女の子を持つお母さん達へ知っておいてほしいこと【後編】

2020/08/13
  • 栄養士。「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」をコンセプトに執筆、レシピ提案などを行なう2児の母。もっと見る>>

こんばんは。

【家族を思いやる手作り料理】をコンセプトに、「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案している栄養士の内田かずよです。

昨日は、普段の食に関する内容とは異なり

として、私が必要のないダイエットにより無月経になり、10年以上婦人科通いになってしまった話をご紹介させて頂きました。
既に前編を読み、また後編を見て下さった方ありがとうございます。

今日は昨日の続きです。
娘さんがダイエットしていても、していなくても。
もしそんな時がきたら、お母さんとして本当に娘さんにダイエットは必要かな?
と大切な身体のために今一度考えるきっかけになればと思います。

今日も良かったら読んでみて下さい。

終わりの見えない治療

高校生の産婦人科通いって本当に心苦しいです。
産婦人科って妊娠した人が行く。と思っていたので、妊婦でもないのに通うなんて。と思っていました。

綺麗になりたい!と思春期の女の子なら、誰でも抱きやすい気持ち。
そんな気持ちから、手軽にダイエット!とサプリメントを飲んだり、炭水化物をちょっと減らしたり。
生理が止まり放置していたことも悪かったと思うんですが、思春期の身体を作る大切な時期の不必要なダイエットって、想定外の負担だったようです。
 
個人差はあると思いますが、いろいろな治療をしたんですけど全然良くならなくて、長い長い終わりの見えない戦いのようでした。

身体の中で今何が起きているのか自分でもわからない。
けど自力では、全然生理が起こせない。

高校生の時に血液検査の結果から「将来この数値だと妊娠は難しいね。」とまで言われてしまい、本当にダイエットを後悔しました。

不必要なダイエットは大切な健康を損なうことがある。

もしお子さんがダイエットしていて、

今まで順調だったはずの生理が遅れ始めた。

出血量がおかしい。

生理がこない。

もしそんな事が起こったら、早めに産婦人科へ受診することをおすすめします。
ホルモンバランスが乱れる原因はダイエットだけではないので、一概にダイエットだけが悪い!とは言えませんが。

ただ、不必要なダイエットによりダイエットをするより大切な健康を損なうことがある。
ということも、改めて知っておいてほしいです。

私は自発的に安定して生理を起こし、子供を授かるまでには約10年かかりました。
これは私の場合なのでもちろん個人差があると思います。

けど、間違ったダイエットによって
健康を損ない、病院へ通うストレス。先の見えない不安。毎月かかる医療費。

後悔してもしょうがないんですけど、本当に後悔しました。

お子さんが不必要なダイエットをしていたら。

もしお子さんが不必要なダイエットをしていたら、私のように将来苦労してしまうような事もあることを一度知っておいてほしいと思います。

今は2人の娘に恵まれて、お医者様にも驚かれるような嬉しい結果となりましたが、私の母は長年の私の経過に孫は難しいだろうな。と覚悟していたと言います。

それでもやっぱりダイエットしたい!などあれば、

急に食事量を減らしたりせず、食べ物の質を変える。

これは大人でも言える事ですが、とくに思春期のダイエットは急な食事制限は成長の妨げになる可能性があります。
食事の量を減らすなら、今一度普段の食事を見直しすることをおすすめします。

食事量を減らすとお腹が空いてしまい、かえってお腹を満たすため、食事の摂り方が偏る傾向が高くなります。
極端に油物を避けてばかりいないか?ゼロカロリー商品ばかりを食べていないか?
炭水化物を極端に抜いていないか?など。

極端な食事方法は、髪の毛がパサついたり、爪がもろくなったり。他の体調不良にも繋がります。

食事量を減らすよりは質を変える。
例えば
・ノンオイルドレッシングよりは、オリーブオイルなど質の良い油を摂る。
・ゼロカロリーなら良いだろう!とゼロカロリーの商品ばかりを選ぶなら、しっかり食事を摂り、よく噛んで食べる。
・菓子パンよりは、おにぎりにする。(菓子パンは、砂糖など添加物も多いので)

他にも様々な方法はありますが、量を減らすより質を変えるなどの工夫がおすすめです。

ダイエットが本当に必要か?極端な方法ではないか?

これは、昨日書いたことの繰り返しになってしまいますが、本当にダイエットする必要があるのか?という、基本のようで疎かになりがちなスタート地点だと思います。

私のように顔がふっくらしてきたからと、とりあえずダイエットサプリメントを飲んでみる。など、自分にダイエットが必要か不要かもわからず、闇雲に取り掛かってみる。などしていないか?
ダイエットを始める前に本当にダイエットする必要があるのか、今一度考えてみてほしいな。と思います。


2日に渡り、私の過去の話を織り交ぜた個人的な話になってしまいましたが、思春期のダイエットによって大切な健康を損なう危険性があることをお母さん達に知っておいてほしい。
と思い、このような記事を書いてみました。

お子さんのダイエットを考える一つのきっかけになってくれたら良いな。と思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

■この記事を書いたのは、内田かずよ
栄養士。
【家族を思いやる身体に優しい手作り料理】をコンセプトに、料理をもっと楽しく簡単に♩ 「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案しています。

計算中