おススメは斜め90度!親子の会話は「座る位置」で変わる
チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
あなたはお子さんと話すとき、「正面」「斜め」「隣り」、どこに座りますか。
話しやすさって、座る位置で変わるんです。それぞれの位置の特徴を、見ていきましょう。
できれば避けたい「正面」
話しやすい雰囲気をつくるという意味で、避けたいのが「正面に座る」です。
視線がぶつかり、敵対するような印象を受けます。警戒心が生まれやすくもあります。
真向かい、面談やお説教を彷彿させますよね。子どもの本音をじっくり聴きたいときは、緊張や委縮を招きやすい正面に座るのはやめておきましょう。
話しやすい「斜め」の位置
子どもとの会話におススメなのは、「斜めに座る」です。上の絵のような、90度の位置をイメージしてください。
この角度だと、目を合わせることもできるし、自然に視線を外すこともできます。目線に「逃げ場」があるので、精神的にも楽です。
話しやすい雰囲気を作るには、ぜひ「斜め」の位置に座って。お母さん自身もリラックスして、お子さんの話を聴けますよ。
親密な「隣り合わせ」
距離が近くなるのが「横並び」。親しい間柄でないと、落ち着きにくいという特徴があります。
いわゆるカップルシート状態。思春期のお子さんと話すときや、まじめな話をするときは、ちょっと近すぎると感じるかもしれませんね。
もちろんお子さんがくっついてきたら、ピッタリ隣に座って甘えさせてあげてください。
家でも「席替え」をしてみない?
みなさんのご家庭では、食事の際、誰がどの席につくか決まっていますか。ご家族にとって、一番効率的な席順で固定されているかもしれませんね。
それを、ときどき「席替え」で変えてみませんか。
上述の通り、座る位置は相手に対する気持ちに影響します。
兄弟姉妹がいる中、ひとりだけが親と距離を感じがちな正面に座り続け、ひとりだけが隣にべったり……と、知らぬうちに温度差が出てしまうのはいやですよね。
気落ちしている子を隣に座らせ、寄り添う。ケンカ中の子は、斜めの位置に。お子さんの様子を観ながら、対応できるといいと思います。
気分も雰囲気も変わる席替え、家族でやってみてください。楽しいですよ!
■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー(R)、全米・日本NLP協会NLPプラクティショナー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。ウェブライター、ストーリーライターとしても活動中。サンキュ!STYLEでは、子育てや人間関係を中心に、主婦の身近なトピックを扱って執筆しています。