心の理論2018〜休日に夫婦で一芝居うちました〜

2020/02/23
  • 福岡→北海道→千葉。全国転勤族の妻。7.5.2歳の母。元小学校教諭。現在はグラレコを楽しみ中。もっと見る>>

心の理論とは、
「他の人の『心の動き』がわかるかどうか」
というもので、

4歳前後に獲得すると言われています。


2018年、
子どもたちが3.5歳のときに
取り組んでみました。

この実験は被験者の他に「2人」必要ですので、
2018年のときは、夫と一芝居打ちました。

私が取り組んだ方法を紹介します

3分以内ですぐできる!心理実験です(^^)

こんにちは!元小学校教諭,手帳生活,朝3:45起き,野菜の重ね煮が大好きな3児の母
「池永良恵」です(^_^)。


私が2018年に取り組んだ方法を
そのまま紹介しますね。
5分以内でできて、準備もカンタンです(^_^)

池永良恵,がんばってなくても大好きだよ,心の理論

=====================

私「パパ、ビールを冷蔵庫に入れたね」


私「パパ、どこかに行っちゃったよ」


私「私がビールを戸棚の中に隠しちゃおう」


私「パパがビールをさがしに来たよ。

Q,どこを開けると思う?」
=====================

この①〜④を子どもたちに見せます。
そして、
最後の問いかけをします。

そうすると、
5歳と3歳の答えがハッキリと分かれました。






A,
「たな!!だって、棚にビールが入っているよ!!」(3歳)

「冷蔵庫!だってパパは冷蔵庫に入れていったもん」(5歳)


おおおお!私自身がビックリ!
答えはハッキリと分かれてました。

発達段階の分かれ目に立っていた
5歳と3歳でした。

5歳と3歳の思考を解説します

少し解説しますと、

○3歳は、
よく見て、見たままを答えました。

→ママは冷蔵庫から戸棚に移したから、ビールは戸棚。パパがビールを探すのは戸棚。


○5歳は、
パパの心の動きをよく考えて答えました。

→パパはママの行動(戸棚に移動させたこと)を見ていないから、知らない。戸棚を開けることはない。パパは自分で冷蔵庫に入れたから、冷蔵庫を開ける。


という3歳と5歳それぞれの思考の流れでした。

できた!できない!ではなく、アプローチの参考にしてくださいね(^_^)

心の理論の実験でわかることは、

5歳には「相手の気持ちを想像して」という話が通じること。

3歳には「相手の気持ちを想像して」という話がまだ通じないこと。

つまり、3歳へは別のアプローチ(周りの人の気持ちよりも本人の気持ちに添った)が有効的であるということです。

幼児期の年齢だと、
きょうだいで同じ現象を見ても、
捉え方がこんなに変わってきます。


子どもがどのように考えているか
捉えることができるので、とても楽しい実験です。

子どもへのアプローチを考えるときの
参考になさってください(^_^)

続編もいつか書きますね。

池永良恵です,最後までお読みくださりありがとうございました(^_^)

計算中

関連するキーワード