おうちで味噌をつくってみよう!食育にも時短にもなるんです
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
味噌というと、スーパーで買うものだというイメージがありませんか?
昔は家でつくるのが当たり前だったもので、つくり方も難しいものではありません。
簡単に味噌をつくれる商品と手づくり味噌のメリットをご紹介します。
味噌づくりキットで簡単手前味噌
今回味噌づくりのために購入したのは、小泉麹屋の「あなたも味噌職人」の米味噌バージョン4kg分です。
つぶした大豆と塩切りこうじのセット商品で、税込4,356円でした。
私はお店に直接取りに行ったのですが(要予約)、ネットで注文も可能。
こちらの商品は、ほぼ混ぜるだけの工程で完成するように工夫されています。
過去に参加した小泉麹屋の味噌づくり講習会の時の材料に似ていますが、材料の大豆があらかじめつぶしてあること、こうじと塩が混ぜられた状態になっているのが大きな違いです。
実際につくってみました
味噌のつくり方については小泉麹屋のホームページでも動画で公開されていて、大まかな部分は確認できます。
味噌だるは軽く水で洗って中をアルコールでふき、その後さらに熱湯消毒しました。
材料を混ぜるための鍋も同じように消毒します。
講習会の時はアルコール消毒しかしなかったので、少しやりすぎだったかもしれません。
その後、鍋に塩切りこうじを入れ、小さなかたまりがあったら軽くほぐします。
米粒のまわりにあるもやもやしているのが、こうじカビなのだそうです。
塩の混ざっていないこうじは、ほんのり甘くて甘酒のような味。
さらにつぶし大豆を入れて混ぜます。
上下かき混ぜるようにするとこうじが飛び散ってしまいやすいので、つぶし大豆の中にこうじの粒を押し込むようにした方がうまくいきますよ。
均一になったら野球ボールくらいの大きさにまるめ、味噌だるの中に。
味噌だるの一面にしきつめたら手のひらでおしてならし、また味噌のボールを入れてつぶす作業を繰り返します。
全部入れたら、味噌だるの外側にそうように指の第二関節くらいの深さまで溝を入れていきます。
その溝と味噌の表面全体にラップをかけ、上からぐっとおして溝をうめていきます。
溝に入れたラップは自然と巻き込まれていき、表面と上の方の側面をしっかりガード。
6か月ほど暖かい場所に置いておけば自然と熟成していきます。
涼しいところだとうまく発酵してくれないそうです。
たまに表面に青カビが生えることもありますが、カビとその周辺の味噌を捨てれば良いと講習会で言われました。
塩分が多いのでカビが味噌の奥深くまで侵入していくことはないらしいです。
手づくり味噌の良いところ
4kgで4千円台という価格から考えると、手づくりした方が割安になるとは言いがたいですね。
それでも手づくり味噌をおすすめしたいのは、やはり自分でつくった味噌はおいしいから。
手づくり味噌講習会で店の人に、「手の常在菌が味に深みを出すとされているので、自分の家で食べる分で気にならなければ手袋はいらない」と言われたことがあります。
もちろん、石けんでよく手を洗うことは必要です。
工場で大量生産された味噌では、我が家ならではの味にはならないですよね。
また、つくる過程を楽しめるので一種のレジャーだと考えれば安いものです。
子どもと一緒にやるのも盛り上がりますし、食育にもつながります。
自分でつくった味噌が家にあれば、頻繁に味噌を買いに行く手間もなし。
しかも市販の味噌より柔らかく溶かしやすいことが多いので、家事の時短にもつながるのです。
最初は1kgくらいの少ない量からチャレンジするという手もありますので、興味のある方は気軽に挑戦してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。