3.11の恐怖がよみがえった!震度5弱の地震で改めて見直した防災

2021/10/16
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
10月7日の深夜、千葉を震源地とする地震が発生、私の住む横浜市内でも震度5弱を記録する大地震となりました。
3.11以来の大地震で、防災について改めて考え直した我が家の話です。

恐怖のあまり動けなかった

地震速報によると、地震が発生したのは22時41分ごろ。
その時、私は記事執筆のためパソコンに向かっている最中でした。
突如、ゴゴゴと足元が揺れて縦にスウィングするような感覚が。
どうしよう!地震だ!寝室の子どもは大丈夫?逃げ道も確保しないと……。
いろいろな考えが瞬時に頭の中をかけめぐりましたが、私が実際にやったのはテーブルの脚をつかんだまま姿勢を低くして自分の身を守ることだけ。
寝室には落ちてけがをするようなものは置いていないという安心感もあったのでしょう。

東日本大震災の時に比べると揺れが若干弱いような気もしましたが、揺れ方が明らかに違ったのが恐怖でした。
10年前はやじろべえのように大きく横に揺れていましたが、今回は突き上げる感じに近く、直感的に震源が近いのだと思いました。
そのため「これは序章で、本格的な大きな揺れがくるのかも」と思ってしまったのです。
「逃げ道確保も大事だけれど自分の身を守るのが先決」と、冷静な判断をしていたのかもしれません。

改めて見直した我が家の防災

テーブルに隠れている時に気づいたのは、キッチン周辺でカタカタとなる物体の存在。
方向と音から考えて、観葉植物をさしている瓶だとわかりました。
比較的安定の良さそうな瓶を選んだつもりだったのですが、植物をさした時点でバランスが悪くなっていることに気づくべきでしたね。
その反省点をふまえ、瓶を置く場所に地震時の転倒を防ぐゲルをしきました。
指で強く押しても倒れなくなったので、ひとまずこれで大丈夫かと思います。

今回の地震は深夜に起きたというのも、恐怖を増大させる要因となりました。
我が家は夜になると照明を落とすので、部屋がかなり暗かったのです。
地震の直後に停電していたら、さらに恐怖感が増したことでしょう。
もちろん懐中電灯やランタンはあるのですが、家族全員がその使い方を理解しているかと言われるとあやしいものが。
そこで後日、手回し式のランタンを光らせる方法を子ども達の前で実演し、子どもたち自身にも触らせてみました。
最初のうちは要領がつかめていませんでしたが、そのうち子どもだけでも光らせられるように。

最後に考えたのが夫のこと。
地震の起こった日、夫は深夜勤務だったので帰宅していませんでした。
とはいえ、もう遅い時間だから最悪電車が止まっても歩いて帰れるくらいの場所にはいるだろうと判断、先に寝てしまいました。
結局、普段と違う路線を使って帰ることができたらしく、いつもより30分ほど遅くなっただけだったそうです。
その話の流れで、「そういえば災害伝言ダイヤル、登録しているよね?」と確認したところ「何それ」の一言。
確か3.11の時にニュースで聞いて、これは番号を登録した方がいいと話し合ったはずなのに!
どうやらすっかり忘却の彼方だったようです。

文字より画像の方が記憶に残る方もいらっしゃると思いあえての手書き画像UPです

「『171』です、覚えてください!覚えられないなら今すぐ登録して!」と携帯を持ってこさせて電話帳に番号を入れてもらいました。
ついでにネットで災害伝言ダイヤルの使用法を調べて夫に説明。
「個人情報漏えいの心配はなさそうだな」と納得していました。
携帯電話の電源が切れる可能性もあるので、固定電話や公衆電話も使えるよう、私は電話帳登録だけでなく番号の暗記もしています。
「ここにいるのか『いない』のか」で「171」と覚えていますよ。

防災は定期的に見直しすることが大事だなと思ったできごとでした。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

計算中

関連するキーワード