他人事ではない物流難民!経験者が常備しているマルチに使える日用品3選

【備え】他人事ではない物流難民!経験者が常備しているマルチに使える日用品3選

2024/03/14
  • 食育指導士。スポーツ兄妹を食でサポートするママ。食と主婦歴20年で得た家事コツを発信しています。 もっと見る>>

主婦歴20年以上の経験と得た家事コツを発信しているサンキュ!STYLEライターのohanaです。

東日本大震災から今年で13年。当時東北に住んでいたわが家は揺れや津波の被害はありませんでしたがその後の生活が大変だったことは今でも忘れられません。

ものが届かない「物流難民」になった

ものが届かない「物流難民」になった

当時は被害の大きかった地域が広範囲にわたっていたためほとんど被害のない地域の様子は報道されていませんでした。そのため元の生活に戻ったと思われていましたが実際はその反対だったのです。

その原因はものが届かない「物流難民」。
工場が被災して商品が不足したり道路の亀裂や土砂崩れによる通行止めでものが届かない事態に。交通手段は順次解消しましたが物量が必要数を大幅に下回ったため人口の多い都市部から配送され住んでいた街は最後まで影響が残りました。

そのときに「1つでマルチに使えるものが役に立つ」という知恵を得て備えるようになりました。そのアイテムをご紹介します。

1.固形石けん

固形石けん

昔から固形石けんを使っていますが、これがマルチに使えて本当に助かるのです。

洗面所では手や顔洗いにお風呂ではからだ洗いに使えますが洗濯にも使えますよ!平常時に靴下や下着、布マスクを洗うことでその技も備えられますね。
ぬるま湯を入れた洗面器に泡立てた石けんを入れて石けん水を作りその中で押し洗いします。気になる汚れは揉み洗いしてもいいですね。そのあと複数回すすぐだけ。

有事にお風呂、洗面所、洗濯それぞれで使う専用洗剤が手に入らなくても固形石けんがあれば乗り切れますよ。

2.大きいサイズのごみ袋

大きいサイズのごみ袋

ごみ収集が滞ったり不定期になったりするので一時的にごみを保管するために大きいサイズのごみ袋があると助かります。ごみ収集の再開は生ごみなどの可燃ごみから始まることが多いため、かさばるペットボトルやプラスチックごみを分別して入れておくと収集が再開しても慌てずに出すことができます。

その他にもさまざまな使い方ができます。有事の際は底に切り込みを入れて着ると防寒になりますし二重にして耐久性を高めれば給水の際に水を入れて持ち運ぶこともできます。平常時では子どもが書初めや絵の具を使って絵を描く際に広げて敷けば汚れ防止になりますよ。

3.洗えるキッチンペーパー

洗えるキッチンペーパー

ここ数年で注目を浴びている洗えるキッチンペーパー。震災当時はまだなかったのでウェットティッシュやティッシュペーパーを使っていましたがどれも使い捨てなのでごみばかり増えていきました。丈夫で洗えるため何度か使ってから捨てられるのでごみの量が減らせるのはありがたい!さらにコロナ禍では衛生面からウェットティッシュが棚からなくなったこともありますが、洗えるキッチンペーパーを備えておけば濡らしてウェットティッシュ代わりになるので万能に使えますね。狭いスペースで保管ができるので助かります。


ただ在庫しておくだけでなくローリングストックすることで別の使い方を見つけることもできます。さらに日用品の進化も目覚ましいので他にもマルチに使えるものがあるかもしれませんよ。

災害が起きたから必ずしも物流難民になるとは限りませんし予期せぬ出来事で突然なるかもしれません。そうなったときに困らないようにご自身の生活で役立つものを備えてみてはいかがでしょうか。

■この記事を書いたのは…ohana(おはな)
全国転勤族の妻。高2、小6の母。食育指導士。アスリートフードマイスター3級取得。
主婦歴20年以上の経験と多くの趣味・興味を生かしてより生活しやすい環境を探求中。
東日本大震災を経験し災害対策を強化しています。地震や天災だけでなく幅広い災害を見据えた対策を研究しています。

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