思い出すと恥ずかしい!若い頃本気で勘違いしていた言葉3
あけましておめでとうございます。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
皆さん、初笑いはもうしましたか?
今回は、私が若い頃いろいろと勘違いしていたことを発表してみたいと思います。
若気のいたりと温かい目で見ていただき、少しでも楽しんでもらえたら幸いです。
コンサバ→紺色のサバ?
大学生の頃の私は、部屋着とほぼ同じかっこうで青山通りを歩けるくらいファッションに無頓着でした。
心配した友人が、時々読み終えたファッション誌をくれたのですが。
私には、そこに書いてあるおしゃれなファッション用語がほとんどわかりません。
特に悩んだのが頻繁に出てくる「コンサバ」という言葉。
コンサバティブ(conservative。保守的という意味)という言葉の略だとは夢にも思わず、ブルガリやティファニーと同じようなブランド名だと勝手に考えていました。
でもコンサバが英語とは思えず、いつの間にか「紺色のサバ」というイメージが。
「きっとこの服の裏側には紺色のサバの絵が入ったロゴがあるのだわ」と目をこらしてロゴが映っていないか探していましたね。
お嬢様系のファッションで人気だった蛯原友里さんは、紺色のサバブランドが好きな人だとも思っていました。申し訳ありません。
ウィンナーコーヒー→ソーセージの入ったコーヒー
一時期、ウィンナーコーヒーというものが流行ったことがあります。
ウィンナーコーヒーの正しい意味は「ウィーン風のコーヒー」で、ホイップしたクリームをトッピングしたコーヒーらしいのですが……。
当時の私にとって、「ウィンナー=ウィンナーソーセージ」でした。
そのため、ウィンナーコーヒーは当然のことながら、ソーセージの入ったコーヒーという解釈になってしまいます。
頭の中にあったウィンナーコーヒーを再現して、おそるおそる実食すると。
意外にも、ソーセージの方はコーヒーの苦みも気にならず、コーヒーによって温められているためおいしく感じられました。
でもコーヒーの方は逆にソーセージによって冷めてしまい、なんだか生ぬるくていまいちです。
やはり、コーヒーとソーセージは別々にいただくべきと悟りました。
イベリコ豚→あぶった子豚?
私が20代半ばくらいの頃から、日本で流行りだしたイベリコ豚。
スペインから来たおいしい豚の品種だと今は理解していますが、当時は全く知りませんでした。
ただ、連日のようにグルメ番組で炭火焼きのおいしそうな豚肉が「イベリコ豚」として紹介される状態。
私には「イベリコ豚」とは聞こえず、「いべり、子豚」と認識されておりました。
「子豚の肉だからおいしいのか」と思い、「『いべり』って何だろう?」という疑問には、「『あぶり』がなまったものなのだろう」と結論。
「動く」を「いごく」という地域があるように、方言では母音が変化することが多くあることを日本語学の講義で聞いていたので、あっさりそう思ったわけです。
おまけによく見るイベリコ豚の映像は炭火であぶった肉でしたから、もうこれは間違っても仕方ないですよね……?
今でも時々勘違いします
わからない言葉はそのつど検索すればいい、そんなことはわかっているつもりです。
でもアナログな私はすぐに検索するのが面倒で、辞書にのっていないとわかると放置しがち。
そういうわけで、今でも時々とんでもない勘違いをしてしまいます。
コロナの影響で分散登校がおこなわれていた時のこと。
息子と一緒に登校していると、通りがかりの小学生たちが「今日学校から帰ったら『あつもり』やるんだ」と話しています。
私の頭の中には、「あつもり」と言えば平敦盛以外ありません。
「織田信長が桶狭間の戦いの前に舞った『敦盛』が流行っているのかな?『人間五十年』のところが今の時代の雰囲気にマッチするのかも」
そう考えた私、「コロナ流行で敦盛に共感する人が増えた」という記事の構想をひそかに練っておりました。
ところが数日後、「あつもり」は「あつまれどうぶつの森」の略だとニュースで知り、練りかけていた記事案はあえなくお蔵入りとなったのでありました。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。