マナー的にはグレーでも合理的?食器洗いがぐっと楽になる一石二鳥の方法

2022/03/27
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
ご飯粒やソースなどがついた食器を洗うのって手間ですよね。
時間もかかるし洗剤や水もたくさん使ってしまってエコじゃない、と悩んでしまう人もいるのでは。
ウエスでふきとる方法もありますが、それよりずっと楽で合理的な方法をお伝えします。

食事の後半でご飯をお茶漬けにする

私が子どもだった頃、母の実家に帰省した時の思い出。
祖母のつくる料理はとてもおいしかったのですが、私はおかずを先に食べてしまいご飯を残しがちでした。

「ご飯どうしよう」と思い始める頃、いつも祖母は来客用の大きな急須を持って食卓を回り、私や弟や従兄弟の茶碗に次々とほうじ茶を注いでいったのです。
不思議なことに、お腹いっぱいになりかけていてもお茶の香りのするご飯は食べやすく、するりと胃の中に入っていきました。

思えば、ほうじ茶はご飯を食べやすくするだけでなく、茶碗にご飯粒がくっつくのを防ぐ意味もあったのではないかと思います。
今でも私はその頃のことを思い出し、ご飯があまりそうな時はお茶漬けに。
旅館でも、「お茶漬けにしてもらっていいですか」と仲居さんに頼むことがあります。
今のところ、断られたことはありません。

皿についたソースをパンでぬぐう

パスタやハンバーグ、シチューなどソースをたっぷりと使う料理では、注意して食べても皿にソースが残りがちです。
さすがに皿をなめるわけにはいきませんね。子どもがまねすると困ります。
そんな時は、パンをちぎってソースをぬぐって食べるのがおすすめです。

高校の頃礼法の授業があり、先生に教わったところでは「パンにソースをつけて食べても問題ない」ということでした。
レストランでも普通にやってしまいますが、有名な高級レストランに行った時はウェイターに一言確認しています。
ソースは料理の中でも手間がかかる部分なので、きれいに食べ切った方がシェフもうれしいのではと思うのです。

カレーライスの場合は、必ずナンを焼いて一緒に出すようにしています。
無印良品にナンを簡単につくることができるキットがあり、いつでもナンを焼けるように常備しております。

最後の宿敵、鍋のカレールーは寒天で一撃

恐ろしいラスボスのようなカレールー、皿についたものはナンと一緒に食べれば良いのですが、鍋にびっしりこびりついたものもやっかいです。
ぬるま湯をはって洗剤を入れ、つけおきにする家庭が多いのでしょうか。
我が家では、あらかじめカレールーの中に寒天を入れてしまいます。

食べる時、見た目や味には変化がありません。
冷えるとうっすらかたまります。
ゆるめのゼリー状になるので、残りを器に入れて保管する際もつるっと取れて便利。
鍋にわずかに残ったルーも、水につけるだけで勝手に薄い膜となりはがれていきます。

調理時や食べる時に少しの工夫をするだけで、食器洗いはぐんと楽になります。
最後まできれいに食べきれば、食品ロスも減らせるので一石二鳥ですよ。

◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒に弱いけれど日本酒が好き。食生活アドバイザー(R)の資格を取得。

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