プチプラを卒業した主婦が考える!あえてちょっとだけ高い服を買うメリットとは
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
おしゃれを低予算で楽しむために、プチプライスの服をたくさん買う人もいると思います。
とはいえファッション業界の環境汚染や人権問題が話題になっている昨今、少し高価な服を買って長く大切に着るという選択も出てきました。
プチプラ服を買うのをやめ、少しだけ高い服を買うようになって感じたメリットをお伝えします。
クローゼットがすっきりする
安いとどうしてもお得感につられて大量に購入してしまいがちです。
本当にほしいと思っていたものを一点買いして大切に着ることができれば良いのですが、たいていの場合はたくさん買って少ししか着ないというパターンになります。
結果的に、「まだ着られるけれどそんなに着たくない服」がクローゼットを埋めつくしてしまい、捨てるのももったいないと悩んでしまうことに。
高い服を買うようにすれば、簡単には新しい服を買えなくなるので厳選して買う習慣が身につきます。
よく考えてから選んでいるので失敗が少なく、たんすの肥やしが増えるのを防げるのです。
売ればお金になる
高い服は品質が良く、飽きのこないデザインのものがほとんど。
そのためすぐに着るのが嫌になることはあまりありませんが、肌の色や体型の変化により着られなくなる可能性はあります。
わけあって着られなくなった服は、プチプラだと捨ててしまうことが多いでしょう。
売ろうとしても買い手はつかず、縫製に問題があり寄付もしづらいことがあります。
ですが元が高価な服であれば、フリマサイトに数千円の値段で出品しても買う人がいます。
実際にフリマサイトで検索してみると、質の高い服は人気がありよく売れていることが確認できます。
自己肯定感が上がる
汚れても気楽だから、という理由でプチプラを選ぶ人は多いはず。
それなら学生時代に着ていたような古い服を引っぱり出して着ればすみそうですが、そうはしない人の方が多い気がします。
プチプラ服を買う行動の裏には「お金はかけたくないけれどおしゃれに見せたい」「おしゃれは大事だけれど私に高い服はもったいない」といった気持ちがひそんでいるのではないでしょうか。
前者には他人の評価を気にする心理が、後者には自分の価値を過小評価する心理が見え隠れしています。
子どもと泥まみれになって遊ぶ時は学生時代の体操服を着て、家でくつろいで休む時は上質のパジャマを着る、といった選択は間違いなのでしょうか?
いえ、自分をもてなすために良い服を着るという習慣は自分を大切にする行為。
きっと自己肯定感を高めてくれることでしょう。
今ある服への愛着がわく
私もセールなどでプチプラの服をまとめて購入するのが習慣だった時期がありました。
でも安く買ったものはすぐ劣化して購入時とは違う姿になってしまうことに気づいたのです。
一番ショックだったのは、安いからと購入したチュニックを初めて着た日、息子を抱き上げた瞬間に引っかかってビリビリと破れてしまったこと。
この瞬間、私の中で「もう安さにつられて買うのはやめよう」という気持ちがわきあがりました。
今は一般的なプチプラブランドの倍以上の値段になるものをわざわざ選んで買っています。
「プチプラの店に行けばそれと同じようなのが2、3着買えるよ」などと言われたこともあります。
同じようなもの?……私はそうは思いません。
「同じような見た目」のものは買えても「同じような品質」ではなく、安いぶんどんどん劣化してしまうからです。
良いものを買えば長く着られ、長く着られれば今ある服への愛着がわきます。
何度も着ているからその服のことがよくわかってきて、コーディネートも組みやすくなります。
安いものを買いたいというのは多くの人が持つ欲望でしょうが、それを少し手放すことで見えてくる世界もあるのです。
◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。