テストの正答率がアップするお風呂あそび
たいていの子どもは「計算問題」を解くことができます。
しかし、ある分野でガクッと正答率が下がります。
それは、「量感覚」です。
量感覚のテスト問題を出してみます。
問題・( )内にあてはまる単位を入れましょう。
①いるかの体の長さ3( )
②消しゴム3( )
③アリの体の長さ7( )
2年生のテスト問題の1つですが、
この「量感覚」で正答率が大きく下がります。
量感覚の問題に取り組む授業時間は
実はたったの1〜2時間。
現役時代も
「たったこれだけの時間で身につく学習内容ではないよね」と思いました。
子どもたちとの学校生活の中で、
単位をつけて話したり、実際にはかったりということを
何度も何度もくり返していました。
生活の中で身につけることが必要だと強く感じていたのです。
それで、今、わが子と何をしているかというと、
量感覚をつかって、遊んでいます。
お風呂で水の体積を感じとる遊び
こんにちは!元小学校教諭,手帳生活,朝3:45起き,野菜の重ね煮が大好きな3児の母
「池永良恵」です(^_^)。
最近のお風呂の遊び道具はこちらです。
「お薬の容器」です。
薬の容器をつかって、7.5.2歳全員に
「算数の量感覚」や「理科の観察や思考」の力を
つけることができるのです。
発達段階に合わせた楽しみ方をご紹介します(^ ^)
【2歳】
○空の容器で水中からビュンと飛び出させる
↑あまりウケなかった。(^◇^;)
○上からドボドボと滝のように流してみた
↑ウケが良く、もう一つの容器で流れる水を受け取ることを楽しんでいた。((o(^∇^)o))
○水中に沈めて、空気を出してみた
↑手にあたる感覚は面白かったみたい。身体は普通にスルーされる。
【5歳】
○私「空気が出てきたー」5歳「え?空気なの?」
↑ちょっと理科。
○大きい方から小さい方にうつした5歳「あふれる!あふれる!」私「なんであふれるのー?(*^▽^*)」5歳「こっちの方がいっぱい入るから!」
↑算数の量感。量感覚はなかなか身につかないので生活の中でくり返して身につける。
【7歳】
○私「うーん50mlくらい入った!」7歳「よめるよ」私「よめるの!?これはどのくらい?」7歳「100ml。」
↑目盛りの読み方を学ぶ。わかりやすい目盛りから読ませることが子どもの自信につながります。
○私「ペットボトルは500mlなんだよね」7歳「小さい方は350mlでしょ?」私「なんで知ってるの?」7歳「書いてあったよ」
↑単位について親しませる。
○その他。3人でお店屋さんごっこをしていた(^◇^;)
子どもたちにまかせてもよし、少し解説してもよし。
自然と学べる環境は親がつくることができます。