片付けベタこそ「引き出し」から始めよう!もう失敗せずにモノを手放すコツ

2020/03/17
  • フリーライターで2男児の母。「家族への愛情は家事の手間に比例しない」がモットーのラク家事研究家です。もっと見る>>

家の中のモノを減らしてすっきりさせたい! と思っているのに、片付けるといつも途中で挫折してしまうことありませんか? もちろん私にもよくありました。

片付け終わっていないのに、モノは散らかったまま……やる気はどこかへいってしまった……
そんな状況に愕然としてしまった経験、多くの方にあるのではないかと思います。

じつはそれって片付ける場所の順番が原因かもしれませんよ? ?

片付けはまずは小さな引き出しから

キッチンの引き出しから始めるのもおすすめ

とくに片付けが苦手な人にとって、いきなりクローゼットや押入れなど大きい収納から手を付けるのは危険。モノの量も多いため、片付けや整理整頓が難しい場所なんです。

そこでおすすめなのが、まずは小さな引き出しの片付けから始める方法。「そんな場所から片付けていたらいつまでも終わらないのでは?」などとお思いかもしれません。

しかし、片付けが苦手であればあるほど、小さなスペースから片付けを始めるのがおすすめです。

小さな引き出しなどはモノも少ないため片付けしやすく、達成感や自信が得やすい場所。小さなスペースでも片付くと使いやすくなり、他の場所も整理してみようというモチベーションにつながります。

少しずつ片付けの規模を大きくしていくことで、最終的にクローゼットや押入れ、物置といった大きなスペースの整理整頓もできるようになるはずです。

モノを減らすコツは?

片付けのカナメとなるのが、モノをいかに減らせるかということ。

何も考えず、ただ捨てればいいと思っているとうまくモノを減らせません。そのときの気分に左右されたり、どれもこれも必要な気がしたり……。難しいですよね。

なかなかモノを減らせないとお悩みなら、次のようなコツを頭に入れて作業してみましょう!

1.「いらないモノ」ではなく「いるモノ」を選ぶ

片付けするとき、多くの方が「いらないモノ」をピックアップするのではないでしょうか?

しかし、(本当にいらないかな?)(いつか使う気がする)など考えてしまい、いらないモノを選ぶ作業はなかなか進みません。

そこで逆に「いるモノ」をピックアップしていく作業に変えてみましょう! 「必要なモノ」「使うモノ」だけをセレクトし、それ以外は手放すと考えるとスムーズに片付けがはかどります。

悩んだら仮置きボックスへ一時的に保管する

片付けを進めていくと、手放すか手元に置いておくか、どうしても悩むモノが出てきますよね。そんなときは「仮置きボックス」へ一時的に保管しておくのがおすすめです。

保管後、仮置きボックスに入れておいたモノが必要な状況になったら取り出せばOK。
しかし、しばらく経っても入れたままであればは不要、つまり手放してもかまわないモノということです。

仮置きボックスへの保管は2週間や1ヵ月など自分で期限を決め、それを過ぎたら処分するのも忘れないようにしましょうね。

時間を決めて整理する

片付けは作業時間を設定して取りかかりましょう。モノを手放す・手元に置いておくという判断は意外と集中力が必要。だらだらと作業してしまうと集中力が切れ、判断力も鈍ってしまいます。

1日ですべてを終わらせよう! と意気込むよりも、毎日少しずつ作業を進めるコツコツ型がおすすめ。「1日に○個捨てる!」「1日10分片付け」など決めるのもいいですね。

片付けベタこそ引き出しの整理から始めよう!

引き出し片付けるくらいでそんな効果ある?? とお思いかもしれません。

でも小さな引き出しひとつ片付けるだけで結構大きな達成感が得られるし、「片付けられるんだ!」っていう自信にもつながる気がします。

片付けが苦手な人ほど、大きなスペースから取り掛かかって失敗しがち(実際わたしもそうでした笑)。そして「やっぱり片付けが苦手なんだ」と思い込むという負のループに……。

少し遠回りに思えるかもしれませんが、まずは引き出しから片付けを始めてみましょう! ちょっとずつ、暮らしがすっきりするはずですよ。


◆記事を書いたのは…三角園いずみ
フリーライターで2人の男子の母。「家事の手間と家族への愛は比例しない」をテーマに、ラク家事を追求しています。

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