【第2回】主婦がコーチングを取材してきました

2022/03/22
  • 子育て・心理分野を得意とするWEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー。ストーリーライター。 もっと見る>>

チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。

主婦の立場から、コーチングのオンライン・セッションを取材してきました。許可を得て、内容をご紹介します。「コーチングってなにをするの?」と気になる方、セッションの様子をぜひご覧ください。

【第1回】~【第4回】の4回に分けてお伝えします。今回は【第2回】です。

前回までのお話

前回わたしの「物が捨てられない」悩みは、処分できない2着のコートと、それらに対する思い入れに繋がっているようだと判明しました。

そこそこ高かったし、まだ着られる状態のコート。購入当時の思い出も詰まっていて、大事に思う気持ちは今も強い。

もう着ないと分かっている。でも、手放したくない……。この葛藤から抜け出すべく、すずまさコーチと一緒に前に進みます。

高価で思い入れがあっても、手放せてきたものもある

わたしがコートを手放せない理由に
・まだ使える
・わたしにとっては高かった
・一緒に選んでくれた夫に対しての後ろめたさ
があると分かった前回。

ところで、わたしはこれまで高価で思い入れのあるものを、全く然捨てられなかったのでしょうか。すずまさコーチとお話しする中で、そうではないことが明らかになっていきました。

過去にはコートと同じように思い入れがあっても、手放してきたものがいくつもあるのを思い出しました。ブランド品や夫からもらったバッグなどです。

もちろん、好きなもの・思い出のものを処分するのは忍びないです。でもメンテナンスを繰り返して、最終的に修理不可となれば、「十分に使った」と判断して手放してきました。

そこまで使い倒せれば、コートとサヨナラできるのかもしれません。今はまだ、「ちゃんと使い切れていない」と感じる。使えるものを捨てる罪悪感があります。

「自分で買ったのに、使わないからと手放す」なら、「そもそも買わなきゃよかったじゃん」と思ってしまったりもします。

それって「当時の買い物自体が間違っていた」と、自分を否定することにつながる気が……。

2着も買って喜んでいたわたしはバカだった?え?バカだったの?

すずまさコーチ(以下:コ):購入時はどちらか選びきれずに「2着ともわたしのもの」と思って買ったのですね。

筆者 山名美穂(以下:山)山:はい。本当に嬉しかったし、数年間は毎年きちんと着ていたので、買ったことには後悔はない。ただ、今は着ない。

コ:ひとつ、わたしが感じたことをお伝えしてもいいですか?

山:はい。

すずまさコーチが、自分の考えを言うのはこれが初めて。

コ:今、使っている頻度は低いかもしれないけども、コートたちはきちんと役割を全うしたようにわたしは感じてもいます。どうでしょう。

山:……コートさんが?コートさんはすでに役割を全うしたと⁈

謎の覚醒とコートの擬人化が起きていますが……。先に「こちらの感じたことを伝えていいか?」と確認をされているので、コーチのことばは頭にすっと入ってきます。

コ:はい。買って嬉しくて、数年間はきちんと着て、その後もクリーニングに出して。そして「今は着ないかな……」。持ち主にそう扱われたり、思われてきたりしたコートさんたちの気持ちは、どうでしょうか。

コーチ、コートの擬人化に付き合ってくれてますね(笑)。わたしの下での役割を全うしたと、コートさんたちは思ってくれているのでしょうか。そう考えることもできるかもしれません。

山:また、別の誰かに着てもらえる道があるなら……。手放すことへの罪悪感は減るように思います。

コ:コートさんたちを新しい旅へ。

目標は「すっきり暮らす」。コートから処分しなくてもよくない?

山:あるいは「コートから処分しなくてもよくない?」と思えてきました。罪悪感なく手放せそうなものが、他に……。(部屋を見渡して)ここにあります。使わない帽子が積んでありますね(笑)。

コートにばっかり気を取られて、他の捨てられるものに目が行かなくなっていました。自分の目だけで物事を見ていると、定点観察になってしまう。コーチと話すことで、狭まっていた視野が広がっていきます。

コ:帽子ですね。それらを手放すことで、ネガティブな気持ちも手放せそうですか。

山:はい。「すっきり暮らす」のが目標なら、別のものから捨てていくのもいいはず。

コ:コート以外の、小さくても手放せるものから手放す。そのアクションで「すっきり暮らす」に近づけると感じられるのですね。

山:感じます。コートよりもっと手放しやすいものがたくさんあると思います。それから捨てる、物が減る。そして「すっきり暮らす」理想に近づく。

一旦、物を整理する場所を「クローゼット以外」にすれば、片付け再開のハードルは下がりそう。

手放すことで、得られるもの

コ:少しずつでも、ものを片づけることによって、山名さんはなにを得られますか。

「目標を達成した(今回は、コートを手放した)後に、さらになにを得られるか」を問われます。わたしの答えは、
・好きなものや必要なものに囲まれた生活
・そこで生活する喜び
・収納スペースが空く
・また本当に欲しいものができたときに、入れられやすくなる空間的ゆとり
・こころのゆとり
が手に入る、でした。

コ:空間だけじゃなく、こころのゆとり。それが手に入ると、さらになにを得られますか。

山:わたしのこころが穏やかになると思います(笑)。

コ:こころが穏やかになると、さらに?

山:家族の雰囲気、それから家族関係自体がよりよくなると思います。
(名誉のために言っておきますが、今も悪くないです)

コ:家庭の雰囲気がよくなって、家族関係がよりよくなると、さらに得られるものはありますか。

山:そういう家庭にいる、そしてその場を作っている自分に、価値を感じられるかもしれません。

コ:山名さんの片づけは、自分の価値と繋がっているのかもしれませんね。目標は捨てることではなく、すっきりとした暮らし・自分の価値・より良い家庭、そしてこころの余裕。そういったものを得られると考えると、行動が起こせそうでしょうか。

一寸、考えるわたし。

山:今すぐコートを捨てるお約束はできませんね(笑)。

今はできない・やりたくないと感じることは、そのままコーチに伝えて大丈夫です。

もったいないと手放せないでいるコートも、見方によっては「十分使った」と思える。すっきり暮らしたいなら、コート以外のものから捨てればよい。

そして物が減って家がすっきりすることで、よりよい家族関係が得られる。さらに自分の存在価値も感じられる、だろう。

そう分かったわたしですが、まだコートを手放す決心がつきません。往生際の悪いわたしと2着のコートさんの関係……一体どうなるのでしょうか。

次回【第3回】でお伝えします。

*本記事は取材対象者同意のもと、撮影・掲載しております。

コーチ紹介

すずまさ (鈴木雅之)コーチ
Cheerful_Elephant (チアフル・エレファント)代表

NLPコーチング/NLPカウンセリング/産業カウンセリング

穏やかな雰囲気で、しっかり話を聴いてくれる傾聴に長けたコーチ。カウンセリングからコーチングまで、幅広くサポート。主婦の日々の悩みの相談や、こんな自分になりたい!に優しく伴走してくれます。

所有資格
・全米NLP&コーチング研究所認定NLPプロフェッショナルコーチ
・日本NLP協会認定NLPプロフェッショナルコーチ
・産業カウンセラー   …他

*NLP(神経言語プログラミング)は、「脳と心の取扱説明書」と呼ばれる実践的心理学。セラピー分野から生まれ、カウンセリングやコーチング等でも広く活用されている。

■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー(R)、全米・日本NLP協会NLPプラクティショナー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。ウェブライター、ストーリーライターとしても活動中。サンキュ!STYLEでは、子育てや人間関係を中心に、主婦の身近なトピックを扱って執筆しています。

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