5月10日から愛鳥週間!元野鳥部が身近な野鳥の観察ポイントを紹介

5月10日から愛鳥週間!元野鳥部が身近な野鳥の観察ポイントを紹介

2024/04/03
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
毎年、5月10日から16日までは愛鳥週間(バードウィーク)。
大切な野鳥を守るためにも、身近に見られる鳥に親しみたいですよね。
野鳥部にいた私が、都会でも比較的よく目にする野鳥と観察ポイントについて紹介します。

住宅街で見かける野鳥

住宅街で見かける野鳥

「自分の周囲には野鳥などいない」「スズメとカラスとハトしか見ない」と思っている人もいるかと思います。
注意して探してみると、意外と愛らしい野鳥がいるものですよ。特によく見かけるものを紹介します。

ヒヨドリ

ヒヨドリ

スズメより大きくハトより小さい、中くらいの大きさの鳥。
全身灰色ですが、目の横から下にかけては赤茶色をしていて頬紅をつけたように見えるのが魅力。
頭頂部の羽毛が少し立っているように見えます。
「ピーヨ、ピーヨ」とけたたましく鳴くので、声を聞けばすぐわかるはず。
甘いものを好み、果物や花の蜜のある場所によく出現します。

メジロ

メジロ

スズメくらいの大きさで、黄みがかった緑色に見える小鳥です。
目の周りが白くふちどられているのが最大の特徴。
ウグイスと勘違いされることも多いですが、ウグイスはもっと茶色っぽい緑(オリーブグリーンに近い色)をしています。
花の蜜を好むため、ツバキ、ウメ、サクラなど花の咲く木の枝にとまっているのをよく見かけます。

リンゴを食べるメジロ

私の子ども時代は、親がイチゴやリンゴをベランダに置いていたためよく遊びに来ていました。
ご近所の関係で難しくなければ、試してみる価値はあります(虫も来る可能性があるので夏はやめておくのが無難)。

ハクセキレイ

ハクセキレイ

スズメくらいの大きさの、白と黒2色の小鳥。
腹側が白、頭と背はだいたい黒く、目の横に黒い線があり、胸にエプロンをしたような黒い部分があるのが特徴です。
小さい体ですばやく動き回ります。
虫を食べるため、土のある場所でちょこまかと歩いています。警戒心がそれほど強くないのか、車道のアスファルトの上にいてヒヤヒヤすることも。

水辺にいる鳥

大きな川

池や川など、水のある場所に行くとまた違った種類の鳥が見られます。
黒くて大きな体のウが羽を広げてかわかしている姿は、よくある光景。
渡り鳥が多いですが、1年中見られる鳥を紹介します。

カルガモ

カルガモ

カモにはいくつか種類がありますが、多くは渡り鳥。
そんな中で、カルガモは珍しく1年中日本にいる留鳥です。
カモといえばカルガモを思い浮かべる人も多いはず。
人間をあまり怖がらず、むしろ近づいてくることもあります。

目の横に1本黒い線があります。
角度によっては青くてきれいな風切り羽を確認できますよ。

コサギ

コサギ

川の近くで歩いている姿をよく目にします。
小さいサギという名前ですが、ハトやカラスなどよりずっと大きく、近くで見るとなかなか迫力があります。
頭頂部にある長い飾り羽と、足袋をはいたかのような黄色い脚先が特徴。
水の中にいる虫などを探すため、脚をふるわせて水底をかきまわし追い出そうとする動きが面白いです。

都会でも比較的見つけやすい鳥を紹介しました。
人が近くにいてもこちらからいきなり近づかなければ逃げないことが多いため、散歩中に見かけたら歩みをとめて観察してみると楽しいですよ。

◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。

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