息子9歳……つらくて大変だった子育てを振り返って思うこと

2021/01/28
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
先日、息子が9歳の誕生日を迎えました。
育てにくい息子に苦労しながら歩んできた日々が、もう9年。
10代に突入する前の最後の誕生日ということで、少し思い入れが深く頑張ってお祝いしました。
お金はあまりかけていない、映えない我が家の誕生日会レポートです。

学校に行っているすきにこっそり飾る

誕生日会というと定番なのが、こういう数字の形をしたバルーン。
我が家では飾ったことがありません。
理由は、飾り終えたらゴミになってしまうから。
こういうデコレーショングッズ、何回も同じものを使うことはないですよね。
来年になったら1歳年を取ってしまうので、違う数字を使うことになるはず。
それなら、ゴミになっても良いものでつくろうと思いました。

というわけで、完成したのがこちらです。
古くなった布団のシーツを縫い合わせて、中にティッシュを詰め込みました。
飾り終えたら分解して、掃除などに再利用します。エコ精神。
近くで見るとあらが目立つのですが、遠目にはそこまで気にならないのでよしとします。

シーツの表面と裏面の布をそのまま縫い合わせたので、表裏で柄が違っています。
そして、裏側にしてしまったチェック柄の方が可愛く見えることに気付いてしまいました。
痛恨のミスですが、見なかったことにしておきます。

おしゃれな雰囲気はありませんが、なんとなく可愛らしく仕上がりました。
9の数字のそばにある扇が連結したようなものは、巷で見かけるペーパーファンなるものを模したものです。
地元の100円ショップには売られておらず、ネットで検索したら飛び上がるような値段だったので自作することに決めました。
なんのことはない、折り紙を蛇腹に折ってくっつけるだけ。
そんなに手間をかけずにできたので、これなら買いに行く方が面倒だわと思いました。

上の方にくっつけているのは、中にセロハンを入れたビニール袋をふくらませて輪ゴムでとじたもの。
コンフェッティバルーンでしたっけ、中にキラキラしたものが入っている風船をよくインスタグラムで拝見しますが、検索したら高かったので買いませんでした。
中に入れているセロハンは、ラムネの包み紙だったもの。徹底的にお金をかけていませんね。
ケチだと言われそうですが、意外と子どもというのはこういうダサいくらいのものを喜ぶのです。
このなんちゃって風船は、後で子ども達が投げ上げたり手の平で打ったりして、恰好の遊び道具になっておりましたよ。

ケーキだけはちょっぴり豪華に

息子は生クリームとイチゴが苦手でショートケーキだとスポンジしか食べないので、誕生日ケーキはチーズケーキが定番。
コージーコーナーで買うことが多かったのですが、今年は少しぜいたくして良いものを注文しました。
ココアチーズケーキ、税抜価格で1,280円。
しっとりとしておいしかったです。

数字のロウソクは、100円ショップで調達できました。
どこまで刺したら良いのかよく分からなくて、中途半端な状態になっております。

息子を育てはじめて9年も経過したのかと考えると感慨深いものがあります。
育てにくさに悩み、それが障害ゆえだと分かった時には「この子の人生は終わりだ」と言われているような気がしたものです。
それでも諦めず頑張って育て、「障害があってもかけがえのない我が子」だと思えるように。
今はむしろ、「障害があるからこそかけがえのない我が子」と思うようになってきました。
息子の存在がなければ、私はきっと世の中のさまざまな差別や貧困、ハンディキャップによる不利益などを「他人事」として見ていたでしょう。
全く関心を持たなかったかもしれません。
私が「どんな人でも尊重するようにしたい、ダメな自分も受け入れたい」と思うようになったのは息子のおかげです。
これからも息子が彼なりに成長していくのを見守っていこうと思います。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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