学校に行きたくない!子どもの行き渋りに悩むお母さんへ
チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
「学校に行きたくない!」という子どもを見るのはとても辛いですよね。そして、自分がダメなお母さんであるように思えてきて……。
そんなお母さん、ちょっと読んでいきませんか。
この記事で知れるのは「行きたくないの意味」と「自分ができていること」
残念ですが、この記事で行き渋りの解決方法を知ることはできません。
しかし、お母さんのお気持ちが軽くなるエッセンスが含まれているはずです。
子どもは行き渋り、自分は自己嫌悪。ネガティブに思える状態の中にも「子どもからの肯定的なメッセージ」と「お母さん自身ができていること」があります。一緒に見つけていきましょう。
それが分かると、一瞬で視界が明るくなるかもしれません。または、だんだんとこころが整っていくのを感じられるでしょう。
「行きたくない」は「家にいたい」
子どもの「行きたくない」。その声は、裏返せば「家にいたい」という意味ですよね。
当たり前?
では、お子さんが「学校に行きたくない」と言ったときに
・表に現れた否定的なメッセージ「行きたくない」
・見えない肯定的メッセージ「家にいたい」
どちらをたくさん受け取っていますか。
安心安全な環境を作れているということ
ぜひ「家にいたい」という肯定的なメッセージに注目して欲しいのです。
子どもは、家にいたい。
なぜ?
家庭が「安全安心の場」だからです。
家にいれば、外の世界にある恐怖や不安から逃れ、自分の身は守られると知っているわけです。
そして、お子さんにとっての安心安全な場所、つまり今のおうちの環境を作ったのは誰でしょう。行き渋りにお悩みの、お母さんご自身ではないでしょうか。
子どもの衣食住、そして情緒面を一生懸命整えてきた成果が、きちんと出ていると思ってください。
行き渋りは、親子どちらにとっても楽しい出来事ではありません。しかし、子どもが「ここにいたい」と思える場所を作った自分を、ほめてあげてください。
そうすると「わたしはダメなママ」「子どもに申し訳ない」などの、自分へのダメ出しや罪悪感が薄れませんか。
ハイ、胸を張って。できたら声に出して。
「わたしは子どもにとって、安心感のある居場所を作れているんだ!」
肯定的な意味を知り、自分ができていることに目を向ける
行き渋りが起こったとき、まずはお子さんが行きたくない場所で大きなトラブルがないか確認し、問題があれば解決に向けて行動します。
これは、一緒に住まう保護者の方にしかできません。
そういった原因が見当たらず、周囲からも問題視する声が聞こえてこないのであれば、今しばらく寄り添って様子を見ることになるかと思います。
いつでも気軽に「休んでいいよ」と言えるわけではないでしょう。いつになったら終わるんだろうという不安にも陥りますよね。
でも、同時にこうも思うはず。
「この子は外で、がんばってるんだな」
「その分おうちで、甘えたいんだね」
と。
今日からそこに、自分に対するメッセージをつけ加えましょう。
「その大好きなおうちを、作っているのはわたし」
そして、ふっと目の前が明るくなり、自信が湧いてくるのを感じてください。
子どもからの肯定的なメッセージを受け取る。そして、自分が既にできていることに目を向ける。親子で一緒に進んでいければ、きっと大丈夫!
■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー(R)、全米・日本NLP協会NLPプラクティショナー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。ウェブライター、ストーリーライターとしても活動中。サンキュ!STYLEでは、子育てや人間関係を中心に、主婦の身近なトピックを扱って執筆しています。