【学校に行きたくない…】と言う子どもにやってはいけないこと。

2020/09/28
  • 節約料理研究家・心理カウンセラー・時短家事コーディネーター。料理・食費節約・時短家事で多数の受賞、雑誌掲載されています。 もっと見る>>

こんにちは。
メンタル心理カウンセラーの【サンキュ!STYLEライター】中島 愛(なかしま いつみ)です。

子どもさんが『学校に行きたくない…』と言った経験はないでしょうか。
今回はそんな時の声かけが少し楽になるような提案をご紹介します。

『行きたくない』と言われたとき

『行きたくない』と言われた直後は、驚き・心配・焦りなどからつい
『何で!?』『元気なんだから、早く行きなさい!』
などと感情的に言ってしまいがちなのですが、ここはちょっと我慢してひと呼吸置きましょう。

おすすめの言葉としては
『うん、あるよね、そういう時…。お母さんもある(あった)』
と、1度受け止めてから(このひと言で心が軽くなる効果があるそうです。)
『どうしたの?何かあった?』
と切り出してみましょう。

理由は様々…。

理由はお友達とのトラブル、体調不良、授業・行事への不安・不満、いじめなど様々です。

以前お友達とトラブルがあり、そこからいじめに発展してしまって学校が辛くなってしまった中学生の女の子のお話を聞きました。
優しい女の子で、『お母さんには言えない。お仕事忙しいのに、心配かけたくない。こんないじめられるような娘でごめんねって思う…』と言って泣いていたのです。

この事例のように、子ども達は親に気を遣って思いを言わないこともあります。

普段は自由にしていても、子どもなりに親に迷惑をかけたくない、嫌な思いをさせたくない、という優しい気持ちから中々言い出せないこともあるようです。

言いやすい環境を準備してあげましょう

親に気を遣っていた子。聞いたらすぐに話してくれる子。
元々持っている性格で言葉にすることが苦手な子。中々話してくれない子…。
その子によって個性や違いがありますが、まずは話しやすい環境・状況を作ってあげましょう。

落ち着いた雰囲気の中で、『あなたの味方。あなたのことが大切で、力になれれば嬉しい』
という気持ちが伝わると良いと思います。
大人でもそうですが、『この人は私の話を聞いてくれる』と思えれば、心を開きやすいですよね。

場合によっては専門家に相談を。

身体的な理由が著しい時は、医師に相談するのも良いと思います。

以前お受けした相談で、『学校に行くと吐き気がするから行きたくない』
という高校生の男の子のお話がありました。
お母さんが病院に連れて行った所、動物の強いアレルギーが判明したのです。
その学校は動物を扱う専門授業があったので、それが原因で体調不良になっていたことがわかり、やむなく転校・編入して解決しました。

この事例のように、思わぬことが原因で体に影響を及ぼしていることがあります。
身体的・心因的など様々ですが、何事も軽いうちが早い回復への近道につながるので、1度受診をするのも良いでしょう。

気持ちを楽に。

子どもが『学校に行きたくない』と言った時、気をつけておきたいことは、『焦らないこと』『心を柔らかくしてあげること』だと思います。

誰でも悩んで落ち込んでいる時は、自然と【自分は駄目だ】と思い込んでしまい、中々冷静・客観的に考えられないものです。
子どもの話を聞きながら、考えや行動を見直し、解決に近づくにはどんな方法があるか一緒に考える…。
少し時間がかかるかもしれませんが、ゆったり構えて子どもを見守り、支えてあげてください。

そして事が深刻な時は1人で悩まず、先生・スクールカウンセラー・医師・地域の保健師などに相談し、助言やサポートを受けてくださいね。

◆記事を書いたのは…中島 愛
メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。
チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー保持。
【節約料理研究家】であり、フルタイムで働く3人の子供のママ。
『家族が癒される家作りを大切に』『節約しても豊かな暮らし』を実践しながらライフスタイル提案をしています。

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