帰宅難民になった3.11から10年!人の温かさを感じた日を忘れない

2021/03/09
  • 前進思考のアラフィフシンママ。家計、片付け、ダイエットに成功。まだまだチャレンジ!息子は13歳。もっと見る>>

もうすぐ3.11から10年経つんですね。その日の事を今でも思い出すと泣いてしまいそうなアラフォーシンママKAORIです。

3.11のその時

東日本大震災の日。当時4歳の息子と2つ隣の県に出掛けました。息子が幼稚園に入園する前の3月。幼稚園に入ったら平日にゆっくり出かける事は出来なくなると、思い出作りに予定を立てました。朝早く出かけて、2時頃には家へ向かう為に電車に乗りました。その電車の中で地震に遭いました。

帰宅難民に

地震が収まって、近くの駅まで電車は行ってくれましたが、そこからはしばらく電車が動かない。再開も分からない。という事。安全確認をするから。と、駅の中にいる事は出来なくなったので、駅を出てトイレに並びに行くと、もう本当に長い列。1時間位は並んでようやくトイレを済ませました。それでもやっぱり電車が動く様子は無く、どうしたら良いか分かりませんでした!

じっとしてるよりは少しでも家に近づきたいと、バスの列に並びました。ただ、バスの終点まで行った所で家まで歩いて帰れる距離になるわけではなかったんですが。大きな駅まで行けば夜をとりあえず過ごせる所には行かれるかも。と、思いました。帰宅難民確定でした。

人の温かさに感謝

そのバスの列で、もちろん周りは知らない方ばかり、そして皆さんも不安だったと思うのですが、その時の皆さんの温かさは今でも思い出すと涙が出そうになります。

4歳の息子はまだなんだか様子が分かってない様子。ただバスに乗れるのがうれしいようで、楽しそうにしていました。周りの方もその無邪気な様子に笑顔を見せてくれていました。3月とはいえ夕方になると寒くなりました。サラリーマンの方が「温かい飲み物買ってきましょうか?飲まなくてもカイロ代わりになるし。」と、温かい言葉をかけて下さいました。

さらには、隣に並んでいた女性が「小さなお子さんがいたら大変ですよね。バスに乗れば私の家に帰れるので、どうぞ泊まって下さい。」と申し出て下さったのです!!

何時間も長いバスの列に並んで、ようやく満員のバスに乗って。女性の家に着きました。たまたま並んだ場バスでたまたま隣り合わせた方のおかげで、夜を外で過ごさなくて済みました。本当に奇跡だと思います。

私も優しくしたい

小さかった息子は、思いがけずバスに乗れたり、周りの方に可愛がって頂いたり、お泊り出来たり。私は不安で泣いてしまいそうでしたが、息子に不安を感じさせたらいけない。と頑張って笑顔で接していました。なので、震災の事で辛かった思い出は無いようで親としては本当に安心しました。

でも、その日、私も頑張る事が出来たのは、息子がいたからはもちろん、周りの方が温かく声をかけて下さったからこそ。同じような事が起きた時、私も出来る限りの事をしたい。と、心から思います。本当にありがとうございました。

◆この記事を書いたのは・・・KAORI
前進思考のアラフォーシンママ。40代シンママでも、片づけ、ダイエット、家計、仕事に挑戦→成功。中1男子のママ。

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