片付けが苦手な私が(それなりに)片付けられるようになった5つの理由

2020/12/01
  • フリーライターで2男児の母。「家族への愛情は家事の手間に比例しない」がモットーのラク家事研究家です。もっと見る>>

片付けが苦手だと自覚している方は多いのではないでしょうか。実はかつて私も片付けや整理整頓が得意だなんて、口が裂けても言えませんでした……。ぐちゃぐちゃのクローゼット、足の踏み場のないリビング。ああ思い出すだけで恥ずかしくなります。

しかしそんな筆者ですが、完璧ではないものの今ではそれなりに使いやすい環境に整えられるようになりました。

片付けが得意になりたいわけじゃないけど、それなりにできるようになりたいとお悩みの方に、元片付けできない女だった私が片付けられるようになった理由をこっそりお教えします!

1.捨てて、捨てて、捨てる!

片付けができるようになった理由、栄光の第1位は「物を減らしたこと」です。

物は多ければ多いほど管理に手間がかかり、逆に少なければ少ないほど減ります。つまり片付けや整理整頓のしやすさは、物の量に左右されるということ。したがって片付けや整理整頓が苦手な人ほど、物の量は減らす必要があります。

物が少なければ整理収納について頭を悩ませる必要もなくなるんですよね。片付けスキルをあれこれと身につけるよりも前に、まずは物を減らすことが重要だと感じました。

2.「面倒」を上回るメリットを知る

私が片付けができなかったのには「面倒だから」という理由もありました。片付けや整理整頓はできていなくても、それなりに生活できてしまうもの。そのため面倒だからという理由で、つい後回しにしてしまいがちでした。

厄介なことに一度面倒だと思うと、なかなか取りかかれなくなってしまうんですよね。無意識のうちに理由をつけてやらなくなってしまうんです。

面倒だと思う気持ちに打ち勝てたのは、それを上回るメリットがあることに気づけたからだと思います。

片付けや整理整頓できた部屋で過ごす快適さ、気持ちのよさや便利さなど……大きなメリットがあると身を持って理解できると、面倒さを乗り切る気力が湧いてくるようになりました。

3.片付けとは小さなタスクの積み重ねと心得る

片付けや整理整頓が苦手な私にとって、それらは大掛かりな作業でした。面倒で溜め込んでからようやく作業にとりかかるのですがから、そりゃあ大掛かりな作業になりますよね!笑

片付けや整理整頓は日々の小さな作業、タスクの積み重ねなんです。タスクが小さいうちに取りかかれば、かかる負担も少なくてすみます。

生活の中に小さな片付けタスクをうまく組み込み、ルーティン化することで自然と片付くしくみを作れるようになりました。

4.片付けが得意な方のSNSをゴールにしない

片付けや整理整頓が得意な方のSNSを見て、こんなふうになりたい! と思うのはやめました。つい片付けができていない自分の状況と比べてしまい、気持ちが落ち込んでしまうんですよね。

SNSでは美しく整った状況を切り取った画像が投稿されることが多く(自分だって”盛れた”画像を投稿しますよね!?笑)、比較対象としては適切といえません。

モデルルームと自宅を比較するのと同じようなものだと私は考えています。

もちろんSNSで見かけた素敵な部屋を片付けのモチベーションにしたり、インテリアの参考にしたりするのは効果的だと思います。

5.自分や家族が快適に過ごせる環境がゴールだ

じゃあ片付けや整理整頓はどこがゴールなのか。それは「自分や家族がそれなりに快適に過ごせる環境」だと考えます。

それなりに快適に過ごせる環境とは、スムーズに生活できる環境。何かやろうとしたときに、物をどかす必要がない、探し物をしなくてすむような、生活に滞りがない環境が私にとってのベストかなと今は思っています。

もちろんゴールは家族環境やライフスタイルによって変わり、家族の数だけ答えがあるものです。自分なりのゴールを見つけ、そこへ向かえるようになったら、片付けや整理整頓も自然とできるようになるはずです。

片付けは完璧じゃなくていい!

片付けや整理整頓は完璧にできるようになる必要はありません。苦手だと感じている人に限って、目標を高々と掲げて、達成できずに諦めてしまうという悪循環に陥りがちです。

まずはできることから始めてみましょう。引き出し1段からでいいんです! 少しずつ達成感を手に入れて、自分は片付けできるんだという意識を持つことも効果的です。

片付けのハードルはもっと低くていいと思うんです。 自分や家族が住む環境は、自分や家族が快適に過ごせればそれでOK。気負わず、片付けや整理整頓にとりかかってみてくださいね。

◆記事を書いたのは…三角園いずみ
フリーライターで2人の男子の母。「家事の手間と家族への愛は比例しない」をテーマに、ラク家事を追求しています。

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