女の子を持つお母さん達へ知っておいてほしいこと【前編】

2020/08/12
  • 栄養士。「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」をコンセプトに執筆、レシピ提案などを行なう2児の母。もっと見る>>

こんばんは。

【家族を思いやる手作り料理】をコンセプトに、「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案している栄養士の内田かずよです。

普段は家族を思いやるごはんをテーマに、食×健康や美容、食育などをメインに執筆しているのですが、今回は、いつもの食とは少し離れて「女の子のお子さんをもつお母さん達に知っておいてほしいこと。」
として、私が高校生の時にしたダイエットによって【無月経】を経験し、その後10年以上病院通いになってしまった話です。

【ダイエット】をしているお子さんがいるお母さんには是非知っておいてほしいですし、まだお子さんが小さくても、いつかそんな日が来た時にふと思い出し、考えるきっかけになれば。
と思い少し長くなりますが、お子さんの健康の為に読んで下されば嬉しいです。

そのダイエット、本当に必要ですか?

今回は、女の子をもつお母さんに向けてのお話ですが、お子さんは無理なダイエットをしていませんか?
ここで言う無理なダイエットとは、本当に痩せる必要がある体型か?ということで、ダイエットの方法が極端な方法ではないか?と言うことではありません。
(もちろん極端な方法も良くないですが。)

私自身は昔「可愛くなりたい!綺麗になりたい!」と私なりに雑誌を読み、ダイエット特集を熟読したり、好きなモデルさんのライフスタイルや持ち物、食べ物などを真似していた時期があります。

知識のないまま憧れだけを抱き、高校2年生の頃ダイエットをしていました。
その頃は、サプリメントなどが流行っていたので、当時流行っていたダイエットサプリメントを生活に取り入れていました。

しかし、あの時の私の身体には本当は必要のないダイエットでした。
ダイエット特集などは、子供向けの雑誌でもきっと人気?の記事だと思いますが、そんなモデルさんの可愛さに憧れマネしたことがあります。
そしてその結果、私の場合は【無月経】という形で身体に支障をきたしました。

無月経という形で現れた身体の不調

無月経=生理がない。月経が全くこなくなりました。

ダイエットした背景には、その当時私の中では過去最高体重になったのです。
プリクラや写真をよく撮っていたその頃。
なんとなく顔がふっくらしてきたんですよね。
なので、雑誌などを見て手軽にダイエットサプリメントを飲んでダイエットを始めました。

しかしその後、栄養士として勉強したからこそ後で気付いたのですが、太ったとは言え健康的な身体を保つうえでの標準体重を超えてはいなかったのです。

ちなみに標準体重は
【身長(m)×身長(m)×22】で算出することができます。
例えば身長158cmなら、1.58×1.58×22=54.9kgです。

美容体重と言われる体重ですと、
【身長(m)×身長(m)×20】で算出することができます。
先程同様158cmなら、1.58×1.58×20=49.9kg

これは、高校生以上の方なら大人でも計算方法は変わりません。


肥満は健康を損なうイメージが強いですが、痩せ過ぎていても様々な身体への不調をきたします。
そして思春期の身体を作る大切な時期の無謀なダイエットは、あらゆる身体の不調の原因になりかねません。

無理なダイエットは生理が止まる!?

私達の身体って上手にできていて、例えば食事量が減ったりすると、まずは生命活動を優先させるんですよね。
(ここら辺は深掘りすると専門的な話になるので割愛させて頂きます。)

無理なダイエットで身体に必要な栄養が入ってこない。
ってなると、身体はまずは心臓や脳とかそっちを先に栄養を送ることを優先させます。
生理や妊娠など、女性にとっては大切な子宮や卵巣などの臓器。
ただ優先順位でいうと低いんです。そのため、ダイエットなどによる栄養不足状態が続くと、影響を受けやすいんです。

それが生理不順や不妊に繋がる可能性があります。
身体は元気で至って普通だったんですけど、私は生理がピタッと止まりました。

あれ?今月もこないなぁー。
けど高校生。婦人科へ行くのもなんか嫌だし、生理もなくて楽だし。とそのまま放置していました。

生理不順など生理がおかしい。止まったなどがあれば、遅くても3ヶ月くらいまでには受診した方がよいとされています。
知っていたけど、そのまま私は約1年も放置したんですよね。
けど1年もこなくなったんです。

その間、
・ダイエットのサプリを飲み続けていた。
・炭水化物の量を減らしていました。

サプリメントもそんな怪しい聞いたこともないものではなく、誰もが知るであろう有名なメーカーのものです。そのメーカーが悪い。とかではなく、私には必要なかったんですよね。

ようやく重い腰を上げ、婦人科を受診。
そこから生理がくる。という女性なら当たり前のような毎月のことを起こせるようになるまで、10年近くかかりました。

普段は「健康や身体に優しい。」などの発信をしており、真逆のような内容ですが、私のような辛い思いをしてほしくなく、今回記事にさせて頂きました。

私がこのように身体に優しいご飯やおやつを考案、発信するようになったのも、この体験がきっかけでもあります。

今一度

そのダイエット本当に必要?

知識のないまま、ただマネするだけのダイエット。無理してない?

もしお子さんがダイエットに励んでいたら、本当にそのダイエットが必要かお母さんとして、今一度考えてみて下さい。

長過ぎるので、後半へ続く。

最後までお読み頂きありがとうございました。

■この記事を書いたのは、内田かずよ
栄養士。
【家族を思いやる身体に優しい手作り料理】をコンセプトに、料理をもっと楽しく簡単に♩ 「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案しています。

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