投資で損をしないためには?証券マンの祖父に教わった運用の極意
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
銀行の金利が下がっている現在、株式や投資信託などの投資を考える人も増えていると思います。
投資で一番不安なのは、大損するリスク。
大手証券会社に勤めていた祖父から聞いた損をしないための運用の極意をお伝えします。
むやみに動かさない
値下がりしたから怖くなって売る、値上がりしたから儲かると思って売る、どちらも短期間のうちにやるのはいただけません。
株に値動きがあるのは当たり前、あまり踊らされることのないようにしたいものです。
祖父がしつこく言っていたのは「株は長く持つことに意味がある」という言葉でした。
私は祖父の勤めていた会社の株を持っていますが、祖父には売るなと言われています。
長期で持っていれば、多少の変動はあっても少しずつ高値になっていくことが多いです。
頻繁に売り買いすると手数料がかかるという問題もあります。
夫が積み立ての投資信託をやっていて金融機関から時々「もっとお得な商品に換えませんか」と連絡がきますが、これはおそらく手数料目当て。
ずっと同じ金融商品を持つより時々乗り換えてもらった方が、金融機関側は儲かるのです。
逆に言えば客側にとっては損。「今はちょっと」と断ることにしています。
大手の安定した銘柄を買う
祖父は比較的暮らしに密着した、ある程度耳なじみのある企業の株を多く買っていました。
将来有望な上場したての会社の株を買って値上がりしたら売る、という方法が儲かるイメージがあるかもしれません。
でも、さほど実績のない小さな会社は倒産のリスクもかなりあります。
株を買うことで得られるメリットは、売買差益だけではありません。
配当金や株主優待も大きな魅力です。
そのため、安定して配当金をもらい続けられ、生活に役立つ優待を受けられることを基本として株を選んでいたのだと思われます。
祖父のパソコンには、株を保有する会社のホームページがブックマークされていていつでもすぐ見られるようになっていました。
毎日、業績などを欠かさずチェックしていたようです。
普段の暮らしは質素にする
「お金がどんどん増えるんや」と愚痴のようにこぼしていた祖父。
それならたくさん使えばいいではないかと思うのですが、普段の暮らしは驚くほど質素でした。
冬に祖父の家に行くとコートを脱げないほどの寒さで、こたつの中だけ暖かい状態。
車を手放してからは、移動は自転車かバス。バスは高齢者割引があるからというのが理由です。
お嬢様育ちで料理をしない祖母に代わって、朝昼晩自炊もしていました。
ただし、人のためなら気前よくポンと大金を支払うことも。
家族総出の新年会では10万単位の会計にも怖じず、分厚い黒革の財布を手に颯爽と席を立っていました。
せっかく得たお金も、気が大きくなって使ってしまえば意味がなくなります。
お金を稼ぐと同時に守るという姿勢が大切であることを、祖父の姿を見て学びました。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。