![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/81e66847-4393-41bd-b56a-7e3be3f54e3d.jpg?w=720&h=540&resize_type=cover&resize_mode=force)
【きょうだいは不平等に愛して】こどもに伝わる愛し方~6児ママの子育て実録~
こんにちは。
サンキュ!STYLEライター
大分の6児ママライター
明日香です。
相手から好かれている(愛されている)実感があると、その相手に心を開きやすいと感じたことはありませんか?幼児でも思春期の難しい年頃でも同じく、親から愛されていることを実感しているこどもは、わりと素直に親の話に耳を傾けるので親子関係はとても円滑になるんです。
しかし、愛って意外と伝わりません。注意や小言、厳しさも親の愛なのに…。
そこで今回は『こどもに伝わる愛し方』をお話したいと思います。
![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/104fbf89-8562-40d2-b874-6c06669ed356.jpg?w=720&h=600&resize_type=cover&resize_mode=force)
親の愛、子知らず
『きょうだい同じように育てたのに素直な子・反抗的な子、全然性格が違う』
『自分以外のきょうだいの方が可愛がられていてずるい!とこどもがスネる』
こどもが複数人いるご家庭では、こんなことってありませんか?
親からすれば、こどもは何人であろうと全員愛してやまない存在。皆同じように愛しているのになぜ???
それ、せっかくの愛がキチンと伝わっていないのかも知れません。
6児ママの愛は“不平等”
我が家はこどもが6人います。
(中3、中1、小4、小2、4歳、0歳10ヶ月)
その6人への愛し方は、全員平等ではありません。とても不平等です。
しかし、ものすごく公平なのです。
平等と公平。似ているようでかなり違うんです。
食事で例えるならこんな感じです。
![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/9b45a514-f6c1-43ed-b35f-cb79fb6ec9a6.jpg?w=720&h=528&resize_type=cover&resize_mode=force)
『平等』とはみな等しいこと。全員が均一に等しくなることを言います。
![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/7f7de0b1-f8c0-4f16-962e-44d500ff42db.jpg?w=720&h=469&resize_type=cover&resize_mode=force)
『公平』とは、すべてのもの(人)を同じように扱うこと。判断や処理などがある方向に偏ったりしないことを言います。
6人全員にまったく同じおにぎりを配ればそれは『平等』と言えます。しかしそのおにぎりはそれぞれの個性(食べれる量・発達など)に必ずしもマッチしているわけではないのです。
そこで、
「足りない!」
「量が多い…」
「大きくて食べにくい」
「お粥しか食べれない」
こども達の要望に沿ってそれぞれが食べやすいように変えます。おにぎりの大きさや形態を工夫して、6人全員が満足できるように『公平』にしたわけですね。
![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/23b56fc3-6a65-46f4-b077-40c8c4b85621.jpg?w=720&h=563&resize_type=cover&resize_mode=force)
これ、おにぎりをそのまま愛に置き換えてみてください。
【こどもそれぞれにわかりやすいように愛の形を工夫して初めて、6人全員が満足できる愛となる】
我が子であっても、きょうだいは一人一人が違う人間。性格・個性があるので、6人全員親から同じものを受け取っても感じ方はこどもによって違うわけです。
平等は不公平
「同じように育ててきたのに」
「同じように愛しているのに」
こちら(親)がこども全員に同じ愛し方で愛を発信しても、受け取り手(こども)はそれぞれ性格や感じ方が違うので、受け取り方も違います。
「ちゃんときょうだい全員に同じようにピアノも塾も行かせてあげた」としても、
「やりたいことをやらせてくれて嬉しい、私は大事にされてる」と感じる子、
「ピアノより空手をしたかったのに…親は私の気持ちをわかってくれない」と感じる子、
様々なのです。
![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/ee888dc7-289a-4947-904f-8091044edbe7.jpg?w=720&h=540&resize_type=cover&resize_mode=force)
愛情表現はそれぞれに合わせて変える
私が6人のこども達に「大好きだよ、愛してるよ」という気持ちを伝える場合は、それぞれにあわせて表現します。
(中3)アレコレ干渉されたくない
→干渉しない
(中1)いつも自分を気に掛けて欲しい
→小さな変化を見逃さない
(小4)たくさん甘えたい
→たくさん抱き締めてチュー
(小2)話を聞いて欲しい・ハグが好き
→目を見て話を聴く・たくさんハグする
(4歳)言葉でも愛情表現をして欲しい
→「大好き」を惜しみ無く言う
(0歳)ママと24時間離れたくない
→とにかく抱き締める(笑)
愛している気持ちを伝えるにも色んな形があります。こどもの数だけ愛の形があるんですよね。いずれにしても大事なのは『親がどれだけ愛を注いだか』よりも『こどもがどれだけ愛を受け取れたか』だと私は思っています。
子育ては自分本意(親中心)の仕事ではなく、相手本意(こども中心)ですすめるもの。
大人になってから知る親の愛というものもたくさんありますが、こどもは今すぐに毎日実感したい愛もある…。伝え方を工夫して、今現在の我が子にも親の愛が伝わったら幸せですよね。
●こどもの気持ちを理解しようと努力する
●こちら(親)の愛がこどもに伝わっている
この2つが揃っていると、親子共にイライラがグッと減って気持ちがラクになりますよ。こどもも素直にこちら(親)の話に聞く耳を持つようになるので親子関係が円滑になります♪
![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/794a741d-f4a0-4e16-a89f-e1035093ba69.jpg?w=720&h=582&resize_type=cover&resize_mode=force)
こどもが最高に喜ぶ裏ワザ
それは『特別扱い』です。
6人きょうだいの中で1人だけを特別扱いするのです。
誰を?6人全員をです(笑)!
大がかりな事でなくて良いのです。
6人それぞれと2人きりになれる時間を見つけてはコッソリとその子1人だけに秘密のおやつをあげたり、欲しい小物を買ってあげたり、他のきょうだいには内緒の話をしたり。
こどもって『自分が一番愛されたい』生き物ですからねぇ(笑)
自分1人だけ特別に扱われることが大好きなんです。
※これはこども達6人と過ごす中で知りました(笑)
![](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/e90ca6d3-e419-49fc-a7c9-e0287c9b3d14.jpg?w=720&h=589&resize_type=cover&resize_mode=force)
いかがでしたでしょうか。
不平等な上に特別扱い、学校では絶対にしてはいけないことですね。
家でしかできないこと。
親にしかできない愛し方。
ぜひやってあげてくださいね。
■この記事を書いたのは…■
大分の6児ママライター明日香。
ママのままプロジェクト・ママアンバサダー。
忙しい毎日を楽しむための時短家事や子育てアイデアを提案。
6児子育て経験を生かしての子育て相談も好評。
ママ達の応援団でありたい。
Instagram・サンキュ!STYLE記事一覧
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