初老と言うべきか不惑と言うべきか……40歳になりました

2020/05/25
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
私事ですが、先日40歳となりました。
この年を迎え、なんとなく胸に去来する感慨と今後の展望をとりとめもなく綴ることにいたします。
ご興味あればお読みくださいませ。

不惑とも言うが初老とも言う

40歳という年齢を表す言葉の1つに「不惑」があります。『論語』の「四十にして惑わず」からきた言葉で、学校で習って知っているという人も多いことでしょう。
それなら初老はどうでしょうか。こちらも辞書を引くと40歳のことを示す言葉だということが書かれています。
現在の感覚では、初老と聞くと60歳前後のことを思い浮かべるかもしれません。
でもそれは平均寿命が延びたから。
古い時代になると、20代や30代で死んでしまった貴族の例もかなりあります。
40歳まで生きられることはかなりおめでたいことでした。「四十の賀」と称して盛大にお祝いもしたのです。
つまり、40歳は老人の仲間入りを果たす年齢なのです。

明日死ぬかもしれないし100歳まで生きるかもしれない

現在の女性の平均寿命は87歳くらいであるらしく、下手をすればあと40年以上は余裕で生きることになってしまいます。
40歳まで生きるだけでも大変だったのに……と頭がくらくらする思いです。
できることなら70代で死にたいと思っているのですが、父方の親戚はみな長生きなので難しそうです。
そんな世の中でも、若くして急に死んでしまった友達や親戚もいます。
「明日死ぬかもしれないし、あと60年くらい生きるかもしれない」という開き直りと覚悟を持って生きるしかないのかもしれません。

人生は漂流に似ている

人生というのは、基本的に漂流しているようなものです。
強力なエンジンを搭載して針路を1ミリも違えず突き進んでいくような人は、ごくわずか。
普通は周囲の状況に合わせながら、時に流され時に方向を変えつつ、帆をあげたりおろしたりして進むことでしょう。
だから、「何年後に必ずこれをする」といった目標設定はあまり意味をなさないのではないかと思っています。
やりたいことはあっていいけれど期限は決めない、チャンスがあれば今やってしまっても構わないわけです。
なぜって、明日必ず生きていられるという保証はどこにもないのですから。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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