がむしゃら節約で迷走した主婦が思う……お金は○○ためにある

2022/01/14
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
節約主婦を目指して頑張っていた私。
頑張りすぎて倒れてしまったこともあります。
今でもやりくりには気をつけていますが、数年前とは考え方が変わりました。
お金に対する基本的な考え方をお伝えします。

お金は貯めるためのもの?

節約系の記事を見ると「年100万円貯金」など貯金に関するタイトルがずらりと並んでいることが多いです。
私も娘が生まれた頃はこういった記事がネット上にあふれているのを見て「とにかく貯めなければ」と躍起になってしまいました。
その結果、「今日はお金を使わずに乗り切れるだろうか」というようなことばかり考え、お金を使わないことが良いことのように思うようになったのです。
常に余裕がなく、自分のことが後回しになりすぎて体調を崩すなど、良いことはあまりありませんでした。

貯めることばかり考えると、大事なことを見失ってしまうようです。
お金は本来、使うためにあるもの。
一生懸命節約するのは、口座残高の数字を増やして自慢するためではなく、いつか使う時に必要な額を準備するため。
投資する場合も特定の企業を応援するためなどに、最悪ゼロになるリスクを考慮しながら使っていると言えるかと思います。
使うあてのないお金を死ぬ間際まで節約して貯め続け、「自分が死ねば子どもが使うだろう」と期待しても税金で多くを持って行かれる……むなしいですよね。
極端な話をしましたが、貯めることばかりを考えすぎると必要なタイミングでも使えなくなるおそれは充分にあります。

目的を持って貯金しよう

やみくもに節約しないようにするには、貯金する目的をはっきりさせておくことです。
教育資金や老後資金にどのくらいお金がかかるか、ネットで検索して調べておくといいでしょう。
我が家の場合、子ども達の大学入学の資金は学資保険でまかなえるため、その後の授業料を貯めておく必要があります。
それとは別に、自分達夫婦の老後資金として2,000万円前後必要と考えられます。

現在の貯蓄ペースを考えれば、夫の定年退職までにはなんとか必要額が貯まる計算になりますので、これ以上ペースアップすることは考えなくていいと思うのです。
無理して食費などを削ってしまうと老後に大きな病気をわずらう危険性もあり、そうなると今後の計画が大幅にくるって逆効果。
そうならないためにも、バランスを考えながら使うべきところにはしっかり使うよう見きわめていきたいと思っています。

ある程度貯金できてくると「もっと貯めたい」と欲が出るのはわかります。
それ自体は悪いことではないので、やりくりに無理がないかを冷静に考えて計画性を失わないようにしたいものです。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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