元塾講師が教える塾代節約のコツ!お金の削りどころを知ろう
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
子どもの教育費の中でも大きなウェイトをしめるのが、塾代。
気がつくと年間数十万かかっているため、家計には負担に。
塾講師の経験から、「ここは削ってもいい」と思う部分をお伝えします。
1.模試代
年に数回は受けることをすすめられる、全国的な模擬試験。
一般的な模試代は1~2万円くらいで年間の受講料に比べればたいしたことはありませんが、続けばかなりの負担です。
模試をおこなっている会社は複数あるので、ワンシーズンに2回以上受けることもあるでしょう。
よほどのことがなければ実力が短期間で大きくアップダウンすることはないので、回数を減らしても問題ありません。
特に気をつけたいのが、学校で自主的に模試を受けさせてくれる場合。
塾と学校で同じ模試を2回受けるという無意味なことにもなりかねないので、「模試は学校で受けるので塾では必要ないです」と伝えて断って良いでしょう。
2.講習代
夏期講習など、長期休みにおこなわれる講習の内容は今までやったことの復習、応用力をつけるための演習が中心。
新しいことを学ぶわけではないので、知識が定着しているなら受けないという選択もあり。
特に真夏は塾に通うだけで体力を消耗するので、自宅で勉強する習慣があるのなら問題集を与えて復習させても。
学習が遅れていると感じる場合や家にいると遊んでばかりで勉強しない場合は、講習の受講が有効です。
3.得意科目の受講料
受験に必要な科目は全て受講させる親が多いと感じます。
得意科目と不得意科目の差が激しい子どもが時々いるのですが、たいていは得意科目でも授業を受けています。
科目を選んで受講できる塾が多いので、得意科目の授業は受けなくてもかまいません。
教える側も、「これだけわかっているなら授業を受けなくてもいいのに」とひそかに思っていることが多いです。
苦手な科目だけ塾で勉強すれば、お金だけでなく時間も節約できます。
塾に通い始める時期も重要
塾にいつ通い始めるかも重要なポイント。
中学受験を考える場合、小5から通塾を開始することが多く、小4からならより安心、小6からだと難関をねらうのはやや難しくなります。
逆に低学年から通わせるケースでは、費用に見合った効果はえられないかもしれません。
まだ基礎学力が充分でなく、学校での学習のおさらいで終わってしまうこともあるからです。
子どもの意志も尊重しながら相談で決めるのがのぞましいです。
親が勝手に入塾させてもやる気にならないことがあります。
学習意欲が低いまま塾に行かせてもあまり効果がありません。
親が進路を決めるのではなく、子どものやりたいことなどをヒアリングして塾に行く必要があるかどうかも含めて検討してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。