健康情報に振り回されない自分へ。身体作りに今日からできるたった1つのこと。

2021/02/16
  • 栄養士。「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」をコンセプトに執筆、レシピ提案などを行なう2児の母。もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターで「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案している栄養士の内田かずよです。

健康的な身体作りがより重要視されるようになった昨今。
何を食べれば良いのか?
何が身体に良い食べ物なのか?
など、どんな食材が身体に良いのか調べたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は、健康的な身体作りのために、今日からすぐできるたった1つのことをご紹介します。

○をいただく

健康的な身体作りのために今すぐできることは「旬をいただく」ことです。

季節に合った食事は身体に必要な栄養素がたっぷり詰まっており、私達の身体の摂理にもあった栄養を手軽に摂れるメリットがあります。

健康情報に溢れる世の中。
調べればたくさんの情報で溢れています。そんな中どんな食材が身体に良いのか?と季節を無視して、良いと言われた食材ばかりを食べるより、食材の旬を意識した食卓を心掛けるだけでも、簡単に身体を整える働きのサポートになる食事を作ることができるのです。

季節ごとの特徴と旬食材

季節ごとにそれぞれ簡単に特徴と食材を紹介します。

【特徴】デトックス
冬に溜め込んだ毒素を排出し、身体を目覚めさせる働き。

【食材】アスパラガス・菜の花・ふきのとう・新玉ねぎ・春キャベツなど

【特徴】身体の熱を冷ます。
夏に旬を迎える野菜や果物は、「カリウム」という成分が多く、体内の余計な熱を逃す働きのある野菜や果物が旬を迎えます。

【食材】きゅうり、トマト、モロヘイヤ、枝豆、なす、すいか、桃など

【特徴】胃腸を整え、冬に備えエネルギーを蓄える。
夏に疲れた胃腸を整え、腸も整える働きの高い食材が旬を迎えます。

【食材】きのこ類、芋類、根菜類、栗、柿、梨など


【特徴】身体を温め、免疫力を高める。
身体を温める作用がある野菜や、免疫力向上などに有効とされるビタミンCなどが多く含まれた野菜などが旬を迎えます。

【食材】ごぼう、れんこん、ブロッコリー、大根、りんご、みかんなど

旬を知ると体調管理にも役立つ。

前述したように「旬をいただく」と言うことは、私達の身体の摂理にもあった栄養を手軽に摂ることができます。

そのため「旬の食材と特徴」を少しでも知っていると、例えば冬の寒い日に冷え性の方は、夏に旬を迎えるきゅうりやトマトなど多く摂り過ぎると身体を冷やしてしまう可能性があるので、同じ野菜でも根菜類を選んだ方が身体にはおすすめです。

「生野菜は身体を冷やす。」と言いますが、サラダなどでよく入っているトマトやきゅうりは夏の食材なので身体を冷やす働きを持った栄養成分が多い。と言った理由からも、生野菜は身体を冷やすと言った話にも繋がります。

旬の食材は一年の中でも一番栄養価も高まるため、体調管理や風邪予防など免疫力向上の手助けにも繋がる他、市場に多く出回るため価格も安くなり旬の食材を選ぶことで、食費節約にも繋がります。

健康情報が多くて何を食べたらいいのかわからなくなってしまった方。
様々な健康情報も合う合わないがあったり、一つの食材でもさまざまな視点から捉えることができます。
1日1品からでも良いので、是非家族の健康やご自身の健康のために「旬を意識した食材選び」を意識してみて下さいね。


最後までお読み頂きありがとうございました。
今日もたくさんの笑顔が溢れる食卓になりますように。

■この記事を書いたのは、内田かずよ
栄養士。年長・年少2児の女の子母。
【家族を思いやる身体に優しい手作り料理】をコンセプトに発信やレシピ提案をしています。

♦Instagramでは、白砂糖普使用・小麦粉不使用のグルテンフリーおやつ。
ママに知ってほしい栄養の豆知識などを発信しています。

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