【第3回】主婦がコーチングを取材してきました

2022/03/23
  • 子育て・心理分野を得意とするWEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー。ストーリーライター。 もっと見る>>

チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。

主婦の立場から、コーチングのオンライン・セッションを取材してきました。許可を得て、内容をご紹介します。「コーチングってなにをするの?」と気になる方、セッションの様子をぜひご覧ください。

【第1回】~【第4回】の4回に分けてお伝えします。今回は【第3回】です。

前回までのお話

前回までに「物が捨てられない」という漠然とした悩みが、「着ないけど、思い入れのあるコートが手放せない」ことだと具体的に分かりました。

コートを手元に置き続けている理由には、捨てる行為が「購入自体が失敗だったと認める」ことを意味すると思っているのもあるみたい。

そして「物を捨てる・すっきり暮らす」目標のためには、手放しにくいコートではなく、他のものから処分をすることになりました。

物を捨てると空間的ゆとりだけではなく、こころのゆとり・より良い家族関係・自分の価値なども手に入ると、わたしは深いところで感じているとも判明。

また「まだ使える」と思っていたコートを、客観的に「十分に使った」と考えられるようにもなりました。他の誰かに着てもらえる可能性があれば、手放す罪悪感は減るかもしれない……。

しかし!未だコートを処分する決意が固まりません。どうする、わたし⁈

【第1回】【第2回】はここからお読みいただけます。

続きの【第4回】はこちら

着ないコートに第2の人生(?)を歩ませるために、夫に感謝を

筆者 山名美穂(以下:山):コートに関しては購入時一緒に選んでくれた夫に、手放し方を相談してみようかな……。すぐには処分できないかもしれませんが、誰かに着てもらえる可能性がある手放し方がいいです。コートが第2の人生(?)を歩めるように、お金にならなくても、古着屋さんに引き取ってもらう方向で夫と話し合ってみます。

すずまさコーチ(以下:コ):そうですね。もしわたしがご主人の立場だったら、「あのとき、一緒に喜んでくれてありがとう」なんて添えられたら、また次回一緒に買い物をするのが楽しみになりそうです。

山:「ありがとう」!確かに!

「申し訳ない」ばかりで、感謝の気持ちを見失っていたわたし。これは、コーチが異性だから得られた視点かもしれません。

コ:少し、わたしからお話ししてもいいでしょうか。

山:もちろんです。

コ: 物や場所、それと過去の自分の感情って、強く結びつきますよね。

山:わたしは高山病になって辛い思いをした経験から、今でも山が怖いです。場所「山」と、感情「辛い・怖い」が結びついている……。そんな感じでしょうか。

コ:そうです。今回は「コート」というものと、買ったときの「嬉しい」、持っているときの「コートは大切」な気持ちが結ばれている。コートを捨てる・手放すとことは、そのときの山名さんご自身の喜びや大事なものを、否定するような気持になるのかもしれません。

山:夫と一緒に買ったものを捨てるのって、当時の夫の優しさとか、彼との思い出とかも捨ててしまうことと繋がっている感じもします。それが罪悪感の原因なのかな。でもそれは、わたしが勝手に思っていることですよね。夫がどう思うかは、別の話です。

コ:はい。そして物自体はなくなっても、記憶や感情は残ると思いませんか。

山:旅行先で買ったお土産を全部食べきったり紛失したりしても、楽しかった旅の記憶は消えません。

コ:コートを手放しても、買ったときの嬉しかった気持ちや感謝の気持ちや、ご主人と一緒に選んだ喜びの気持ちがなくなるわけではありませんよね。

山:ほーう。

コ:購入後数年は気に入って着ていた。その後、それまでのようには着なくなった。でも、毎年クリーニングに出して保管している……。わたしから見ると、コートは十分に大切にされ「コート人生」を全うしたようにも感じます。

山:確かに、雑に扱ったことはありません。

処分するのがもったいない・後ろめたいという気持ちの奥には、夫の気持ちや一緒に選んだ思い出と感情が関係していたようです。

そして「きちんと使い切れなかった」と思っていましたが、コーチの言う通り「十分大切に扱ってきた」と、今なら思えます。

コ:では、ここまでのことを踏まえて、「はじめの一歩」を決めましょうか。

最初に行う具体的な行動「はじめの一歩」を決める

気持ちの整理がついたところで、目標達成のために最初に何をするか「はじめの一歩」を決めることになりました。

これは「ひとりでも確実にできる」のが大切で、やることは本当に小さくてかまいません。実行して、やり遂げるのが目的です。

みなさんもおうちの片づけの取り掛かりとして、引き出しの中だけ・机の上にあるものだけ・5分だけ片づける、そういったことをしますよね。それに似ています。

今回のわたしは、手に入れたい「すっきりした暮らし」ための最初のアクションを決めます。

山:24時間以内にこの部屋にある、使っていない帽子をひとつ手放します。コートに関しては、夫に当時一緒に喜んでくれたことについてお礼を言います。感謝を伝えたうえで、手放そうかと思っていることを相談します。そこまできると思う。

コ:そうですね。ステキなはじめの一歩だと思います。

山:はじめの一歩は、自分との約束ですものね。守ります。ありがとうございました。

コ:その後どうなったか、ぜひ教えてくださいね。ありがとうございました。

コーチの「その後を教えてくださいね」ということばに、優しく背中を押してもらって、セッション終了です。濃ゆい60分でした!

その後、わたしは宣言通り「はじめの一歩」を達成できたのでしょうか。次回、最終回でお伝えします。

*本記事は取材対象者同意のもと、撮影・掲載しております。

コーチ紹介

すずまさ (鈴木雅之)コーチ
Cheerful_Elephant (チアフル・エレファント)代表

NLPコーチング/カウンセリング/産業カウンセリング

穏やかな雰囲気で、しっかり話を聴いてくれる傾聴に長けたコーチ。カウンセリングからコーチングまで、幅広くサポート。主婦の日々の悩みの相談や、こんな自分になりたい!に優しく伴走してくれます。

所有資格
・全米NLP&コーチング研究所認定NLPプロフェッショナルコーチ
・日本NLP協会認定NLPプロフェッショナルコーチ
・産業カウンセラー   …他

*NLP(神経言語プログラミング)は、「脳と心の取扱説明書」と呼ばれる実践的心理学。セラピー分野から生まれ、カウンセリングやコーチング等でも広く活用されている。

■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー(R)、全米・日本NLP協会NLPプラクティショナー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。ウェブライター、ストーリーライターとしても活動中。サンキュ!STYLEでは、子育てや人間関係を中心に、主婦の身近なトピックを扱って執筆しています。

計算中

関連するキーワード