外はカリッ中はホックホク!今すぐ食べたい大学芋レシピ

2021/01/25
  • おやつ料理家。小学生と中学生の2児の母。シュタイナーとフランス菓子をベースにしたおやつの教室を主宰。もっと見る>>

おうちで作るおやつ。せっかく作るなら、ちょっとしたコツでおやつが格段においしくなる方法がわかれば、作るのも楽しくなりますよね。
今回はおやつだけでなく、おかずにもなる「大学芋」をご紹介します。
特に、外はカリッと中はホックホクに仕上がるちょっとしたコツをお伝えしますので、ぜひお試しくださいね。

外はカリッと中はホックホクにするには

通常、まず大学芋を作る際、さつまいもをひと口よりも大きめに切った後、5分ほど水にさらしてキッチンペーパーなどで水分をふきとってから170度くらいの油で揚げていきます。
中に火が通るまで時間がかかるのが難点。そして外をカリッと軽く揚げたいところですがそれでは時間が足らず中がホックホクにはなりません…

そこで! さつまいもをひと口よりも大きめに切った後、湯がく、蒸すなどして最初に中まで竹串がスッと入るまで火を通しておくことが最大のポイント!

その後、さつまいもの水分をキッチンペーパーで軽くふきとり、170度くらいの油で揚げると中まで火が通っていることを気にすることなく外側だけカリッとなるまで軽く揚げることができるのです。

あらかじめ火を通しておくことで、時間がかからず、外はカリッと中はホックホクに仕上がる!ということになります。

この方法だと揚げ物初心者さんでもうまく揚げることができますよ。

では、コツをつかんだところでこの方法で大学芋を作っていきましょう。


大学芋の作り方

材料

さつまいも 正味600g
(皮をむき湯がく、蒸すなどして中まで竹串がスッと通るまで火を通したもの)

しょうゆ 大さじ1+1/2
みりん 大さじ5
砂糖 大さじ5

黒ごま 小さじ1

作り方

1.さつまいもはひと口よりも大きめに切り、湯がくか蒸すなど中まで竹串がスッと通るまで火を通す。皮をむいてキッチンペーパーなどで軽く水分をふきとる。

2.170度くらいに熱した揚げ油に1のさつまいもを入れる。
さつまいもの切り口の端や表面に濃いきつね色の焼き色がついてきたら取り出して冷ます。

油の中に入れてすぐの時
3~5分くらいするとさつまいもの切り口の端や表面がカリッと焼き色がついてくる

3.フライパンにしょうゆ、みりん、砂糖を入れ中火で煮詰める。
煮詰めすぎないように気をつける。さつまいもを入れるタイミングは、ゴムベラ(または木べら)でフライパンの真ん中をスーッと向こうから手前にひいた時、道ができてすぐに元に戻らなければ煮詰まった合図。
すぐに揚げたさつまいもを入れて、ゴムベラで優しく混ぜ合わせます。

しょうゆ、みりん、砂糖全てを入れたところ
中火にかけるとふつふつと泡が出始めます
次第に色づき飴色になり煮詰まってきます
ゴムベラで手前にひいた時道はできるがすぐに消える場合はもう少し煮詰める
揚げたさつまいもを入れる
さつまいもをつぶさないように優しくからめる
仕上げに黒ごまをふり、できあがり

揚げ物は揚げたてが一番美味しいですし、それをすぐに食べられるのもおうちおやつのいいところですね。

大学芋は揚げてからアツアツの飴色のみつにからめますので、より揚げたてのカリッと感やみつの飴が絡んだ優しい甘さに加え、さつまいもの中身のホクホク感も楽しめます。

たくさんの食感が味わえる大学芋。台所にある調味料でカンタンに作ることができますので、ぜひお試しくださいね。

今回、私が使ったさつまいもは徳島県産の蜜郎芋というもの。

今、さまざまな品種のさつまいもがありますね。色々なさつまいもで試してみるのもまた楽しいものです。

どうぞ、おいしくできますように。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

■この記事を書いたのは・・・
おやつ教育家 橋爪ひとみ。あれこれ工夫して料理をすることや好きな布で手作りすることが心の元気の素。中学生と小学生のお母さんです。

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