親子で楽しく実験クイズ!ゆで卵と生卵を見分ける方法は?
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
お家時間が長くなりがちな昨今、家にあるものでできる簡単な実験も面白いかも。
料理のついでにできる卵の実験をクイズ形式でご紹介します。
ゆで卵と生卵を用意し、中を割らずにどちらか見分ける方法を当ててみてください。
選択肢は4つ!さあどれなら見分けられる?
用意した選択肢は4つです。
1.スプーンでたたく
2.手で回す
3.懐中電灯で照らす
4.水に沈める
実は私も、実験してみるまで結果がわからないものがありました。
もしかしたら全ての方法で見分けられるかもしれないし、どの方法でも見分けられないかもしれません。
では実際に試してみましょう。
1.スプーンでたたく
卵を片手に持ち、もう一方の手でスプーンを握り卵の殻をたたいてみます。
まずは1つめ。
「カンカン」
それでは、もう1つも。
「カンカン」
違いがわかりませんでした。
硬いものは振動数が多くなるはずなので、ゆで卵が高くてはっきりした音、生卵が低くて鈍い音になるのではないかとの予想だったのですが。
どうやらはっきりと聞き取れるほどの差は出ないようです。
もしかしたらものすごく耳の良い人や犬や猫などの動物なら、違いを識別できるかもしれません。
ゆで卵も生卵も表面は硬い殻におおわれているので、内部の震える音より外側の振動音が目立って聞こえた可能性も考えられますね。
2.手で回す
テーブルの上に卵をねせて置き、指で両端を持って回してみました。
まずは1つめ。
うまく回りません。
鈍く2、3回転するのですが、すぐに止まってしまいます。
カメラのシャッターを切った時にはもう動いていませんでした。
それではもう1つも回してみましょう。
こちらはとてもスムーズに、クルクルとよく回ります。
写真を撮り終えても、しばらく回り続けていました。
お気づきのかたも多いと思いますが、よく回った方がゆで卵、回らなかった方が生卵です。
ゆで卵は中身が固まっているため重心が安定しますが、生卵は中が液体のため安定せず動きがストップしやすいのですね。
3. 懐中電灯で照らす
わかりやすくするため、室内を暗くして実験しましょう。
1つめの卵を近づけると、光の当たった表面が白く光ります。
もう1つの卵だとどうなるでしょうか。
光が近くにくると、卵全体がランプのようにぼうっと輝きました。
違いは一目瞭然ですね。
表面だけが光ったのはゆで卵、全体が光ったのは生卵です。
ゆで卵は白身が白く固まっているので光を通さず表面で反射してしまうのに対し、生卵は白身が透き通っているため光を中に通すのでしょう。
4.水に沈める
水を入れた容器に、2つの卵を同時に沈めてみました。
真横から見てみたのですが、違いが感じられません。
もしかしたらゆでることで内部の成分が溶け出して軽くなるかしらと思ったのですが、さすがにそれはないようです。
ただし、この方法は古い卵と新しい卵を見分けるのには有効。
卵はほうっておくと殻の小さな穴から水や二酸化炭素が抜けて軽くなっていきます。
写真は賞味期限ぎりぎりの卵と買ったばかりの卵を沈めたもの。
左のおしりが少し持ち上がっているように見えるのが、賞味期限ぎりぎりの卵です。
腐った卵だと、完全に水に浮きます。
食塩水を使うとよりわかりやすいですよ。
実験結果まとめ
以上の実験から、はっきりとゆで卵と生卵を見分けられる方法はこちらの2つです。
2.手で回す
3.懐中電灯で照らす
予想は当たりましたか?お子さんと一緒に考えると盛り上がりますよ。
最後は本当にゆで卵と生卵なのか、割って確かめると良いでしょう。
実験が終わった後の卵は普通に料理に使えます。
いつもより卵を楽しく食べられるかもしれませんね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。