紫陽花

そろそろ上半期が終わる!下半期までにやっておきたい「夏越しの祓」とは

2024/06/25
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
早いもので、今年もそろそろ折り返し地点。上半期が終わってしまいます。
下半期をつつがなく迎えるために、「夏越しの祓」をやってみてはどうでしょうか。
神社仏閣好きの私が、要点をかいつまんでお話しします。

「夏越しの祓」とは

「夏越しの祓」とは

「夏越しの祓」は「なごしのはらえ」と読みます。「夏越しの大祓」とも。
言葉からなんとなくわかるように、夏を越すタイミングでおこなわれる清めの儀式ですね。
毎年、6月30日におこなわれます。

ちなみに、旧暦では4、5、6月が夏。7月からは秋になります。
現代人にはピンときませんが、6月末日は夏の最後の日だったわけですね。
災厄をはらうために神社でおこなわれる儀式で、6月になるとけがれを清めるための茅の輪が境内に設置されることが多いです。

茅の輪くぐりをやってみよう

茅の輪くぐりをやってみよう

災厄をはらう儀式としてよく知られているのが「茅の輪(ちのわ)くぐり」。
神話の時代に起源を持つ由緒正しい儀式です。
茅でつくった大きな輪の中を人がくぐりぬけることでお清めをします。
くぐりかたは、ミツバチの8の字ダンスのイメージ。
茅の輪が中心になるようにして、数字の8を描くように歩くわけなのですが、どこの神社でもだいたいくぐり抜けかたが看板などに書いておいてあるので簡単です。

人形の紙

厄落としのための人形の紙をおいてある神社も。
焚き上げをしたり川に流したりして、上半期についたけがれを清めてくれます。

水無月もぜひ食べて

水無月もぜひ食べて

その名前をつけた「水無月」という和菓子は夏越しの祓の名物です。
簡単に言ってしまえば、小豆が上にのったういろう。
三角形の姿は、氷を模していると言われています。

切った水無月

涼しげな見た目で、もちもちとした食感と小豆の上品な甘さがあとをひく和菓子です。
だいたい6月に入ったあたりから、和菓子屋の店頭で見かけるようになります。
小豆には厄ばらいの意味があり、氷をイメージさせることで暑気ばらいの意味も持たせています。
水無月を食べながら無病息災を願うのも、雅な夏のすごしかただと言えるでしょう。

茅の輪くぐりのための茅の輪は6月すぎても設置されている神社がありますし、水無月は取り寄せも可能です。
SNSが発達した現在は調べれば簡単に探せるので、気が向いたらチャレンジしてみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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