子どものやる気を引き出す◎「前提」を使って上手に伝える

2021/11/15
  • 子育て・マインド分野を得意とするWEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー、ライフコーチもっと見る>>

チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。

言いたいことが上手に伝わり、子どものやる気を引き出す「前提」を使った声掛け。具体的にどんなものか、紹介させてください。

「前提」を使った声掛けの例

落ち着きなさい → 落ち着きを取り戻そう

△ 落ち着きなさい
 → ◎ 落ち着きを取り戻そう

子どもが興奮したり取り乱したりしているときには、「落ち着きなさい」より「落ち着きを取り戻そう」といった表現が効果的です。

「いつもは落ち着いている前提」で話をすると、気持ちの収束が早いです。

「望ましい姿に変わりなさい」という指示ではなく、「普段のあなたでいればいいんだよ」の承認メッセージにもなります。

休憩の前に、勉強をやっちゃおう

△ 勉強が終わってから休憩しなさい
 → ◎ 休憩の前に、勉強をやっちゃおう

「勉強が終わってから休憩」。これでは勉強という条件をクリアしない限り、休憩時間は永遠にこないことになります。果たして「やろう!」という明るい気持ちになるでしょうか。

「休憩の前に〜」は「休憩があることが前提」です。直後に休む時間が確保されているわけですから、勉強に対するこころ持ちは変わってきます。

そして「もうすぐ休憩」と気持ちを引き付けることで、子どものモチベーションを上げる効果もあります。

どのくらい時間が必要か分からないけど……

△ できるかどうか分からなくても、ともかくやってみなさい
 ↓
◎ できるようになるまでに、どのくらい時間が必要か分からないけど、やってみよう

結果を問わず、物事に挑戦して欲しいときがありますよね。そのような場合は「成功が前提」で話をしてください。

「できるかどうか分からなくても」は、できずに終わるかもしれないってことです。「失敗の可能性がある」と言われて、子どものチャレンジ精神はどうなるでしょうか。

「どのくらい時間がかかるかは分からないけど~」に含まれるのは「遅かれ早かれ、できるようになるんだよ」のメッセージです。結果は「成功」オンリー。「失敗がないなら、できると分かってるなら、やってみようかな」という気持ちが、子どもの中で高まるはず。

「できる」「信じる」、伝わらないともったいない!

「子どもを信じることが大切」、ご存じのとおりです。そして、みなさんはお子さんのことを「大丈夫・できる」と信じておられますよね。

それから「ありのままでいいんだよ」という承認。これも、日々されていると思います。

あなたは、やる・できると信じてるよ。
あなたは、大丈夫だと知っているよ。

その気持ちが十分にお子さんに伝わっていないとしたら、とてももったいないです。「前提」を使ったことば掛けで、信じてる!大好き!をたくさんプレゼントしてあげてください。

親から認められ、信頼されている。それを実感できると、子どもは目を輝かせてどんどんやる気を出してくれます。ぜひその姿を見て、「前提のことば掛け」の効果を感じて欲しいと思います。

■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー(R)、全米・日本NLP協会NLPプラクティショナー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。ウェブライター、ストーリーライターとしても活動中。サンキュ!STYLEでは、子育てや人間関係を中心に、主婦の身近なトピックを扱って執筆しています。

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