zoom有料版にしたいだけなのに!アップグレードに5時間かかった理由
チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
みなさんもお使いのWEB会議ツール「zoom」。無料版から有料版への変更に、トータル5時間かかった話を聞いていただけますか……。
仕様変更に伴い、有料版へアップグレードを決意
仕様変更により、2022年5月から無料版の時間制限が一律40分になったzoom。
今まで時間無制限だったふたりでのミーティングも、ホスト側が無料版の場合は40分で終了することになりました。さすがに不便です。有料版へのアップグレードを早急に検討せねば……。
使用中のメアドに来たプロモーションメールからアップグレード
そんなことを思案していると、無料版で登録しているメールアドレスに、zoomからプロモーションメールが届きました。
適用すると、初年度はディスカウント価格で使えます。このタイミングで届いたメールを見て、「今がそのとき!」と記載のURLからWEBページに飛んで登録。
メールアドレスや名前などを入れ、支払いを済まして完了です!
有料版プロアカウントにならない……
ところがアカウントが有料版を示す「プロ」表示になりません。何度ログインしなおしても、無料版を意味する「ベーシック」のまま。
原因を求めてGoogleの海へダイブ。そこで分かったのは
・zoom登録メールアドレスに届いたプロモーションから飛んで、わたしが行ったのは「新たな登録」(ぽい)
・使用しているメールアドレスの「引継ぎ」ではなかった(ぽい)。
そして、
・有料版無料版問わず、zoomで使用中のメールアドレスで、新規登録はできない
あれ?さっき無料版で使っているメールアドレスを入力できたはず……。
まさかのメアド間違い。修正しようにもできない
目を凝らして確認すると、有料版の登録時、メールアドレスを微妙に間違えて入力したことが判明。無料版で使っているメールアドレスと1字違い。そのメアドが実存するのかどうか分かりませんが、ともかくわたしのではありません。
無料版のアカウントを削除し、本来使いたかったメアドをフリーな状態に。そして修正を試みるも、メールアドレスの変更には「今登録してあるメアド、変更したい新しいメアド、両方に届いたメールからzoomにアクセスする必要がある」とのこと。
有料版で登録してあるメールアドレスは、入力を間違えたもの。誰かに使われているのかもわかりません。
わたしのメールアドレスではないので、チェックのしようがない!チェックができないのだから、そこからアクセスしようがない!どうしろと⁈
そしてわたしは、Googleやzoomのヘルプ画面で溺れ始めます。
日本語のメールフォームから問い合わせ
しばらく調べて、自力ではどうにもできないと判明。日本語のメールフォームから問い合わせることにしました。取り急ぎ端的にメッセージを送ります。
しかしその後、ネットでこんな声を拾います。
・zoomから返信がくるまで、とても時間がかかる
・返信がきても翻訳機を使ったような日本語で、やりとりがしにくい
これでは、いつ返事がもらえて、メールアドレスが修正できるのか分からない。それは困る。なるはやでなんとかできないだろうか……。
そう考えたわたしは暴挙に出ます。
英語で問い合わせる
翻訳機を使ったような日本語が返ってくるのなら、いっそ英語で聞いたが早いのではないか?と、血迷ったわたし。英語のメールフォームから英語で問い合わせをしました。
予想通り、わりに早く返信を受け取ります。ところがそこに書いてあったのは「支払いの件に関しては、下の手順に従ってください」的テンプレ回答。
あああ!支払いじゃないです!間違って入れたメアドを修正したいんです!がんばって書いた英語が、全然通じてない!
英語での問い合わせは諦めようかな……。
夫が追い打ちをかける
とはいえ、間違えて登録したメアドでログインすれば、プロアカウントが使える状態です。手は尽くしたし、いずれ日本語で返信はくるだろうし、なんとかなるだろうと思い直して、ここまでの話を夫に伝えたのがいけなかった……。
「間違って入力したメアドが、もし他の人が使用中のものだったら絶対ダメ!電話の窓口を探してなんとかしろ」とのことでした。
zoomの日本語画面に「問い合わせ用の電話番号」の表記はありません。日本のオフィス案内に国番号から始まるものがあるだけ。対応してくれる電話番号を求めて、わたしは三度Googleの荒波へ……。
そして2つの電話番号にたどり着きました。ひとつにかけてみると、自動ガイダンスでこんな案内が。
・日本語でのサポートが必要な場合、ホームページのチャットか問い合わせフォームから
・英語による通話サポートを希望する場合、「直ちに」〇番を押してください
もう一方の電話番号にかけましたが、同じ反応。2回とも「直ちに」判断できなくて電話を置いたものの、ワンチャン英語通話でいけんじゃない?と謎のチャレンジ精神が。
さっきメールで自分の英語の実力を目の当たりにしたばかりなのに……。
ロビンソンさん(仮名)から日本語メールに返信が!
