【Good&New】1日5分の新習慣が親子関係を良好にする
チャイルドコーチングアドバザー(R)で、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
ポジティブなトピックを仲間とシェアする手法「Good&New(グッド アンド ニュー)」で、親子の関係をよりよくしましょう。必要な時間は数分。毎日続けることで、効果を実感できるはずです。
Good&New(グッド・アンド・ニュー)ってなに?
チームやグループの活性化やよい雰囲気づくり、メンバーの前向きなマインドづくりを目的としています。
作ったのはアメリカの教育学者。「Good&New」の習慣で、荒れた学校環境が短期間で改善されたという話があります。
現在はビジネスシーンで使われることが多いですが、ぜひ親子や家族でも使いたい手法です。
Good&Newのやり方
3~5人のグループに分かれ、ひとりずつ「24時間以内に起こった『いいこと(Good)』『新しい発見(New)』」を発表します。発表を聴いたら、他のメンバーは拍手。最後にみんなで拍手をして、終わりです。
用意したボールを手渡しで回しながらやることもあります。発表時間は、ひとり30秒~1分ほど。トータルで長くても5分くらいあれば十分でしょう。
通常、会社の朝礼やミーティングの最初に行います。
親子でGood&New!
このGood&Newを、家庭でやってみましょう。家族をチームとみなし、上の方法で行えばOKです。
一日のスタートである朝に、できるといいかもしれません。
進行役は、お母さんがやってあげてください。子どもが楽しくなるような、明るい声かけを!
こんな時はどうする?親子Good&Newがうまくいかない
とはいえ、上の方法ではうまくいかないこともあります。そんな時はどうしたらいいでしょうか。
朝は忙しい
一日の始まりである朝に行うのがいいのでは?と上記しましたが、時間帯にはこだわらなくて大丈夫です。おやつ時・夕食時・団らん時……、都合のいいタイミングで行ってください。
全員が集まる時間がない・やりたがらない子どもがいる
子どもの年齢などにより、家族の生活リズムがバラバラになると、全員が集まる時間帯がない家庭もあるでしょう。大きくなってくると、他の家族がいると発表を嫌がる子もいます。
そういった場合は、各お子さんと個別で、自由なタイミングで行えばOKです。「自分とお母さんふたりだけの時間」も、子どもは嬉しいですよね。
Good&Newを聞いても「ない」と言われる
最初は言えなくてもおかしくありません。「今日は、まだないのね」「なにか思いついたら教えてね」と、さっと身を引きましょう。毎日続ければ、答えてくれるようになるはず。
母である自分が、答えを思いつかない
よく眠れた、好きなテレビが観られた……、なんでも大丈夫です。「これでいいのかな?」と迷っても、口に出してみましょう。「今日も、あなた(お子さん)がいてくれることがうれしい!」も◎
Good&Newの効果
毎日「よかったことは?」と質問され続けると、こころ(脳)は常に「いいこと」を探すようになります。結果、花が咲いた、誰かとおやつを食べたなど、小さな出来事にも目が行き、それらを幸せだと感じるマインドができるのです。
また、よかったことや発見を人と共有することで、信頼関係が深まります。
1日5分の新習慣、親子でやってみよう
■「いいこと」に目を向けるポジティブなマインドになる
■小さなことに幸せを感じられるようになる
■共有することで、親子の信頼関係が深まる……
たった5分の習慣で、自分も子どもも前向きになれます。
Good&Newは今日からでも、明日からでも始められます。これを読んだら、さっそくやってみてください。
Twitterで日々のGood&Newをつぶやいています。
■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバザー(R)、個人コーチ。ウェブライター、ストーリーライターとしても活動中。サンキュ!STYLEでは、主婦の身近なトピックをマルチジャンルで執筆しています。NLP(神経言語プログラミング)勉強中。