【汚部屋レスキュー画像16・17】100円グッズで薬箱
主婦の身近な事なら何でも書く、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
整頓苦手主婦・山名がお送りする「汚部屋レスキュ―」。「薬箱」の悩みを「そこそこ使いやすく」改善したいと思います。
第一弾「勉強道具収納」はこちら
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この記事で取り扱う、悩める薬箱はふたつ。早速それぞれの写真と、問題点をチェックします。
画像16「薬箱」……ですか?
まずはひとつめ。写真に添えられた文は「はじめは整頓されていたはずの薬箱」ですが……
これは「箱」ではなく、「カゴ」ですね。
薬局で買えるものを入れた「カゴ」です。仕切りのない容器に詰め込んだ状態なので、何かを取り出せばそこから全てが崩れていくのは、致し方ない。
これがなんなのか気になりますが、恐らく捨てても大丈夫。
画像17「気持ちはよく分かる」薬箱
ふたつめが上の写真。「塗り薬が横向きになるのと、体温計が立てて入れられないので残念…」だそうです。
医薬品関係をひとつのボックスに収納する……その発想自体は王道だと思うのですが、「キレイに収める事を優先した結果、内容物の並びに一貫性がなくなった」印象を受けます。
よく見ると箱の中は
・飲み薬
・塗り薬
・絆創膏
・冷却シート
・お薬手帳……?
系統の違うものが分散していて、ちょっと使いづらそう。
また、体温計が「立てて入れられない」としたら、この箱は「フタ付き」なんでしょうか。その希望を叶えるためには、高さのある収納場所・立てて置ける収納道具に見直す必要があります。
ジャーに入った塗り薬が横に入らないのは、収納にゆとりがないから。手や指を入れる十分なスペースがないので、現状の横向き収納でさえ、取り出しにくいはず。きっちりと詰め込みすぎではないでしょうか。
ほぼ「100円ショップ」で揃う収納グッズ
(残念ですが)筆者宅の映えない薬収納を例にとって、お悩み改善を目指します。
わが家は、基本的にリビングに置いてあるキッチンカウンター(棚)の下2段に医薬品・医療品収納をしまっています。使用しているスペース自体は、広めですね。すりガラスの扉を閉めるので、普段はこんな風には見えません。
ここに入れていない薬については、後述します。
ほとんどがダイソーの商品
使用しているのは、主にダイソーの「A4バスケット(ホワイト)」と「積み重ねボックス」です。どれも、ひとつ100円(税抜)
「A4バスケット」の中には、「積み重ねボックス」の大ならふたつ、小なら4つ入ります。小の半分のサイズなら、8個入るはずですね。
*このサイズは以前から家にあったものなので、現在取り扱いがあるかは不明です。
バスケットには手掛(てがけ:写真の手が持っている部分です)がついているので、手前に簡単に引き出せます。
上の段
使用している2段のうち、上の段は写真の通り。
手前右側に「積み重ねボックス 小仕切り付」を使用。箱から出してしまった絆創膏・体温計・虫よけ・かゆみ止めを、立てて収納。ひとつの仕切り内に入れるのは、1種類だけ。
その隣、写真左側には絆創膏や包帯など「傷の手当て系」グッズ。写真17のボックスで横に寝かせて置いている消毒液は、ここに立てて置くといいかもしれません。
奥には、マスク。無印良品の「ポリプロピレンメイクボックス・蓋付・大」(350円・税込)に入れています。無印の「メイクボックス・大」も「A4バスケット」の半分に収まります。蓋付メイクボックスは、ダイソーにも似た商品があるようです。
マスクを多用する季節は、無印のボックスごと玄関へ移動。ボックスを抜いて場所が空いても、シーズン後に戻せるよう、何も入れません。
マスクケースが不要な方は、ここに薬を入れてもいいですね。使用頻度に応じて、絆創膏類を奥にしたり、適宜動かしてください。わりに大きなスペースなので、数種類なら箱ごと入れちゃってもいいと思います。
続いて下段です。バスケットの内訳は下の通り。
手前右が個包装のマスク。手前から子供用・小さめ・普通サイズと、大きめの付箋で区切りをつけています。左がわたしの薬。自分だけが使うものなので、下段の端に置いています。奥に冷感ジェルシートと、ポケットティッシュ。
「塗り薬が取り出しにくい」問題
写真17の「塗り薬が横向きになる」問題ですが、蓋を上にした状態でしまいたいなら、手が入るだけのスペースが必要だと思います。上の写真くらいの余裕があれば、ジャー入りの塗り薬を2・3個入れても問題はなさそうです。容器が深いと手を入れるのが大変なので、浅めのカゴやボックスのがいいですね。
あるいは、ジップバックに入れるのはどうでしょう?
