。
「子供との買い物、時間がかかって嫌だな・・・。」
「お菓子やおもちゃ、余分な買い物が増えてしまって、できれば行きたくない・・・。」
そんな風に感じるママも多いかと思います。
ただ、一緒に買い物に行くだけでも、お子様には刺激がたくさんあります!
そして年齢が上がってきたら、お子様との買い物もぜひマネー教育の場にしてみましょう!
「前は100円だったキャベツ、300円になってるね。
同じ1,000円を持って行っても、同じだけのキャベツは買えないね。」と、
物価が上がるとお金の価値が下がることを話してみましょう。
我が家の5歳の次男ですが、「前よりキャベツ高いね!」と、値段についてよく話をしてきます。
また、パンの材料を見ながら
「外国からの輸入に頼ってるものがほとんどだね。だから、円安になるとものの値段が上がることにつながるよ。」など、円高・円安という為替の仕組みについて話してみるのも面白いかもしれません。
毎日の買い物も、物価や為替など、お金の学びの場にしてみましょう!
小学生低学年~ 少額からお小遣いをスタート!
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小学校低学年になったら、ぜひ「おこづかい制度」を導入してみてください。
「無駄使いされたら困るから…」
おこづかい制度に眉をひそめるお母さんも多いかと思います。
ですが、この「無駄使い」ってとても必要な経験!
次のおこづかいいをもらうまでの間、どう計画的に使っていくかは子ども自身にかかっています。
大人になってからの無駄遣いよりも、子どもの頃に「無駄使いをしたら、お金はなくなってしまう。」ということを知っておく方が傷が浅いかもしれません。
現代はキャッシュレス決済がふえ、
「カードやQRからお金が無限に出てくる」と錯覚してしまうお子様も増えています。
「お金は使ったら、なくなる」
「よく考えて使わないと、本当に使いたい時にお金が使えなくなってしまう」
という感覚を養ってもらう機会にしてみましょう!
小学校高学年~ 財布を3つに色分けすることを教える!
小学校高学年になったら、ぜひお子様に「3つの財布」に分けて管理することを教えてあげましょう!
3つの財布とは…
1つめのお財布:日々使うお金
2つめのお財布:ゲームソフトなど買いたいもののために計画して貯めておくお金
3つのお財布:お年玉の1部など当面使わないお金
特に、3つめのお財布は、当面使わないお金のため
銀行の定期預金の預け方や投資の考え方を教えてあげることも大切です。
もらったおこづかいをゴチャゴチャに置いておくだけではなく、
「色分けして管理していく」方法を伝えてあげましょう!
中学生以上~ 大切なのは「生活力」を身につけること!
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そして中学生以上になったら、どのようなことを子どもに伝えていくと良いでしょうか?
株や投資信託の知識?
政治や経済の話?
もちろんそれも大切ですが、一番大切なのは「生活力」を身につけること!
最近は物価の高騰も激しく、基本的な自炊や家事など「生活力」が身についていないと
外食に頼りすぎてしまったり、支出が増えることが否めません。
また、以前と違って、共働きの夫婦も増えています。
基本的な「生活力」が身についていないと、パートナーに大きな負担がかかってしまうため、
結果的に夫婦の生涯年収は下がってしまう傾向にあると言えるのではないでしょうか?
勉強ばかりで家事や基本的な生活のことが出来ていないようだと、
意外なところで「お金に悩まされる」ことになるのです。
我が家の長男も、受験が無事終わったため、この春からどんどん家事を分担してもらう予定です。
中学生以上のお子様には、どんどんお手伝いや家事の分担をお願いしてみましょう!
子どもが将来お金に悩まないようにするために…
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2022年から、学習指導要領の改訂により、高校でも金融教育がスタート。
私も、ファイナンシャルプランナーとして、PTAなどから「マネー教育」についてのご依頼をいただくことも増えました。
稼ぐ、使う、貯める、借りる、の他、近年は資産運用など「ふやす」ことも加わり、
お金と正しく付き合っていくには、子供の頃から必要な知識や情報をきちんと学ぶことが必要になってきています。
私自身、銀行員として勤めている頃はお金を扱う仕事でありながら、
自分の家計については基本的な貯蓄方法がわからず、使いたい時に使いたいだけ散財していました。
もっと、子どもの頃からしっかりお金の知識を身につけていたら、
もっと今が変わっていたのではないかなぁ…と当時を振り返ることも多いです。
お子様に、将来そんな思いを抱かせることのないように。
今から生活に無理なくお金のことを取り入れる機会を増やし、お子様のマネーリテラシーを高めてあげましょう!
★この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライター しまおか美鈴
毎月赤字の浪費家銀行員→住宅ローン完済を実現!
マネー(お金)とライフ(くらし)のスタイリストとして活動中のファイナンシャルプランナー。
家事に、育児に、仕事に毎日忙しい女性でも取り入れやすい貯蓄や資産運用の仕組みづくり、頑張りすぎない家計管理のコツを発信しています。