ふとメールボックスを見ると、日本語の問い合わせに返信が届いているではありませんか。担当者はロビンソンさん(仮名)と外国人風のお名前ですが、日本語堪能っぽい!
必要な項目をメールでお伝えすれば直してくれるようです。やった!
本人確認書類の提出を求められる
メールを読み進めると「本人確認書類の提出」が必要とのこと。それと某所に記載されている番号、領収書のコピー。
番号は分かります。領収書のコピーも添付ファイルでお送りします。しかし「本人確認書類の提出」の趣旨が、いまいちピンとこない。「身分証明書」とみなす証書の種類や、送付方法も書かれていません。
運転免許証の写真とか撮って送るんでしょうか。送ったらロビンソンさん(仮名)が即時チェックして、独断で話を進めてくれるのでしょうか。それとも別部署で審査とかするんでしょうか。
翻訳機を使ったような日本語ではありませんが、確かに言い回しがネイティブの日本語でははないような。下に併記されていた英訳を読んでみます(懲りないな)。
それを読む限り、英語では「本人確認書類の提出」ではなく、直訳で「本人識別の証明を提供してください」みたいな書き方です。エイゴムズカシイ……。
働かない頭でこれ以上考えるのもムダ。本人確認書類で知りたいであろう情報(氏名とか)をメールに直接打ちました。指定された番号を書いて、領収書のコピーを添付。
「免許証の写真とか必要なら教えてください」と添えて、送信ボタン!頼むぞ、ロビンソンさん(仮名)!
親切なロビンソンさん(仮名)、メアドを修正してくれる
ほどなくロビンソンさん(仮名)から「修正しました」メールが。本来登録したかったメールアドレスに変えることができました。
zoomを立ち上げると、正しいメアドで「プロ」の表記。やった……。やっと終わった……。
プロモーションメールを開いてから、ここまでで約4時間。長い戦いでしたが、当日中に終わったので良しとします。
夫に事の顛末を話すと「オレ、余計なこと言ったね」と。ほんとよ。
再び英語で返信メールがくる
しかし一時間後、メールボックスに再び英語で返信がきました。"I understand"(分かりました)から始まる文章。やっぱり今の今まで、全然通じてなかったのね。
メールには、こう書かれていました。
「正しいアドレスと、記載されている番号を教えてください。修正します」
……え?番号だけでいいの?
「身分証明書も領収書のコピーも要らんのかーい!」と内心砕けながら、ロビンソンさん(仮名)の筋で解決済みなので「わたしの問い合わせは完了しました」ボタンを押して、本当の終了です。
zoom有料版へアップグレードは、最新の情報を確認してから
これから有料版へのアップグレードをご検討の方も、いらっしゃると思います。その際はご自身で最新の情報をご確認いただくわけですが、今回わたしに起こったこと・感じたことを書かせてください。
・無料版の登録メールアドレスにきたプロモーションメールから申し込みをしたら、有料版の新規登録をしてしまった。(無料版で使っているメアドにきたメールから飛んだので、当然そのメアドのアカウントを自動的にアップグレードしてくれると思い込んでいた)
・無料版を含めzoomで使用しているメールアドレスは、新しいアカウント登録には使えない
・日本語での電話サポートはない
・日本語のメールは微妙に分かりにくい。でも言うほど不可解ではない(ネットで見られる口コミより、格段に改善されている模様)
・英語が使える人は、英語の問い合わせフォームが早いかも?
*2022年5月現在
・入力間違いには、注意!(←コレ!)
*サービスの仕様が変わる可能性があります。最新の情報はご自身でご確認ください。
トータルでかかった時間は5時間。予期せぬ長期戦に途中で魂が抜けそうでした。
そんなわたしを救ったのが、事情を知った友人の「笑っちゃいけないけど、ウケるw」というメッセージ。おかげで「絶対話のネタにする!」と自分を鼓舞、楽しむことができたと思います。
ユーモアや遊びごころって、こういう場面でも役に立ちます。そしてみなさん、入力ミスにはご注意を!
■この記事を書いたのは…山名美穂
WEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー(R)、全米・日本NLP協会NLPプラクティショナー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。サンキュ!STYLEでは、子育てや人間関係を中心に、主婦の身近なトピックを扱って執筆しています。