心の理論2018〜休日に夫婦で一芝居うちました〜
心の理論とは、
「他の人の『心の動き』がわかるかどうか」
というもので、
4歳前後に獲得すると言われています。
2018年、
子どもたちが3.5歳のときに
取り組んでみました。
この実験は被験者の他に「2人」必要ですので、
2018年のときは、夫と一芝居打ちました。
私が取り組んだ方法を紹介します
3分以内ですぐできる!心理実験です(^^)
こんにちは!元小学校教諭,手帳生活,朝3:45起き,野菜の重ね煮が大好きな3児の母
「池永良恵」です(^_^)。
私が2018年に取り組んだ方法を
そのまま紹介しますね。
5分以内でできて、準備もカンタンです(^_^)
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①
私「パパ、ビールを冷蔵庫に入れたね」
②
私「パパ、どこかに行っちゃったよ」
③
私「私がビールを戸棚の中に隠しちゃおう」
④
私「パパがビールをさがしに来たよ。
Q,どこを開けると思う?」
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この①〜④を子どもたちに見せます。
そして、
最後の問いかけをします。
そうすると、
5歳と3歳の答えがハッキリと分かれました。
A,
「たな!!だって、棚にビールが入っているよ!!」(3歳)
「冷蔵庫!だってパパは冷蔵庫に入れていったもん」(5歳)
おおおお!私自身がビックリ!
答えはハッキリと分かれてました。
発達段階の分かれ目に立っていた
5歳と3歳でした。
5歳と3歳の思考を解説します
少し解説しますと、
○3歳は、
よく見て、見たままを答えました。
→ママは冷蔵庫から戸棚に移したから、ビールは戸棚。パパがビールを探すのは戸棚。
○5歳は、
パパの心の動きをよく考えて答えました。
→パパはママの行動(戸棚に移動させたこと)を見ていないから、知らない。戸棚を開けることはない。パパは自分で冷蔵庫に入れたから、冷蔵庫を開ける。
という3歳と5歳それぞれの思考の流れでした。
できた!できない!ではなく、アプローチの参考にしてくださいね(^_^)
心の理論の実験でわかることは、
5歳には「相手の気持ちを想像して」という話が通じること。
3歳には「相手の気持ちを想像して」という話がまだ通じないこと。
つまり、3歳へは別のアプローチ(周りの人の気持ちよりも本人の気持ちに添った)が有効的であるということです。
幼児期の年齢だと、
きょうだいで同じ現象を見ても、
捉え方がこんなに変わってきます。
子どもがどのように考えているか
捉えることができるので、とても楽しい実験です。
子どもへのアプローチを考えるときの
参考になさってください(^_^)
続編もいつか書きますね。