元大阪人はお好み焼きをこうつくる!家ならではの焼き方の掟
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
我が家では、おうち時間が長い週末のご飯にお好み焼きが登場します。
元大阪人として、こだわりは強め。
親から受け継いだ秘伝のレシピで焼くと、驚くほどもっちりしておいしい生地ができるのです。
お好み焼きで大事なのは生地!我が家の配合はこれ
イタリア人がピザの具材より生地にこだわるように、大阪人もお好み焼きのトッピングより生地の味を重視していると思います。
大阪のお好み焼き屋さんに行くと、お客さんはまず豚などのシンプルな具のお好み焼きを注文していました。
生地に肉などを混ぜ込んだものを渡されてセルフサービスで焼くのは、関東に来てから経験した記憶が。
大阪では、必ずと言っていいほど店員さんが焼いてくれます。
お好み焼き屋に行って、お好み焼きはまだしもたこ焼きまで自分で焼けと言われた時には、「店まで来た意味がない」と大阪に実家のある夫も文句を言っていましたね。
というわけで、お店で食べるよりおいしいかもしれないと思っている生地の配合はこちらです。
薄力粉:250g
キャベツ:200g
長芋:200g
出汁:150cc
卵:2個
牛乳または豆乳:大さじ1
かつおぶしまたは干しエビ:ひとつかみ
さらにトッピングの豚肉を50グラム前後用意します。3~4枚の量になります。
キャベツはフードプロセッサーでみじん切りするのが楽ですが、包丁で切る場合も神経質にならなくて大丈夫。
少し大きいのが残っていても、焼けばさほど気になりません。芯も刻んで入れて良いですよ。
長芋もすりおろして、たっぷり入れます。
この長芋が生地をもっちりさせてくれるのです。
親いわく、牛乳や豆乳は「生地をふんわりさせるため」、かつおぶしや干しエビは「香ばしくするため」なのだとか。
夫が甲殻類苦手なのでかつおぶしを混ぜていますが、どちらかというと干しエビの方がおすすめです。
焼き方に注意!おいしく焼くためのコツとは
焼く時は、フライパンよりホットプレートの方が断然楽です。
ごま油をひいて熱したプレートに、たねを適量落とします。
気をつけるのは、あれこれ触り過ぎないこと。
生地に粘り気があるのでなかなか綺麗な円形になりませんが、形にこだわり過ぎずにヘラや箸の先で周りを少し整える程度にとどめましょう。
豚肉は生地に混ぜ込むのではなく、生地の周りで焼いてしまいます。
火が通ったら生地の上に並べて、ひっくり返します。
この方法なら、肉に火が通ったかどうか心配する必要はありません。
ひっくり返した後、ヘラで生地をパンパン叩くというのは我が家の禁止行為。
夫がどうしても叩く癖があるため、私が見張っています。
叩くと、せっかくふんわり焼けている生地がつぶれてしまいもったいないですよ。
もう一度ひっくり返してお皿に盛ったら、ソース・マヨネーズ・青のり・かつおぶしを適量かけて終了です。
かつおぶしは最後にのせるようにすると、お好み焼きの蒸気でかつおぶしが揺れる「かつおぶしダンス」を楽しめます。
野菜がたっぷり入っているため、腹持ちが良い割には胃もたれせず、断面もふっくらとして色鮮やかで美しいです。
粉物の中ではヘルシーにつくれるお好み焼き、良かったら家族と一緒に楽しんでみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。