安心とともに懐かしさと癒しを演出!自然派蚊取り線香の魅力
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
雨が多い季節がやってくると、気になるのが蚊の大量発生。
刺されるとかゆいだけでなく、デング熱を発症する可能性もあるため注意が必要です。
対策グッズの1つである蚊取り線香、ナチュラルな雰囲気のものを見つけたので紹介します。
「菊のけむり蚊とり線香 夕顔」(1,408円)
香料と着色料を配合していない、素朴な雰囲気の蚊取り線香です。
天然の殺虫剤である除虫菊を配合。
中を開けると、線香が濃い緑色ではないことに驚くはずです。
蚊取り線香のイメージである緑色は、着色された色だったのですね。
線香立て具も2枚入っているところに親切さを感じます。
除虫菊って何?
パッケージを見ると、有効成分として「除虫菊末」と書かれているのがわかります。
この除虫菊というのは、シロバナムシヨケギクというもの。
ピレトリンという成分を含み、蚊の駆除に力を発揮します。
人間を含む哺乳類にはほぼ無害の成分。
昔の蚊取り線香には必ず入っていたのですが、現在は人工的に合成されたピレスロイドという類似成分が配合されていることが多いです。
その他成分のところに書かれている植物混合粉はおそらくつなぎ、ソルビン酸は保存料かと思われます。
中身を取り出してセッティングしてみた
早速中身を取り出すと、とぐろを巻いた蛇がからみ合っているような奇妙な形。
「どうなっているの?」ととまどっていたら、内蓋に取り外し方が書いてありました。
2本の蚊取り線香を組み合わせて入れてあったのです。
これぞ究極のシンデレラフィット。
縦にしてお互いを逆方向に押せば簡単に分離できました。
小さな穴に立て具の先を押し込めば安定します。
ベランダで使うべく、踏み台を置きその上にお菓子の缶の蓋を敷いて、そこに蚊取り線香をセッティングできるようにしてみます。
懐かしい香りで強すぎずしっかり効く
火をつけた蚊取り線香を立て具に取りつけ、置いてみました。
最初は炎が出ていましたが、すぐに落ち着いて煙だけに。
私は蚊取り線香の香りが好きです。
部屋に戻って戸のわずかな隙間から入って来る香りをかぐと、なぜかほっとしました。
我が心 かねて空にや 満ちにけん 行く方知らぬ 宿の蚊遣火
ふと思い出したのは、『狭衣物語』のこの歌。
蚊遣火は蚊を追いやるためにたく火のことで、古今集にもその語が見られ、恋心を表現するのに用いられます。
『狭衣物語』のこの歌も恋の歌。
所帯じみた香りのようにも思われますが、みやびな雰囲気も感じてしまいます。
余談ですが、ベランダには体長1cm弱のクモ(命名クモ子、勝手にメスと推測)がいます。
大食漢で害虫をことごとく駆除してくれているのですが、うっかりその存在を忘れて蚊取り線香をたいてしまいました。
心配になり確認したところ何とか生きていてくれたようでした。
風下に巣がなかったことが幸いしたよう。
蚊は全く近寄らなくなり助かっています。
人体に危険がなく電気がいらないので、キャンプなどでも活躍する蚊取り線香。
腰につけてぶらさげられる入れ物も売っていますので、アウトドアで活躍しそうですね。
風情がありつつ実用性もかねそなえた蚊取り線香、良かったらぜひお試しください。
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◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。