「えっ今さら……」コロナで変わった4人家族の寝室事情

2020/07/13
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
新型コロナ流行で、家での過ごし方や部屋の使い方が変わった方、多いのではないでしょうか。
我が家では、寝室にちょっとした変化が起きました。

娘の赤ちゃん時代から夫婦別室

私の夫は、息子が赤ちゃんの頃は基本的に同じ部屋で寝てくれていました。
息子は夜中も普通に起きているような乳児で、深夜に泣きわめく我が子を腕に抱いたままリビングをうろうろする私を気遣ってもくれました。
ところが、息子が2歳のころに娘を出産したら状況が一変。
「娘の夜泣きがうるさい」という理由で、別室に寝るようになったのです。
「まあ、娘が大きくなれば戻って来るだろう」と考えていたのですが、娘が1歳半で断乳して夜の授乳がなくなっても別室のまま。
理由は、娘の夜泣きがおさまっていないから。
2歳を過ぎても、娘は深夜の2時3時に起きてしまうことがあり、落ち着かせるためにフォローアップミルクを飲ませるのが常でした。

ある日、私が娘を左手で抱きながら右手でミルクを作り冷ましていた時、突然別室から夫が出て来てこう言ったのです。
「ミルクを冷ます音がうるさくて目が覚めた。どうしてもっと工夫できないんだ?夜中の2時だぞ、なんで寝ないんだ、異常だぞ!」
確かに、流水で冷ましていたので音は出ます。でも離れた夫の部屋では気になるほどのものではないはず。
幼い頃、隣に川が流れていた母の実家に泊まり、雨で増水した川音も気にせず寝ていた私には信じられません。
とはいえ、夫が寝不足になって仕事に支障をきたすのは困ります。
考えた挙句、冷水を入れた容器にミルクの入ったストローマグをひたして冷ますことにしました。

流水で冷ますのより時間がかかり、その間娘が大声で泣かないよう気にして片手であやすのは大変でした。

娘が大きくなっても夫婦別室

夫が極度の神経質でなかなか熟睡できないことがわかってきたので、私は夫に同じ部屋で寝ることを求めなくなりました。
幼稚園に入る少し前くらいには夜泣きがなくなりましたが、それでも子ども達のそばで夫に寝てもらうのは気が引けます。
夫婦生活はどうしていたか、ですか?私が夫の部屋に行っていました。
通い婚の逆バージョンだと思えば。いや、夜遅く帝に召される后でしょうか。

子ども達と一緒に寝る私はさんざんです。蹴られるわ、踏まれるわ。
寝かしつけの時は、ぴったりくっついてきて幸せなのですけどね。

コロナ流行期間、夫の心変わり

5年以上にわたる夫婦別室の生活。そこに終止符を打ったのは、皮肉にもコロナによる夫の勤務形態の変化でした。
ある日の週末の夜、夫が「今日はみんなと一緒に寝ようかな」とつぶやいたかと思うと、自分の寝室からいそいそと布団を持ち出してきたのです。
短縮勤務になったため、心に余裕ができたのでしょうか。
理由を聞くと「まあ、一緒に寝たほうがいいと思って」とよくわからない答え。
そういえば、夫の仕事場は分散勤務により通常時の半分以下の人しか出勤していないそうです。
会話もほぼ禁止だそうで、人恋しかったせいもあるかもしれません。

翌日、夫に感想を聞くと「ほとんど眠れなかった」とのこと。
私は蹴られようが踏まれようが、朝までぐっすり寝ているのですが。
夫は息子の侵入を防ぐため布団と布団のすき間に座布団でバリケードを作っていたはず。
「なんとなく、近くに人が寝ているだけでも気になるんだよなあ」と。気配も消せってことですか?
それでもしばらくは週末だけ同室で寝ていましたが、ある日の週末「疲れがたまってきたから今日は向こうの部屋で寝る」と来なくなりました。
夫の事情など全く分かってない子ども達は、週末になると夫の布団を引きずって私達の寝室に運び込もうとします。

そのたびに止めるのも面倒なので、中途半端なことはしないでほしいものです。
夫は自分の寝室で寝ていても4時間くらいしか寝られないらしく、休日はいつも昼寝しています。
いつかまた同じ部屋で寝たいと思ってはいるらしいのですが、はたしてそんな日は来るのでしょうか。

コロナで変化した我が家の寝室事情を紹介しました。みなさんの家ではどんな変化がありましたか?

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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