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【大雪災害体験記】災害時実感したご近所付き合いの大切さ
元ざんねんな主婦あるみかんです。
我が家は北海道暮らし。
夫、子供2人の4人家族で、長女には重度の障害があります。
今回私たちの住んでいる街は観測史上初の大雪が降りました。
9歳の息子の身長くらいの雪が降り、家から出られなくなってしまいました。
この災害級の大雪をどう我が家は乗り越えたのかをレポートします!
大雪現場からのレポート
私は生まれも育ちも北海道。
大雪にはなれているつもりでした。
しかし今回の大雪は今までとは比較にならないものでした。
朝玄関を開けることはできましたが、そこには小学3年生の息子の背丈ほどの積もった雪。一歩も進めない状況。
車は埋まり全く出せない。
当然学校は休校。仕事もお休み。
1日中家族総出で除雪でした。
お隣のおうちにも行けないくらいの雪でした。
障害のある娘はパニック。
学校があったはずの日に急の休み。
お休みの日といえば散歩かドライブが定番なのに一歩も外に出られない状況に大泣き。
幸い食べ物や日用品の足りないものはありませんでしたが、買い物にも行けず近くのスーパーは臨時休業の情報。
さらに幸いにこの日は体調を崩している人がいなかったこと。
もし具合が悪かったら病院にも行けなかったと思います。
まさに災害。
翌朝にはやっと車が出せる状況となりましたが3日間は学校はお休みでした。
ご近所の子どもたちのパワー
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我が家のご近所さんはとてもいい方ばかりです!
そして子どもたちと同世代の子たちも多くいます。
小さい頃から、お互いの庭を行き来したり、夏は花火をしたりととてもよい関係性が作れています。
長男が学校が行きにくくななった時期も、近所の年上のお兄さん、お姉さんたちが毎日心配して迎えに来てくれて一緒に学校に連れて行ってくれました。
長女とと小さい頃から一緒に過ごしているので、自然に接してくれます。
散歩とドライブが趣味の娘が、雪で外に出られないとなって泣いていたら
近所の子どもたちの協力で少しずつ道が開けて少し散歩できて大満足でした!
大人の私たちも雪で不安な中、子どもたちの笑顔に心底救われました。
災害時こそご近所付き合いの大切さ
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災害は突然やってきます。
我が家なりに用意していたつもりでしたが、いざ外に出られないと「あれがない」「これ用意していたつもりが使えない」ということが出てきます。
それを
実感したのは、2018年9月。北海道ブラックアウトの時でした。
突然の停電。
冷蔵庫に残っていた食べ物はありましたが、いつまで続くかわからない停電が不安で、食糧を買いにお店に行くとどこも行列。
障害のある娘と、当時まだ2歳だった息子を連れて行列に並ぶのは無理でした。
そんなときに助けてくれたのは近所の人々、友人でした。
声をかけ合ったり、お互いに必要なものが違うので物物交換したり。
本当に助かりました。
今回の大雪の時も、声を掛け合って顔をみるだけでホッとしたり、除雪を手伝ってくれたり、本当に助かりました!
災害時に一番大切なことは、実は人とのつながり、ご近所の方たちなのではないでしょうか?
まずは挨拶から始めましょう
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築9年になるマイホームに住んでおります。引っ越してきて9年。
私が近所付き合いで最も大切にしていることは、あまりまだ顔なじみじゃない方へも元気に挨拶することです!
そして天気のお話をします。夏だと「暑いですね」冬だと「寒いですね」。ここから少しずつ会話が広がってきます。
そして、やっぱり大事なのがはじめが肝心です!
近所付き合いをはじめた第一歩は引っ越しのときのご挨拶です。
このときすでに娘は5歳で障害があることがわかっていました。
娘は重度の知的障害でお話をすることができず、自閉症の特性もあり、突然大声をあげたり、大泣きしたり、家から飛び出して脱走することもあり、ご近所に迷惑をかけたり、助けてもらうこともあると思ったので
娘の特性を簡単に書いたカードを作って、引っ越しの挨拶の時に渡して説明をしました。
また、我が家よりあとに引っ越ししてきた家族が挨拶に来てくれた時にも、そのカードを渡すようにしました。
そうすることで歩いていたら声をかけてくれたり、お裾分けをいただくようになつたり関係性ができてきました!
今では夏はご近所家族とバーベキューしたり、ランチしたりとても楽しいです!!
人間関係が希薄になっている今だからこそ、まずはお隣さんとの関係づくりをはじめてみることがおすすめです!
この記事を書いたのは元残念な主婦あるみかん。最近は物価高騰でやりくりが上手くできず、残念な主婦に戻りつつあります。