【この家事やめました】○○を求めるのやめました
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こんにちは。家庭料理をこよなく愛するapricot projectです。
主婦になって丸9年。今でこそ「家庭料理をこよなく愛する…」なんて言っていますが、昔はお料理を始めとする家事が大嫌いでした!
朝から晩まで働いても働いても終わりがないし、地味だし、ほめてももらえないし、毎日途方に暮れていました。一体どこに逃げたら家事から逃げられるだろう、と真面目に考えたこともあります。笑
でも今は、毎日の家事が嫌ではありません。さすがに慣れてきたと言うこともあると思いますが、楽しいとさえ思う時もあります。
思い返すと多分、○○するのをやめてから家事をするのを好きになった気がしています。かなり個人的なきっかけではありますが、記事にしてみたいと思います。
達成感を求めるのをやめました。
私が家事を好きになったときにやめたこと、それは「家事に達成感を求めること」です。
家事って本当に終わりがないですよね。
家事の意味を調べたら、「掃除・洗濯・食事の支度・育児など、家庭生活に欠かせない仕事」なんて出てきました。生きている限り、終わらないのが家事なのですね…。
主婦になりたてのころは、それまでしていた他の仕事や勉強と同じように、「終わらせること」や「より良い状態に仕上げること」を目標に家事をしていました。
でもそうすると、「おいしいごはんを作ること」「綺麗に洗濯して収納すること」「家中ピカピカにすること」などが目標になるので、達成しようと思うと1日中働かなければなりませんでした。
それに、もし上手く目標を達成出来ても、次の瞬間にはすぐまた振り出しに戻ってしまう。
それに、部屋をちらかしたり洗濯物を増やしたりして目標を邪魔する家族にいらいらしてしまうことだってありました。
でもある日、「生活の為に家事をしているはずなのに、家事の為に生活している気がする…。」と思い、その日から家事に達成感を求めるのをやめました。
やり遂げよう、終らせよう、とするのをやめました。
家事が生活の為にあるものならば、家事の達成よりも「生活」を大切にしようと考えるようになりました。
心地よく生活すること、ご機嫌で生活すること、明日も続いていくことを楽しめるようにすること、を最優先にしようと決めたのです。
家事は生活に必要不可欠。でも1日やらずに生活できないものはない。
家事は生活する上で欠かすことはできませんが、やらないからと言って死ぬような家事はない気がしています。
今でもつい「家事」に一生懸命になりすぎて「生活」を忘れてしまいそうになることがあります。
洗濯ものを終わらせたいのに宿題を見てと言われたり、
品数を揃えたいのにお腹がすいたと言われたり。
でもそんな時は家事を「達成」したい気持ちをぐっとこらえて、「自分にとって心地よい生活」に心をむけると、「大切な子どもが求めていることをしたい」と思えたり、「品数がなくても空腹なら何でもおいしいかも」なんて思えたりします。
極端かもしれませんが、イライラしながら食卓を整えるよりも笑いながら白いご飯を食べたほうがいいし、子どもの話を聞き流しながら洗濯物をたたむよりは子どもと一緒に洗濯物の上にダイブしたほうが明日への活力が湧くときもある気がします。
家事は状況に応じて様々な形に変わりやすいものですが、達成することに固執するのをやめて、「生活」のために「家事」があることを忘れなければ、心地よく家事と向き合えると思っています。
長くなりましたが…最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
記事を書いたのは…apricot project
2児の母。「軽やかな気持ちでキッチンに立つ」ことをモットーに、家庭用理の手書きレシピの発信やワークショップ運営をしています。また、日本全国のものづくりを訪ねて勉強&商品開発をしています。