収入が上がったことで崩れ始めた「我が家の家計」を分析

2021/05/30
  • 元ブラック家計。年間貯金0円から家計を立て直し年間貯金100万円を達成。小学生3人の母。もっと見る>>

貯金ゼロの赤字家計から年間現金貯金100万円へ!
元ブラック家計、サンキュSTYLEライターのoshimiです。

今でこそこのような挨拶文を書いている私ですが、数年前の我が家の家計は毎月赤字。
しかも小さなレベルの赤字ではなく10万単位の赤字を毎月叩き出した挙句現金貯金もゼロ!
焦りもゼロ!という救いようのない金銭感覚を持っていました。

数年間かけて、どうにか赤字家計から脱却。
月数万から始めた先取り貯金は年数を重ね大きくしていくことができ、今では月の貯蓄額は15万円前後を基本とできるようになりました。

その理由としては、シンプルに私が転職したことでの収入アップが大きいものなのですが、この収入アップによって、先取り貯金以外の我が家のやりくりと自分の金銭感覚が雲行きの怪しいことになっていきます・・・・・・。

収入が上がっても生活レベルは絶対に上げない!と誓っていた。(あの頃)

まず当初、収入をあげるための転職にはそれなりの覚悟をもっていて。

赤字脱却前の家計と生活スタイルはあまりにも身の丈に合わない生活をしてしまっていて。
でも1度そういった生活をしてしまっているからこそ、言葉は悪いのですが、そこから生活レベルを下げていくという行動がものすごく大変で。

収入が上がっても生活のレベルは上げないで支出を小さく暮らせるようにしていく。ということを心に誓って挑んだ転職。

そしてまず、近々の第一目標も掲げました。
とりあえず、いろいろ組みすぎな我が家のローンを片っ端から片づけたい。

第一目標が何も考えずに組んだ「200万越えの蓄電池ローン」の完済。

元々の貯金に、倍速以上になった貯金ペースにより、このローンを転職1年にして無事完済。

貯金のペースも上がり、ローンも1つきれいにできたことで、順調にすすんでいるかのように見えていた我が家の家計ですが、暗雲が少しずつ少しずつ私に近づいてきます・・・。


収入はあるんだから・・・で起こる気のゆるみ。

貯金も順調だし、大きかったローンの完済も1つ終わった。
このあたりで、気のゆるみが起きます。

ずっと封印していた「手元にある現金以上にカード支払いをしてしまうソレ」
ソレといったら、赤字時代の私の得意技。
この家計をブラック家計の元凶と私は自負しているのに・・
「大丈夫、今月だけ。」
「今、ちょっと手持ちがないだけ。」
この甘い考え方が横行していくようになります。

「大丈夫大丈夫。来月分から支払いに充てるから」

悪夢の自転車操業カード支払いふたたび・・・!!!

はい、予想通り。
1度やったらやめられない。自転車操業カード支払いが常習化していきます。

それと同時に長男の中学入学による金銭感覚がバカになるレベルの出費祭り。
成長期も重なり年齢的に上がっていく食事の消費量。食費の増大。
洋服ならなんでも着ていた次男がスポーツブランドにこだわりだすスポーツブランド出費。
そこに娘の習い事出費が立て続けに・・・。

あれ?もう何がどうなっちゃってるの??
思考力停止。
・・・・・・なんかもう!どうでもいいや~!
買っちゃう買っちゃう~だってしょうがないもん!もうなんでも買っちゃう~!
という考えることから逃げた、1番やっちゃダメなやつ。
買うことでのストレス発散モードに突入です!

パーキンソンの法則

なんでも買っちゃう祭りを開催しながらも、一応頭の片隅では電卓をはじき(はじいたところで足りないものは足りないのだが)
なぜ私はこんなことをしているんだろうと一応は冷静に考えて。
なんかこういう現象あったよな~なんだっけ、聞いたことあるんだよな。
収入が上がると支出も上がるやつ、あ、あれだ。

「パーキンソンの法則」

英国の歴史学者で政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンの著作
「パーキンソンの法則 進歩の追求」の中で提唱された法則。
支出の額は収入の額に達するまで膨張するというものです。

もう、絵にかいたような「パーキンソンの法則」中。
この本の説明文に私貼られてもおかしくないくらいずっぽり「パーキンソンの法則」中。

でもちょっと違うのは、収入アップ分の先取り貯蓄はしているから・・・まだ、マシ?

いいえ、使っているのと一緒です。

最初にもいったように、私は生活レベるは絶対に上げない!と心に誓っていました。
なので、先にいくらを先取り貯蓄にまわすかという時点で多めの金額を先取り貯蓄にまわしています。

だけど、生活費がそれによって圧迫されるのも困ると思い、生活費も以前よりは余裕をもって設定していました。

この「ちいさな余裕」が私の中で今まで我慢していた散財心に火をつけてしまったのです。
「前より大きな額があるのだからいけないことはない!」って。

この小さな「前より余裕があるんだから大丈夫」の間違った安心感が何個も積み重なることで結局毎月手元の現金以上の額を使ってしまっていたのです。

貯金額は増えても、家計がうまくまわっていないのなら、その先取り貯金は使ってしまっているのと一緒。

生活スタイルの変化とうまく付き合いながら

もちろん出費のすべてが娯楽費や無駄遣いばかりではありません。
子どもたちの成長に伴い、生活スタイルが変わっていくことでどうしても増えていく出費があるなということもひしひしと感じています。

今1番に感じるのは、食費の増大に関してはもうこれ以上はしめられないなと・・・。

だからこそ、そういったときにさっと支出を賄えるような、今度は細かな家計に関してのスマートな家計作りをしていかねばと只今思考覚悟でやりくり中。

とりあえずやはり私の場合はマインドの強化と、もう1度こまかく支出の整理をしていきたいなと思っている次第です。

収入が増えることで起こる支出の増加。
その人次第なのでしょうが、まるで空気のように飲み込まれる恐ろしい現象です。

生活費の余裕。
まず私は、ここの基盤をしっかりつけられるように頑張ろうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターoshimi
パートで働く、小中学生3人の母。主婦歴12年。その半分を散財赤字家計で過ごし貯金はゼロ!と胸を張っていた時代から、ようやく貯金に目覚め現在は我が家なりの心の満足度を高めていける心地よい暮らしを模索中。

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