【汚部屋レスキュー】0円で改善!考え方で変わる日常備蓄

2020/03/23
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

3.11以来、常に防災を意識しているサンキュ!STYLEライターのdanngoです。
整理収納の資格など全く持っていない私ですが、汚部屋レスキュー画像4について防災の観点からアドバイスしたいと思います。

保存食品全て入れなくてOK

写真主さんの画像を見ると、賞味期限が数か月先のものはとりあえず入れている、という印象を受けます。
缶詰やレトルト食品に混じってマシュマロが入っていますよね。
確かにマシュマロは未開封だと長持ちするのですが…一般の食品に紛れていると存在自体を忘れてしまいそうです。
避難生活でお菓子があると気が楽になるという話を聞くので、お菓子のストックは大事なのですが。
缶詰が重いので、下の方の引き出しに入れているのではありませんか?
他の家族、特に子どもに見つかりやすくなってしまいますよ。

いざという時、いつの間にか食べられていたということになりかねません。
市販のお菓子は基本的に未開封なら長持ちするので、お菓子専用の箱を作って手の届きにくい場所に隠してみては。
開封したものを食べ切ってから次の袋を開けるルールにすれば大丈夫です。

そもそもローリングストックとは?

私は防災に関して、『サンキュ!』の2018年10月号付録を参考にしています。
ローリングストックは「日常備蓄」と表現されているのですが、「いつも食べているものを少し多く買って保管すること」といったことが書かれています。
食べ慣れた、定番のものが良いのです。

・普段買わないのに特売だったので買ってしまった商品
・新商品や期間限定の商品
・誰かにもらったもの

以上のものは、ローリングストックには不向きといえそうです。味がよくわかっていないので、いざという時口に合わず困るかも。
食べ慣れていないものを手に入れた場合には、忘れないうちに食べてしまうのが得策です。

収納しやすい商品を選んで買おう

できれば、「買ったものをなんとなくローリングストックに」ではなく、「ローリングストックにすることを前提に商品を買う」方が良いと思います。
「これは家族が間違いなく食べる」「いつでも売っている」「近場で買える」「収納場所に入れやすい」「調理しやすい」といったことがポイントになります。
最初から入れやすい高さのものを選んでおけば、後で悩む必要がなくなるのです。
写真には私の知らないブランドのカレーや無印良品のバターチキンカレーが見えますが、こういったものはいつでもどこでも買えるかというと疑問。
どこのスーパーでも必ず売っているような、大手メーカーのものの方が無難でしょう。

ただ、箱がかさばるのですよね。
レトルト食品はパウチに賞味期限や調理法が書いてあるので、箱なしで問題ありません。

カップラーメンをここに備蓄するのはあまりおすすめしません。環境ホルモンの危険性があるという話を差し引いても、ストックには不向きです。
形が収納に合っていないからです。縦にしても横にしても、無駄なスペースがかなり多く出てもったいないです。
カップラーメンが好きなら買ってもいいですが、おしゃれな麻袋にでも入れてドアノブあたりにひっかけておけば事足ります。
麻袋がなければ、エコバッグやレジ袋でも大丈夫。

かわりに袋麺を買うことをおすすめします。5個パックで売られていることが多いですが、内側の袋にも作り方が書いてあるので、外袋は捨てて構いません。
どんぶりに麺を入れて熱湯を注ぎラップをして、鍋で作る場合の3倍くらい待てば、おいしく食べられますよ。

今あるものを仕分けしてみよう

とりあえず、中に入っているものを全部出してみましょう。
レトルトや缶詰が多いように感じられますね。
缶詰は備蓄におすすめです。高温多湿な日本でも耐えてくれますし、保管期限も長いです。

我が家の備蓄は缶詰が多く、子どもが食べる果物や魚中心に買っています。
缶詰を入れるなら奥側がいいですよ。わずかな差ですが、重いものを奥にした方が重心が安定して引き出しやすくなります。
真夏に被災する可能性を考えると、粉末スポーツドリンクの備蓄は良いなと思いました。私もまねします。
パック入りご飯もあるとうれしいですよね。非常食は米以外の物が多くて…。電子レンジで加熱が基本ですけれど、そのままでも一応食べられます。パサパサしますが。

やはり、外袋は捨ててしまいましょう。写真主さんはちゃんとばらして保管されていますね。

種類ごとに詰めよう

まずは缶詰を「野菜・果物系」「肉・魚系」とざっくりわけて収納することをおすすめします。我が家では魚の缶詰がなくなりやすいので、そちらを手前に置くようにしました。
缶詰は、種類が同じなら積み重ねて良いと思いますよ。賞味期限が古いものを上にして、循環しやすくするとよいでしょう。

少しスペースが足りないのでサバ缶だけ横にしてしまいましたが、この方がサバ缶であることがわかってよさそうです。このあたりは臨機応変に。
さんま蒲焼の缶詰は立ててしまってよいかと。わかりづらいのなら、よく見えるところにマジックで「さんま」とでも書けばよいです。
レトルト・パックご飯・袋麺は高さがほぼ同じなので同じスペースに並べられます。
スポーツドリンク粉末もここに。ばらつくようなら、ジッパーつき保存袋に入れて。もちろんジッパーは開けっ放しにします。

これで終わりにしてもよいのですが、引き出すたびに少しずつ動いて崩れそうな気もします。
ちょっとだけ仕切りがあった方がよさそうですよね。
おっと、まだ買いに行かないで。家にあるこんなもので何とかなります。

お高めの菓子箱。お菓子でなくても、しっかりした作りの箱なら使えます。
きっともらいものなどで手に入りますよね。今回はふたとみの両方をあてがってみて、ふたの方を使うことにしました。
ふたの側面を下にして置くのですが、側面部分は切り取りません。側面部分に缶詰の端をのせて缶詰の重さで押さえています。ずぼらですみません。ちゃんとしたいならテープで固定しても。

少し高さがあるのが気になったので、3センチくらい切り取って低くしました。パカパカしている部分はセロハンテープで固定。こういう微調整ができるところが紙のよさです。

我が家の場合はこれで終了。必要に応じてもう少し仕切りを足すのもよいでしょう。
でもあまり区切り過ぎることはないです。仕切りが少ないと、中身が少なくなった時倒れやすくなります。すると「使いづらいから買い足さなきゃ」となるのです。自然とローリングストックができるようになりますよ。
以上、ずぼらによる日常備蓄への提案でした。他の方のアドバイスもぜひ参考にしてくださいね!

◆記事を書いたのは・・・danngo
整理収納が苦手な二児の母。いかに楽をするかばかり考えています。見映えを重視することはほとんどなく「使えればいい」が決まり文句です。家事をする時間より、子どもと遊ぶ時間の方が長め。

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