注意!「話がつまらない」と思われる3つの話し方

2022/11/10
  • 子育て・マインド分野を得意とするWEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー、ライフコーチもっと見る>>

チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。

他の人との会話、楽しみたいですよね。悪い印象は持たれたくないものです。今回は「この人の話はつまらない」と思われる話し方3つをお伝えします。

文章の区切りが曖昧で終わりが見えない

文章に区切りをつけないで話すと、ダラダラと長い印象を与えます。文末を「~なんだけど~」「~で、でも~」「~だから~」と延々と繋いでしまう話し方です。

「いつ終わるのか」と、聴いている方はこころ休まりません。

例:
「ネットの口コミでいいっていうから買ってみたんだけど~、いまいちっていうか~、あんまりよくないと思って~、だからもう買わないでおこうかと思って~」

これを防ぐには、話しことばでも「句点(。)」を意識して、短い文にすること。上の例なら
「ネットの口コミがよかったから買ってみたんだ。でも、わたしにはいまいちだったな。だからもう買わないと思う」

とてもシンプルな対処法です。「話しているうちに話がまとまらなくなってきた」と感じる場合も、「~です」「~ます」と焦らず文章を短く区切れば大丈夫◎

自分の話にすり替える

若い女性問題について、カウンセラー
Highwaystarz-Photography/gettyimages

ふたつめは、人の話を自分の話にすり替えてしまうこと。「うわ~、分かる!」と思いませんか。イヤですよね、話をかっさらっていく人。

せっかく最初に相手の話に同意しても、その後自分の話題へとすり替えてしまうと、よくは思われません。例を挙げるまでもないように思いますが、例えばこんな感じの会話。

例:
「うちの子、食のこだわりが強くて、離乳食もなかなか食べてくれなくて……」
「分かる~。うちの上の子が小さいときなんて、バナナしか食べなかったよ。下の子のときは諦めがついて、食べないときがあっても仕方ないかなって思うようになった!」
「……そうなんだ~」

自分の話ばかりしていないかをチェックする方法として、DMやLINEなどでの「メッセージのやり取りを確認する」がご提案できます。

相手からのメッセージに対して「うちは~」「わたしは~」と自分の話にすり替えていないか?そのまま自分の話を長く書いていないか?それに対して、相手はどう反応しているか?客観的に見てみるのもひとつです。

卑下することばが多い

自分を下げることばが多い人との会話も、心地の良いものではありません。

例:
「わたしなんかを、誘ってくれてありがとうございます」

日本には謙遜の文化があります。文化に優劣はありませんから、謙遜自体を否定する気持ちはありません。しかし過剰に使いすぎると「ネガティブな人」という印象を与えます。相手を不快にさせたら、それはもう謙遜ではない、とも言えます。

「お誘いいただき、ありがとうございます。とても嬉しいです!」と言われる方がいいと、十分ご存じですよね。

自分のことばは、当然自分の耳に入ります。「どうせ、わたしなんて」「わたしみたいな人間を」と口にするたびに、マイナスの暗示を自分にかけているようなものです。

口癖になっている方、いないでしょうか。ことばを発する前に、少し立ち止まってもいいでしょう。

「相手を見ない話をする人」はつまらない

お気づきかと思いますが、上の3つは全て興味が「自分」に向いています。つまり、目の前の相手を見ない人の話はつまらないのです。

聴き方を学ぶ、上手に話せるように練習するなど、対処法はたくさんあります。そして一番最初にできる簡単なことが、「相手に興味を持つ」です。

楽しい会話は、小さな気配りから。それができれば「話が詰まらない人」から、すぐ卒業!

■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー、全米/日本NLP協会認定マスタープラクティショナー、LABプロファイルプラクティショナー
コーチングや心理学NLPの考えをベースに、子育てや女性のマインドの記事を中心に書いています。
*NLP=神経言語プログラミング。脳とこころの取り扱い説明書とも言われる、実践的心理学です。

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