恐怖!キッチンで遭遇のゴキブリを殺虫剤なしで倒すには
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
家の中でゴキブリに出会ってしまうとかなりの恐怖体験となりますが、普通の部屋なら殺虫剤で対処できますね。
問題なのは、キッチンで遭遇した場合。食べ物があるから殺虫剤をまくのがこわくありませんか?
私の実体験や本で調べたデータから、殺虫剤なしで倒す方法を3つ紹介します。
殺虫剤なしで倒す方法1:食器用洗剤
幼い頃、『ありとはと』という童話を再現しようと思った私は大きなバケツに水をはり、木の葉を片手にアリをつかまえ水の中に投げ込みました。
するとアリは何度やってもすばやく水面を歩いて、難なく脱出するではありませんか。
昆虫の多くは体の表面に薄い油のバリアをまとっていて、ちょっとの水ならはじくようにできています。
体の側面に気門と呼ばれる空気の取り込み穴があるのですが、そこが雨水などでふさがれると呼吸困難におちいるためです。
この油のバリアを打ちやぶることができるのが食器用洗剤にふくまれる界面活性剤。
水と油を混ぜてしまう作用があるため、界面活性剤をもちいれば気門をふさぐことが可能。
腹部の気門を全てふさぐには全身をおおう必要があるため、液状のものよりは広い面積をカバーできる泡タイプがおすすめ。
体の酸素がつきるまでしばらくもがき暴れるかもしれませんが、苦しんでいる間にポリ袋などで物理的にとらえることが可能です。
殺虫剤なしで倒す方法2:熱湯
私が働いていた時、職場の給湯室でゴキブリに遭遇したことがありました。
パニックになった私は、手に持っていたポットの中に残っていた熱湯をそのままシンクにぶちまけたのです。
するとゴキブリはあっさり昇天。
ゴキブリがいかに生命力の強い存在といっても、たんぱく質が凝固する温度の熱湯をあびればひとたまりもないわけです。
実際には100度近い熱湯でなくても、60度以上あれば殺せるようです。
あまりに熱いお湯だとシンクを傷める可能性があるので、少し温度を調整するといいでしょう。
殺虫剤なしで倒す方法3:消毒用エタノール
エタノール、つまりアルコールも昆虫の油膜ガードをものともせず気門をふさぐことができるそうです。
消毒用のエタノールは、常にキッチンにありますね。
火の周りで使うのは危険なので、床や調理台など火気のないところでだけ使うようにしましょう。
もししとめそこなって家具の裏などに逃げ込まれた場合は、毒餌をしかけるという方法もあります。
1匹見つけたらほかにもゴキブリがいる可能性が考えられますので、しとめられても念のため置いておくのがいいかもしれませんね。
※参考文献:デヴィッド・ジョージ・ゴードン『ゴキブリ大全』
◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。