洗濯ものにカメムシが!できるだけ寄せつけない対策3
こんにちは。昆虫マニアでもあるサンキュ!STYLEライターのdanngoです。
最近、洗濯ものにカメムシがつくという被害報告をよく耳にするようになりました。
異臭を放つことでも知られるカメムシ。適切に対処しないと大変なことになります。
カメムシをできるだけ寄せつけない対策と、見つけたときの対処法をお伝えします。
周りに植物を置かない
そもそも、カメムシとはどんな虫か知っていますか?
じつは、分類としてはセミに近い昆虫なのです。
セミと同じく、植物に細長い口を突き刺し汁を吸うことで生きています。
つまり、カメムシがたくさん出るということは近くに植物があるということになります。
洗濯ものを庭やベランダで干す場合は、近くに生きた植物を入れた植木鉢などを置かないようにしましょう。
雑草が伸びている場合は、刈るなり抜くなりしておくことが大切です。
近年では外来種のキマダラカメムシをよく目にするようになりました。
サクラ、ウメ、モモなどのバラ科の木を好むので、民家の多い場所でも見かけます。
一軒家なら、物干し竿のそばに木の枝が張り出していないかチェックしてみてください。
切り倒すなり剪定するなりすれば、カメムシに遭遇する機会は減るはずです。
早く干して早く取り込む
カメムシは基本的に夜行性です。
昼でも見かけますが、活発に動き回ることは少ないですね。
そのため、カメムシが洗濯ものにつくのは午後から夜にかけてが多いと考えられます。
特に白い洗濯ものにつく姿がよく発見されますが、これは夜でもわずかな光を反射して明るく見えるから。
その習性を考慮して、洗濯ものはなるべく朝早く干して昼には取り込むのがいいでしょう。
真夏なら、2〜3時間くらいで洗濯ものがかわくこともあるので、午前中に取り込むことも可能ですね。
被害がひどい場合は部屋干ししかありませんが、たまに見かける程度ならこの方法で対処できます。
虫よけ用品で対策を
カメムシには好きなにおいと嫌いなにおいがあるので、それを利用して対策することが可能です。
好むのはフローラル系の香り。柔軟剤に配合されている場合があるので気をつけましょう。
逆に苦手なのは、ミント系の香りです。ハッカ油を希釈してスプレーするのも対策としては有効。
ただ、毎日やるとなると少々面倒くさいかもしれません。
ミントの香りがする市販の虫よけもあります。
私が買ったのは株式会社ウエ・ルコの「紙でつくったハッカの虫よけ」。
スーパーで売られていることもありますし、amazonや楽天市場でも見つかります。
1つ500円台のものが多いですね。
プラスチックではなく紙を使用していて、100%天然の虫よけ成分を配合。
約120日使えるということで、ワンシーズンは耐えられそうです。
ひもを通してつるすだけでよく、見た目も素敵なので満足しています。
ミントの香りはかなり強いですが、不快なにおいではないので問題ありません。
もし、しっかり対策してもカメムシに出会ってしまったら、むやみに触らないように気をつけてください。
紙などを近づけてそこにそっと移動させ、平行移動させて離れた場所に逃がしましょう。
あのにおいさえなければ人間自体に害はなく、きれいな姿のものもいます。できれば優しい気持ちで接してあげてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。