これなら狭い場所に立てて入れられるし、袋ごと引き出せばいいので取り出しも簡単です。
関連した医療品をまとめておくのもいいですね。
「シンデレラフィット」しなくていい
いわゆる「シンデレラフィット」はなくていいです。余った隙間は「ゆとりスペース」と考え、仮置き・放り込み場所にしましょう。
旅行やお出かけで使いかけになった日焼け止め、絆創膏や酔い止めを入れたジップバックなどは、カバンから出したらとりあえず「仮置き」。カバン自体を早く片づけたいので、細かいものは隅に置いておいて、時間がある時に整理します。
「市販薬」管理できてますか?
画像16・17の薬箱を見ると、結構市販薬が入っていますよね。筆者は、これに少し驚きました。
頭痛持ちなどで鎮痛剤が手放せない方もいると思います。でも、薬局で購入した風邪薬や便秘薬などを使いかけのまま、「なんとなく」保管している可能性も、あるのではないかと。いつから置いてあって、いつまで使えるのか、持ち主の方は把握しているでしょうか?
必要な市販薬は人によって違うので、一概には言えませんが、一度「持っている薬はこの先使うのか?使用期限は切れていないか?」、チェックをオススメします。
箱なしなら「使用期限」を書いておく
薬や絆創膏などを箱から出して保管する場合は、そのものにに使用期限を書くようにしています。口に入れたり、肌に触れるものだから、少し手間をかけてもきちんと管理したいですね。
「家族の薬」に引き出しをひとつ提供
家族用に、棚の上部にある引き出しをひとつ提供しています。花粉症の薬や整腸剤など、病院で処方されるものが、「右が子ども・左が夫」とざっくり分けて入れられています。
お子さんがそれなりの年齢なら、毎日の薬は自分で出せるはず。小さいお子さんなら、高めの場所にある引き出しは手が届きにくいので、保護者の方には安心ではないでしょうか。頓服用解熱剤などは、あえて奥に忍ばせて誤用防止。多少取り出しにくくはなりますが、使用頻度は低いし、子どもの薬は「引き出しの中」と分かっていれば、探し出すのに手間取りません。
夫の薬は、スペースから大きくはみ出なければ、基本的にノータッチ。本人が使いやすければ、それでいいです。
目指すのは「使いやすい」薬箱
掃除は嫌い・整理整頓は苦手。そんな筆者が目指すのは、「そこそこの収納」です。それにはやはり、不要なものは持たない事と、ゆとりのある収納スペースの確保が必要。
わが家の薬収納は、整理整頓アドバイザーでありサンキュ!STYLEライターのたろこさんのアドバイスを受けて今の形になりました。お読みいただいているサンキュ!STYLEサイトには、整理整頓アドバイザーの方がたくさんいます。「汚部屋レスキュー」をテーマに、みなさんの片づけ・収納アイデアがたくさん見られます。ぜひいろいろとチェックして、自分に合った収納方法を見つけてくださいね!
■この記事を書いたのは…山名美穂
サンキュ!STYLEライター。主婦の身近なトピックをマルチジャンルで執筆中。ウェブ記事執筆・掲載実績多数あり。ブログ・小説も書きます。文章大好き主婦。