やってみたら意外とカンタン。表面パリッ、中はもっちりがハンパないベーグルレシピ

2021/03/22
  • おやつ料理家。小学生と中学生の2児の母。シュタイナーとフランス菓子をベースにしたおやつの教室を主宰。もっと見る>>

こんにちは。
おやつ教育家の橋爪ひとみです。

おうち時間にもすっかり慣れて、最近は今まで以上にパン作りも楽しんでいます。
焼きたては本当においしいですよね。

前回はポリ袋で作るという基本的なパンの作り方をご紹介しましたが、今回はもっちりとした食感のベーグルをご紹介します。

ベーグルが他のパン作りと違うところは、ゆでてから焼くこと。
パン生地をゆでるとデンプンが糊状に変化して、その変化したデンプンをオーブンで再加熱するともちもちした歯ごたえのあるパンを作ることができるのです!

さらにパン生地表面に水分をたっぷり含んでいるためその状態でオーブンで加熱するから
表面につやができて、パリッとした食感になります。

他のパンに比べてベーグルこそ、焼き立てが1番おいしいパン。
表面のパリッと感、中のもっちり感がより際立っていることが分かりますよ。
今回はそろそろ終わりの時期が近づいていますが、金柑を入れたさわやかなベーグルをご紹介します。
ぜひ作ってみてくださいね。

ベーグルの作り方(金柑入り)

材料

材料(9個)
強力粉 350g
ドライイースト 小さじ1
砂糖 大さじ1
セミドライ金柑 20g
塩 小さじ1
ぬるま湯 220g
サラダ油 大さじ1

※セミドライ金柑はなくても構いません。金柑を3mmの輪切りにして種をのぞき、100度のオーブンで20分ほど低温乾燥させてセミドライ(完全には乾燥させていない状態)にし、きざんだものを使いました。お好みでレーズンやオレンジピール、チョコチップなどを入れても良いです。

セミドライ金柑を包丁で刻みます

作り方

〈生地づくり〉
1.ボールに強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れてしゃもじで混ぜる。
2.1のボールにぬるま湯を加えてしゃもじでよく混ぜる。
3.まとまってきたら取り出してなめらかになるまでこねる。(こね機を使っても良い)
4.ボールに戻して油を加え生地に油を入れこむようにしてこね、ベタつきがおさまってきたらボールから取り出して生地のきめが細かくなるまでこねる。
5.丸めてボールに戻す。

〈第一発酵〉
生地を入れたボールを温かな場所において、生地が2倍にふくらむまで約30分発酵させる。

〈分割して丸める〉
生地を取り出して9等分にしてひとつずつ丸める。


丸めた生地の中央に指を入れて穴をあけ、外側に引きのばしながら穴を大きくする。
クッキングペーパーにのせる。

〈二次発酵〉
2倍の大きさになるまで発酵させる。
直射日光の当たらない温かいあところに置いておくと発酵が進みやすいです。

1枚のクッキングペーパーにのせていますが、この後ゆがくため1つずつハサミで切り離します。

〈ゆでる〉
鍋にお湯をわかす。口の広いフライパンがおすすめ。80度くらいになったらクッキングペーパーのまま生地をお湯に入れる。表裏15秒ずつゆでる。裏返す時に自然にクッキングペーパーは外れます。
ザルにあげて水気をきる。

クッキングシートは無理にとらなくても自然にとれますよ。
ゆでると表面にしわがよります。

〈焼く〉 
水気を切り、何度も使えるオーブンシートかクッキングシートを敷いたオーブン皿に並べて
200度に温めたオーブンで15分焼く。

できあがり。

湯がいてしわがよっていましたが、加熱すると表面につやができてパリッとした食感に!

アレンジしてもっとベーグルを味わおう!

材料の砂糖を黒糖にして甘さに深みをだしたり、砂糖の量を半量にしてサッパリしたお食事向きのベーグルにすることもできます。

水分量はそのままで、牛乳や豆乳、甘酒にかえても味わい深さが変わります。

また、セミドライ金柑のほか、ココアやシナモン、角切りしたチーズを入れるなどご紹介した材料が基本的にシンプルなので、アレンジが色々楽しめます。

半分に切ってたまごとハムサンドにしてみました。
そのままたべてもおいしいですが、色々サンドするとボリュームあるお食事にもなりますよ。

いかがでしたか?
焼く前にゆがくとこんなに表面がパリッとして中はもっちりするということに驚かれると思います。
どうぞ、おいしくできますように。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

■この記事を書いたのは・・・
おやつ教育家 橋爪ひとみ。
あれこれ工夫して料理をすることや好きな布で手作りすることが心の元気の素。
中学生と小学生のお母さんです。


計算中